要約 高品質の温室メロンを生産するには、定植から収穫までの温室内積算日射量は350MJ/m2以上が必要であり、東西棟のフェンロー型温室は、寡日照となる秋冬期においてもほぼこの条件をみたしている。 キーワード ...
トラクタ搭載式分光反射測定装置による「コシヒカリ」の生育診断
要約 天空地上同期測定型分光反射測定装置はトラクタに搭載して,走行しながら「コシヒカリ」の窒素吸収量の測定が可能である.また,本装置は天空光が変動する条件下においても安定した計測精度を得ることができ...
要約 ジーンバンク所蔵の日本産フザリウム属菌の分類学的再評価を行い、1新種、2日本新産種を明らかにした。本属菌の分類学上の鑑別形質を分子系統学的解析結果と対応させて評価するには光条件の制御が極めて有効...
要約 イチビの開花開始時期は出芽時期とその後の光環境により決定され、発芽能獲得時期は開花時期の遅いさく果内の種子ほど早く、発芽能を獲得してからの経過日数が長くなるほど休眠性は高くなる。 背景・ねらい ...
要約 秋から冬の寡日照期における温室メロンの生育は、フェンロー型温室の方が、従来のスリークォータ型温室での栽培に比べて、葉の着生方位、高さに対する面積重が均一化しており、透過光を植物体全体で効率的に...
要約 実生ワルナスビは出芽後30日頃から急速に伸長し、出芽後5日目の双葉展開時期に地上部が切断されても再生能力がある。さらに、出芽後30日目の地表面から10cmまでの平均根径が1~1.5mmに達した根では萌芽能力...
要約 ソラマメの夏まき栽培における一条3本L字仕立て法は、栽植株数や収量は現行の二条4本U字仕立て法とほぼ同程度であるが、整枝、誘引作業において大幅な省力・軽作業効果が得られる。鹿児島県農業試験場・熊毛...
要約 日射しが強まる5~8月において、ワサビ主根茎の発達に適する遮光率は50%程度で、このような条件下の日平均日射量は 5.1~ 6.4MJ/m2となる。遮光率が30%前後では腋芽の生育が旺盛となり、70%前後では株全体の...
要約 ギョウジャニンニクの種子繁殖の安定化のため、最適発芽条件を解明した。種子の発芽適温域は20℃±2℃と狭く、暗所での発芽は明所での発芽に比べ優り、取り播きで播種する方がよい。 背景・ねらい ギョウジャニ...
要約 密植園では間伐をすることで、受光条件など生育環境が良くなり、生育層の改善や生産性の向上が図られる。 背景・ねらい
ギンナンは、傾斜地を利用できる作物として県内の中山間地域に導入されている。...
要約 天空照度を水稲群落の反射光とほぼ同時に測定することにより測定値を標準化する天空地上同期測定型分光反射測定装置を開発した。550nm、660nm、830nm、1100nmおよび1650nmの5波長の測定により、乾物重を、...
要約 ホウレンソウ栽培においては、夏まき栽培、秋まき栽培、冬まき栽培の順にビタミンC及びβーカロテン含有量が高まり、これらの栄養成分は低温条件下で増加する。また、夏まき栽培ではこれらの栄養成分含有量は...
要約 光条件に関係なく黄色の繭をつくる天蚕を固定した。この黄色の繭の色は緑色に対して劣性形質であり、常染色体上の劣性の単一遺伝子により発現する。黄色繭と緑色繭をつくる天蚕では、飼育および繰糸成績にお...
要約 三重県内のトウモロコシ栽培において、イチビ群落とトウモロコシの光競合条件下では雑草害を回避し、埋土種子量を増加させないための除草必要期間はトウモロコシ播種後約25日間である。 背景・ねらい トウモ...
人為撹乱に対する林床稚樹とササの生理生態学的適応能の予測と制御
背景・ねらい 北方広葉樹林の林床はササに覆われている場合がほとんどで、林冠を構成する樹種の稚樹の生存、成長は、上層林冠だけでなくササ群落によっても大きく影響を受ける。従って、ギャップ形成などの撹乱に...
背景・ねらい 熱帯雨林の気侯形成に及ぼす影響を評価するためには、森林・大気間の蒸発散を含むエネルギー交換を推定するだけではなく、これらが環境条件に応じてどのように変化するかを明らかにすることが重要で...
冷夏長雨年のナシ「幸水」の果実肥大率低下指標による品質と花芽着生率の早期診断
要約 多雨寡日照によるナシ「幸水」の果実品質と花芽着生率の低下は、果実肥大率の推移による診断が適する。その指標は当年の満開後60日目からの果実肥大率が、平年との差で-8%に達したときである。 背景・ねら...
宿根性スターチス「ブルーファンタジア100」のマルチ効果と施肥法
要約 宿根性スターチス「ブルーファンタジア100」栽培では、アルミ蒸着フィルムマルチの利用により切り花の収量および品質が向上する。マルチ条件下の施肥は、a当たり窒素成分で基肥2kgと追肥2kg/年の分施か、360...
要約 高温対策として遮光栽培するミニトマトにおいては、50%遮光中の葉温は気温より低く、盛夏時においても寄生蜂を利用したコナジラミ類、マメハモグリバエの防除が可能である。宮崎県総合農業試験場・環境部・...
実験室内で塊茎形成を比較観察できるショクヨウガヤツリ簡易培養法
要約 ショクヨウガヤツリを寒天培地で、10および16時間日長で培養することにより、省スペースで連続的に塊茎形成が比較観察できる。10時間日長では、約3週間で塊茎が形成され、16時間日長では塊茎が形成されない...