要約 イネ科植物体上に生息する日本産フザリウム属菌の分離、分類・再評価を行い、32種2変種を再確認すると共に、2新種、1日本新産種を明らかにした。本属の分類学上では新規の形態形質と、形質評価に必須の光...
要約 土壌面の溝底では、土壌水分の減少と塩類集積が遅れ、地温の日変化が抑制される。そのため、乾燥地で深さ5cm程の溝底に播種すると、作物の発芽・生育が促進される。 背景・ねらい 乾燥地の農業は、これまで...
ブドウ(安芸クィーン)の着色向上に対する果房遮光と反射マルチの効果
要約 ブドウ「安芸クィーン」の着色向上には、果粒軟化前(満開30~37日後)から2~3週間の黒色遮光袋による果房の遮光と、収穫前2~3週間の反射マルチ処理が効果的である。 背景・ねらい ブドウ「安芸クィ...
要約 青みず(山菜の一種)の畑地栽培は、茎伏せで増殖した苗を翌年移植する。栽培ほ場は遮光資材を用い弱光条件とし、かん水を行い土壌の乾燥を防止する。施肥は窒素、燐酸、加里とも成分で年間a当たり1.4kg程度施...
要約 大豆種子の発芽試験の発芽床に、 0.7%の寒天を用い、は種時に発芽に必要な種子吸水量の不足分を注水すると、途中の水分管理が不要なうえ、砂およびろ紙発芽床法に比較して、簡便で安定した発芽力の測定がで...
要約 ナスの果実が結露していない日中にも、強日射条件下で’ハの字型’の果皮障害が発生し、がくの裏面組織より浸出するヤニ状物質の果皮への付着がその発生を助長する。遮光資材の内張により、障害発生率が低下す...
要約 ハウス栽培「幸水」の結実・樹体管理技術として、せん定では予備枝や短果枝を積極的に利用すること、着果量は8000果/10アール程度を基準とし、夏期管理では新梢引き起こし処理等を行い、収穫は露地栽培に比...
TTC(トリフェニルテトラゾリウム塩)染色による水稲種子籾発芽能力推定のための調査条件
要約 TTC染色による水稲種子籾の発芽能力を推定するには、半分に切断した種子籾を濃度0.025%・温度30℃・暗黒下・1時間浸漬により完全に赤色に染色した胚の比率を調査する。 背景・ねらい TTC染色による水...
シロバナチョウセンアサガオ・オオオナモミの開花性と刈り取りによる防除
要約 シロバナチョウセンアサガオの開花には、温度、オオオナモミの開花には、日長が大きく関わっている。シロバナチョウセンアサガオでは8月下旬、オオオナモミでは9月以降の出芽は、登熟しない。また、防除に...
要約 春先の出荷で問題となるアルストロメリアの花飛びは、冬期の6時から18時の間、地表で1000または3000ルックスになるように補光することにより著しく減少できる。 背景・ねらい 平成4年頃から、採光条件の不良...
シロバナチョウセンアサガオ,オオオナモミの開花性と刈取による防除
要約 シロバナチョウセンアサガオの開花には、温度、オオオナモミの開花には、日長が大きく関わっている。シロバナチョウセンアサガオでは8月下旬、オオオナモミでは9月以降の出芽は、登熟しない。また、防除に...
要約 大型アカイカを集魚灯により、効率的に集魚するため、操業時に様々な光条件下においてアカイカ眼球のサンプリングを行い、網膜の状態について調べ、集魚灯の影響について検討した。釣獲直後のアカイカの網膜...
要約 内湾海底泥中に存在する直接計数の困難な有鐘繊毛虫類シストの定量法を開発した。この方法を北部広島湾で適応した結果、シストの密度は0.2~4.5個体/g湿泥の範囲にあり、プランクトンとして多く出現する海...
分子マーカーを用いた稲幼植物の低温枯死抵抗性に関する遺伝子座の推定
要約 インド型品種を育種素材として用いた場合,幼植物の低温黄化・枯死が問題 となる。RFLP(制限酵素断片長多型)マーカー利用による解析により,低温枯死抵抗性の遺伝子座が,第1,3,11染色体上に存在すると推定し...
要約 東南アジア降雨林の優占樹種、フタバガキ幼樹の直達光下での枯損原因は、樹体内の通水機能が低く、蒸散量調節のため日中気孔閉鎖し、光合成能が極端に低下することによることを解明した。 背景・ねらい 東南...
分子マーカーを用いた稲幼植物の低温枯死抵抗性に関する遺伝子座の推定
要約 インド型品種を育種素材として用いた場合、幼植物の低温黄化・枯死が問題となる。RFLP(制限酵素断片長多型)マーカー利用による解析により、低温枯死抵抗性の遺伝子座が、第1、3、11染色体上に存在する...
要約 アネモネのセル成型苗は、慣行ポット苗に比較し、総収量は劣るものの良花収量では大きな違いが無く、省力性の面から実用的である。セルトレイは72穴を使用し、4月が播種適期で、栽植密度はa当り1,400株が良...
メロンの生理障害「うるみ果」の発生を軽減する施肥法と体内栄養条件
要約 メロンの「うるみ果」は、成熟期の日照不足により多発する生理障害であるが、被覆肥料を用いた全量基肥施肥によりその発生が軽減される。被覆肥料の緩やかな肥効特性により果実肥大期の葉柄および果実の糖濃...