高糖分WCS用稲を微細断し高密度輸送・サイロ調製する収穫体系
要約 高糖分WCS用稲「たちすずか」などを長稈対応微細断収穫機(ワゴンタイプ)で収穫し、ダンプトラックで飼料基地や牧場まで高密度輸送し、バンカーサイロなどで調製する体系により、片道輸送時間20分~30分の近...
要約 大豆品種「シュウリュウ」は、東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスに強く、収量が安定して多く、しわ粒が少ない白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生の早、ダ...
要約 放牧を利用した耕作放棄地解消に適するシバ型草地は、造成に多くの経費と労力を要していたが、「センチピードグラス播種法」と「シバ糞上移植法」により省力・低コストの草地造成が可能となる。 キーワード ...
要約 くし状のこぎ歯を備えた縦置き直流型こぎ胴と2番還元横送りオーガを改造した単粒化処理機構から構成される脱穀選別機構である。エンジン出力に対する脱穀所要動力の割合は1割程度である。 キーワード 脱穀選...
稲WCSと野菜及び加工を組み合わせた中山間集落営農法人の付加価値向上
要約 中山間集落営農法人では、主食用米の低価格、米の直接支払交付金の削減の下では、主食用米の作付を中止し、専用種を用いた稲WCSの作付面積や水稲作業と競合しない野菜の作付面積・加工量を拡大することによ...
要約 半年程度の気温観測値からアメダスポイントとの地点間温位差推定モデルを作成することで、50m解像度の日平均・日最高・日最低気温データを、アメダスの全観測期間において作成できる。これは、圃場単位での...
農産物直売所が都市部に仮設店舗を開設するビジネスモデル「出張直売」
要約 出張直売は、農産物直売所が定期的に都市部に出向き、仮設店舗で手持ちの商品・人員から始めることができる対面販売型のビジネスモデルである。客足は短い販売時間に集中し、改善を積み上げつつ長期に取り組...
二重ネット工法を用いた畦畔法面におけるシバ(Zoysia japonica)の植栽技術
要約 農家や農業生産組織の組作業で行える二重ネット工法によって、急傾斜の畦畔法面においても、シバの植栽は容易にできる。植栽時に床土を入れることでシバ被度の拡大効果は大きい。 キーワード 畦畔法面、二重...
六フッ化硫黄を用いた中山間地域斜面における地下水の年代推定法
要約 大気中で濃度の上昇を続けている六フッ化硫黄を指標として用いて、中山間地域斜面の地下水流動場において、現代から数十年程度の近年の地下水年代を推定する手法である。得られた年代情報に基づいて異なる流...
要約 牛の移動等を記録した野帳から、牧区別、月別、個体(牛)別の放牧履歴を集計するプログラムである。牧区別・月別の放牧頭数及び牧養力、個体別の放牧履歴の把握が可能になり、牧養力向上に向けた草種選定など...
要約 水田飼料作経営が、限られた労働力で経営の安定化を実現し、飼料増産を図るには、稲の飼料化のみでは限界があり、デントコーン等の導入が必要である。デントコーンの生産コストは飼料用稲の2分の1以下であり...
ラオスにおける多様な非木材林産物は農家経済にとって高い有益性を持つ
要約 ラオス中山間地域では森林から400種類を越える多種多様な非木材林産物が採集されている。その9割が自家消費であり、中でもキノコ類は周年的に採集されており、安定した食料となっている。また、ホウキグサな...
要約 インドシナに広く分布する小型のコイ科魚類Rasbora rubrodorsalisは、ラオス中山間農村の重要な食料タンパク源である。本種は短命で、年に複数回世代交代しながら、周年繁殖している。こうした生態...
地域防災のためのスマートフォンを活用した雨量観測・閲覧システム
要約 局所的に発生する雨量データを収集・記録・配信する雨量観測ツールと、配信された雨量データをスマートフォンでリアルタイムに示す閲覧ソフトを備えたツールからなる簡便なシステムを開発し、豪雨災害に対す...
要約 中山間地域において、林地残材を地域エネルギーに活用する際の収益性を調べました。その結果、軽トラックで残材を近くの集積場所へ運ぶことでも、副収入程度の収益が得られることがわかりました。 背景・ね...
ラオスの農家在来技術である強酸性土壌でのコウモリ糞の植え穴施用の作用
要約 ラオスの強酸性水田土壌での水稲跡畑作物栽培ではアルミニウム害が問題となるが、農家在来技術であるコウモリ糞の植え穴施用は、土壌の交換性アルミニウムを低下させて畑作物に対するアルミニウム害を軽減し...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
要約 熱画像カメラを回転雲台に搭載したフィールドサーバで、ネット回線や無線通信を介し、農地、牧草地など広い区域の遠隔即時監視ができる。農家や被害対策を支援する行政が野生鳥獣による接近・進入、分布拡大...
要約 中山間水田の耕作放棄の進行が流域スケールの短期流出特性に及ぼす変化を、分布型の流出モデルで評価する手法である。この流出モデルに耕作放棄に伴う水田の物理特性の変化を反映させることで、中山間水田が...
中山間地域における大規模水田作経営の課題と放牧導入効果の試算
要約 中山間地域の経営面積30haを超す水田作経営では、水稲作中心の規模拡大に伴い、長期にわたる長時間労働と畦畔等の管理作業が負担となっている。畜産経営と連携した放牧導入により、労働時間を増やすことなく...