オホーツク海沿岸域での流氷後退時期が植物プランクトンブルームに及ぼす影響
要約 流氷期の北海道オホーツク海沿岸域の海洋環境の特徴と流氷後退時期の年変動の関係を明らかにするため、紋別周辺沿岸域の海洋環境モニタリングデータ...
移動作業型フィールドサーバを用いた広域・精細モニタリング手法
要約 開発した移動作業型フィールドサーバは、高積載量を実現し不整地を安定移動できる6脚歩行ロボットと、軽量・省電力で広範囲の作業領域をもつロボットアームを備えており、従来型フィールドサーバよりも高度...
森林観測ネットワークで気候変動の影響を探る -タワーを用いた二酸化炭素吸収量(CO2)の把握-
要約 観測マニュアルの作成を行い、機器やソフトウェアの標準化によりタワーを用いたCO2吸収量観測体制を充実させました。この長期タワー観測から、落葉広葉樹林の夏のCO2吸収量は常緑針葉...
北海道太平洋沿岸域における海面クロロフィル濃度の季節変動と海洋環境との関係
要約 衛星リモートセンシングによる海面クロロフィル濃度データを用いて、北海道太平洋沿岸域のクロロフィル濃度を面的に捉え、これと調査船調査で得られた海洋環境との関係を調べた。その結果、襟裳岬より東側海...
要約 人工衛星で観測された海面クロロフィルa濃度は現時点で唯一利用可能な広範囲、高頻度に観測されている生物データである。最適内挿法を用いて欠測域を補間するために必要な海面クロロフィルa濃度変動の時空間...
群落光吸収率・光利用効率の遠隔評価のための新反射スペクトル指数
要約 反射スペクトルデータから群落光合成パラメータを精度よく安定的に評価するための新規指数を策定しました。リモートセンシングによって作物群落や陸域生態系のバイオマス生産量・CO2フラックスを広域的に評...
オホーツク海沖合域での一次生産量の季節変動特性とリモートセンシング技術への応用
背景・ねらい
オホーツク海は冬季の一時期を海氷によって覆われるという特色を持つ、日本周辺でも独特な海域である。それゆえ地球温暖化の海氷への影響に伴い環境と生態系の急激な変化が危惧される海域の1...
水稲作付地を衛星搭載レーダと地理情報を用いて確実に精度良く検出する技術
要約 田植期と水稲生長期の衛星搭載レーダ(SAR)画像から水稲作付地を抽出し,さらに,非水田域を示す地理情報を重ねてSARによる誤抽出を取り除く。この技術では,天候によらず結果が得られ,「調整水田」を除外で...
リモートセンシングと生態プロセスモデルの協働によるCO2フラックスの動的評価手法
要約 土壌-植物-大気系の熱・水輸送および光合成過程のプロセスモデルのパラメータをリモートセンシング実測値によって随時最適化する協働システムを構築した。これによりCO2フラックスや植物生長,土壌水分等の...
水稲単作田の熱収支とCO2フラックスの通年データセットの構築
要約 FLUXNETの標準的な手法を用いた観測結果に基づき,水稲単作田のフラックスデータセットを構築した。非耕作期間を含む通年の熱収支諸項や,CO2フラックス,気象要素の30分値が,一定の基準による品質管理を施...
トラクタ搭載式分光反射測定装置による「コシヒカリ」の生育診断
要約 天空地上同期測定型分光反射測定装置はトラクタに搭載して,走行しながら「コシヒカリ」の窒素吸収量の測定が可能である.また,本装置は天空光が変動する条件下においても安定した計測精度を得ることができ...
要約 農耕地生態系を中低高度からリモートセンシングするための新たな分光デジタル画像計測システムを試作開発した。スチル写真やビデオ観測では不可能であった可視~熱赤外域の波長別画像を高精度で連続的に取得...
海色リモートセンシングを用いた海洋における全球規模の基礎生産の推定
要約 海色リモートセンシングで得られたクロロフィル濃度から基礎生産量を推定するアルゴリズムを改良した。そのアルゴリズムを用いて、全球での基礎生産の分布と、全球での生産量を推定した。 背景・ねらい 海色...
要約 タイに見られる典型的な熱帯林(山地常緑林、季節林、マングローブ林)を衛星リモートセンシングと地理情報システムを用いて、システマティックに調査し、その季節変動と経年変動の動態を明らかにした。 背...
要約 熱帯の焼畑分布地域におけるダム集水域の流域管理を目的に、焼畑地の分布密度を指標とした土地荒廃の状況を空間的、経時的にモニタリングする手法の開発を行ない、対象ダム集水域において土地保全対策を重点...