要約 果実発色促進装置により、着色不良のリンゴやブドウの果実を収穫後に着色改善できる。本装置はアントシアニン蓄積に最適な光条件と温度条件を冷蔵貯蔵庫内で保持でき、装置の構成品を調整することで、形状や...
交信攪乱による交尾遅延に伴うメスの老化がフジコナカイガラムシの生殖に与える影響
要約 フジコナカイガラムシのメスのフェロモン量は、成虫となってから約30日でピークに達し、老齢個体が若齢個体よりも多くのオスを誘引する。交信攪乱法による交尾遅延は、老齢個体の割合増加を促し、産卵数の多...
要約 主に短梢せん定ブドウを対象とした果実保護ネットは、棚下で簡易に設置できるため、脚立や踏み台などが不要な果実の防鳥獣資材である。本資材により、鳥獣害対策にかかる作業の省力・安全化ならびに高い防鳥...
ブドウ「シャインマスカット」のマスカット香を保ちやすい貯蔵温度
要約 ブドウ「シャインマスカット」のマスカット香およびその寄与成分は、10℃で貯蔵し続けた場合に最も保たれやすく、0℃で4週間程度貯蔵すると減少する。しかし0℃貯蔵後に香りが減少した後でも、再び10℃で保持す...
要約 白紋羽病に罹病した樹の周辺土壌の表面に50°C温水を点滴して病原菌を殺菌する温水治療技術マニュアルを実施することにより、ナシ、リンゴおよびブドウの罹病樹を効率的に治療できる。 キーワード 白紋羽...
成熟期ブドウ果粒への低温と光の同時処理は相乗的に果皮の着色を促進する
要約 ブドウ果皮のアントシアニン含量は、低温と光の同時処理により相乗的に高くなる。また、アントシアニン合成関連遺伝子群の発現は温度と光に対して異なる反応を示すが、VlMYBA1-3およびF3'5'H
要約 ブドウ黒とう病菌を切葉に接種後、形成された病斑数と病斑径を測定することによって、定量的に黒とう病抵抗性の品種間差異を評価できる。 キーワード ブドウ、黒とう病抵抗性、病斑径、病斑数 背景・ねらい ...
要約 有機物長期連用ブドウ園の表層0-10cmにおける土壌炭素濃度は、稲わら表面施用では3年、牛ふん堆肥では10年程度、バーク堆肥では20年程度の施用で増加が見られなくなる。一方、草生管理は下層(深さ20-30cm)ま...
要約 有核栽培したブドウ「安芸クイーン」の雨よけおよび露地栽培では満開後70、80日頃に最高気温が高く、最低気温が低いと収穫時の果房の着色歩合が良い。加温栽培では、満開後70日頃の最高気温が低いと着色歩合...
セルトレーを用いたブドウ「ピオーネ」の効率的な挿し木苗生産技術
要約
ブドウ「ピオーネ」の挿し木育苗に市販の固形培地を充填した72穴セルトレーを用いると、育苗圃の小面積化が図られるとともに、成苗率が高い。また、穂木基部の切り口を接着材でコー...
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
要約 根域枠にスリットを有するコンテナを用いて連結させ、用土はマサ土とバーク堆肥の混和工程を省略することで設置が簡易で、根域の大きさが自在の栽培ができる。この方式により、定植2年目で成園並の収量と果...
ブドウ果房への低夜温処理は、着色開始期のABAを増加させ、着色を改善する
要約 ブドウの着色は果房への低夜温処理により促進され、高夜温処理により抑制される。低夜温で着色が促進された果皮の着色開始期のアブシジン酸(ABA)含量は高く、逆に高夜温で着色が抑制された果皮のABA含量...
ブドウ「巨峰」の高うね根域制限栽培による新梢伸長抑制と根量増加および果実品質向上
要約 ブドウ「巨峰」は防根シートを利用した高うね根域制限栽培を行うことによってベレゾーン以降の新梢伸長が抑制される。また、主幹から1mで深さ40cm以内に分布する根が増加する。さらに、糖度、着色など果実品...
要約 樹冠占有面積25m2のブドウ「デラウェア」を適正に生育させるために必要な最少土壌容積は0.75m3であり、土壌改良範囲は慣行(幹から半径1.8m、深さ30cm程度)の1/4に縮小できる。深さ30cmで改良を行う場合、...
早期成園化と管理作業の省力化に適したブドウの独立型トンネル栽培
要約 ブドウのトンネル栽培において、トンネル毎に独立した棚施設を開発した。この施設に一文字型整枝で密植された「ピオーネ」は、植栽4年目で成園化し、慣行の平棚トンネル栽培に比べて早期成園化が可能となる...
要約 無核「ピオーネ」の短梢栽培において、開花開始期(花穂整形時)にブドウ棚の副線位置(第6節前後の節間)で新梢をねん枝し、さらに満開期(第1回目ジベレリン処理時)に副線位置から先の各節間をねん枝する...
要約 パッションフルーツの養液土耕・電照栽培において、収量が多く、作業性が良い整枝法はT字型整枝とつり下げ型垣根整枝である。 キーワード パッションフルーツ、養液土耕栽培、電照栽培、仕立て法 背景・ねら...
ジベレリン処理種なしぶどう「デラウェア」、「バッファロー」の垣根栽培新方式
要約 生食用ぶどうの垣根栽培は早期成園化が図られる。栽植4年目までの10a当たり累積収量は棚栽培の約3倍。収量当たりの作業時間は短い。負担が大きい「上向き・腕上げ」姿勢は棚栽培より大幅に少なく、作業姿...
各生育ステージの温度処理がブドウ「安芸クイーン」の着色に与える影響
要約 着色開始期以降では20℃は30℃に比べ着色を促進する。とくに着色開始後1~3週目の気温がブドウ「安芸クイーン」の着色に与える影響が大きい。 キーワード ブドウ、着色、安芸クイーン、温度 背景・ねらい 広島...
要約 ハウス加温栽培の砂質ブドウ園において、肥効調節型肥料とかん水タイマーを組み合わせた安価なかん水施肥装置を用いることで、施肥量やかん水量を1/2以下に減らしても慣行栽培と同等の収量、品質が得られ、...