発芽期に冠水処理を行った大豆の根端のタンパク質発現量と代謝産物量の変動
要約 発芽期に冠水処理を行った大豆の根端では嫌気呼吸やGABA蓄積経路だけでなく、尿素回路やTCA回路からオキサロ酢酸経由でPEPに代謝される経路等の代謝活動も活発化する。 キーワード 大豆、発芽、湿害、冠水処...
省力栽培が可能な短側枝性・雌雄同株型メロンF1品種「フェーリア」
要約 「フェーリア」は、短側枝性で雌雄同株型のF1品種であり、側枝の摘除と余剰果の摘果のための作業を大幅に短縮できる。 キーワード 雌雄同株型、省力、短側枝性、メロン 背景・ねらい わが国のメ...
低温ストレス耐性を示す大豆褐毛系統は葉のフラボノイド・組織抗酸化活性が高い
要約 低温処理により大豆褐毛系統ではケルセチン・イソラムネチン配糖体が、白毛系統ではケンフェロール配糖体が蓄積し、葉の抗酸化活性は褐毛系統のほうが高い。褐毛系統より白毛系統のほうが低温処理により葉が...
要約 アカアマダイの種苗生産技術開発で問題となっている初期の大量死亡を防止することを目的に、これまでに24時間照明の効果を明らかにしたが、その理由については不明なままであった。今回、24時間照明により自...
要約 イセエビ幼生の走光性を利用して効率的に飼育するためのシステムを開発した。システムは一対の円型水槽が連結した構造で、連結部の仕切板の着脱によって水槽の分離、一体化が可能である。飼育は一方の水槽で...
要約
センリョウは、挿し木を湛水状態で行うプール挿しにすると、発根率が高く、発根本数やシュートの発生本数が多い良質な苗を作出できる。増殖率は、2年生枝を用いて茎挿しを行うと、...
シロイヌナズナの光によるFT遺伝子発現誘導にはジベレリンが必要である
要約 シロイヌナズナにおいて、長日処理によるFT遺伝子発現誘導にはジベレリン(GA)が必須であり、日長処理時の光量と光質が影響する。さらに、FTタンパク質と比較して効果は小さいながらもGAがフロリゲン様作...
背景・ねらい
アカアマダイは体色が赤く鮮やかな上,白身で上品な味のため関西では珍重され,特に若狭で漁獲され一塩されたものは「若狭グジ」と呼ばれ、京料理には欠かせない魚となっている。また,近年多...
大豆発芽時の湿害に対する代謝応答はTCA回路やGABA代謝が関係している
要約 冠水ストレスにより大豆発芽時の代謝は大きく変動し、クエン酸、イソクエン酸、フマル酸、GABA、アラニンの変化が強く影響を与えている。嫌気呼吸により糖含有率が低下し、TCA回路とGABA-shunt経路に関わ...
トルコギキョウ秋冬出荷のための間欠陽光照射による暗黒低温処理育苗
要約 高温で育苗したロゼット化苗を10℃の暗黒で低温処理する際に、7日毎に1日の陽光処理により苗の腐敗が無く、定植後、正常に生育する苗を育苗できる。連続電照法に比べ、6倍のトレイを収納できるため、3.3m2...
リンゴの果皮アントシアニン蓄積に関するQTL マッピングと受光環境の影響
要約 リンゴ系統の果皮アントシアニン蓄積能力は、基本的な果皮色(赤/黄)を決定するRf 遺伝子座と、複数のマイナーなQTL によって決定される。受光環境によっては、特定のマイナーQTL寄与率が増大し、Rf 遺伝...
要約 エラータム系デルフィニウムを遮光率90%以上の強遮光条件で育苗した場合、定植までの早期抽苔を防止し、秋出し栽培に利用できる。 キーワード デルフィニウム、育苗、遮光、早期抽苔、秋出し栽培 背景・ねら...
カブ類の色素および辛味成分を保持した簡便な乾燥による食品素材化技術
要約 カブをスライス後60℃以下で熱風乾燥することにより、アントシアニン、イソチオシアネートを保持したまま簡便に乾燥粉末化が可能であり、それを冷暗所で保存すれば1年後でも利用可能である。 キーワード カ...
キーワード チャ、チャノホソガ、三角巻葉、二番茶、荒茶品質 背景・ねらい チャノホソガはチャの新芽を加害し、被害芽の三角巻葉の混入は荒茶品質を低下させる。本種による被害を予測するためには、被害程度と荒...
ハウスミカンにおける収量とプラントキャノピーアナライザーで推定した加温前の葉面積指数との関係
要約 ハウスミカンにおける葉面積指数は、プラントキャノピーアナライザーで簡易に推定できる。また、加温前の圃場面積あたり葉面積指数が大きいほど、10aあたり収量が高くなる傾向がある。 キーワード ハウスミ...
要約 秋作の施設栽培において、サラダナでは生育期間中の1日あたりの日射量が2.0MJ/m2以上では、植物体内の硝酸イオン濃度へ及ぼす影響は小さいのに対して、チンゲンサイでは、1日あたりの日射量が少ないと硝酸イ...
背景・ねらい 静岡県御前崎周辺の榛南海域における藻場の修復と適切な管理のため、藻食性魚類の分布や生態、藻場に対する影響を明らかにし、藻食性魚類に対する食害防除策を検討した。
成果の内容・特徴
要約 イッポンワラビ(赤コゴミ)の促成栽培において、根株を養成する場合、遮光することで根株の生長が良くなる。また、塊茎ごとに分割して1年間養成すると根株重は約2倍となる。促成栽培は、1月中旬以降に開始し...
要約 キャベツの硝酸イオン濃度と、収穫時期、環境条件と硝酸還元酵素活性、施肥条件、微量要素の葉面散布及び品種間差異等の要因との関係を明らかにし、それに基づき策定した低硝酸化技術マニュアルにより、結球...
ホウレンソウのアスコルビン酸含量は遮光除去後2日程度で回復する
要約 高温期の遮光により減少したホウレンソウのアスコルビン酸含量は遮光資材の除去後2日程度で無遮光と同レベルまで回復する。この回復は水分含有率の低下による濃縮と強光条件への変更に伴うアスコルビン酸の...