要約 イネの出穂開花期における高温不受精では大気の湿度が高いほど、穂の温度が高くなるため葯における花粉発育が不充分となり、頴花の受精率が低下する。 キーワード イネ、出穂開花期、高温、受精、ファイトト...
やませ地帯における一季成り性品種を用いた夏秋どりイチゴの収量・品質
要約 夏期冷涼なやませ地帯では、一季成り性品種を用いても、半促成栽培に供した越年株の据え置き栽培やポット苗の短日処理のみで容易に花芽分化し夏秋どりができる。6月から11月までの商品果収量は株当たり140~...
温床線を用いた部分的地中加温によるカンキツ「不知火」の生育促進
要約 「不知火」の雨除け栽培において、電気温床線を巻き付けた円筒形発熱体を使用して部分的な地中加温を行うことにより、地温は発熱体からの距離や深さによって異なるが、萌芽と開花を促進する。 背景・ねらい ...
要約 アスパラガス半促成栽培における太い若茎多収穫のためには、栽植密度は250株/aでよく、成園化後の立茎は12~15mm径の母茎を畦長1m当り10本程度とし、茎葉は高さ160cm、幅100cmで管理する。 キーワード アス...
要約 バレイショ「アイユタカ」は、春作・秋作とも大いもで「デジマ」より収量が多く、滑皮で目が浅くて外観に優れる。ビタミンC含有量が多く、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性を持つ、暖地二期作栽培に適し...
要約 サヤインゲンでは開花前10日頃の高温による花粉稔性、あるいは開花当日および前日の高温による花粉管伸長阻害のため不受精となり落花する。開花後の高温は受精した胚珠の発育を阻害し、変形莢を発生させる。...
要約 サヤインゲンでは開花前10日頃の高温による花粉稔性低下あるいは、開花前日および当日の高温による花粉管伸長阻害のため不受精となり落花する。開花後の高温は受精した胚珠の発育を阻害し、変形莢を発生させ...
要約 開花期の花梗部にジベレリンペーストを塗布すれば、大玉果実を安定生産することができる。また、処理後に花梗部が伸長するため、果実同士の密着による果型のくずれが軽減され、品質が向上する。 キーワード ...
要約 トマトは高温によって着果不良を引き起こすが、その着果不良は着果促進剤である4-CPA(パラクロロフェノキシ酢酸)液剤単独処理よりも、ジベレリン水溶剤との混合処理によってさらに軽減される。 キーワード...
高温期のハウス屋根換気によるチンゲンサイ・コマツナの高品質生産技術
要約 高温期のチンゲンサイおよびコマツナの栽培において、従来の側窓部換気に加え屋根換気を組み合わせて開口部を寒冷紗で被覆すると、 換気が良好となって高温障害が抑制され、害虫の侵入防止にも効果があり、...
要約 モニターや一般の閲覧者と協調して運営される水稲冷害早期警戒システムは、異常な低温や高温が収量・品質に及ぼす影響を適正に予測でき、その対策技術をリアルタイムに提供できるため栽培管理の意志決定に役...
要約 夏秋ピーマンの目標収量における標準収量パターンは、目標収量から初期、中期、後期の時期別収量を求める回帰式を用いて作成できる。標準収量パターンと産地や生産者のものを比較することで栽培技術改善が必...
要約 夏期にハウスを全展開する換気法(フルオープンハウス)と再生紙マルチの併用により、雨よけハウス内気温、地温ともに低下し、この時期問題となるトマトの着果率が高まり、収量の増加と良果率向上が期待でき...
要約 露地の小ギク(8月から11月咲き)の直挿し栽培では、挿し穂の発根剤処理と直挿し後にべたがけ資材により被覆を行うと、慣行栽培と同程度の開花時期と切り花品質が確保できる。 背景・ねらい 輪ギクの施設...
背景・ねらい 低温処理を利用するフリージアの冷蔵促成栽培では、低温処理後に高温に遭遇することにより様々な形態の奇形花序が現れることが知られているが、高温障害の程度に応じた形態的な変化を分類するまでに...
要約 かき「富有」を9月下旬(着色開始期)からビニルハウスで被覆保温し、中の最高温度を20-30℃の範囲で管理をすると、成熟が抑制され、12月中旬に収穫できる。さらに、生育期間の延長により果実も大果となる。 ...
要約 四季成り性いちごの夏秋どり栽培においては高温障害が問題となった。すなわち、35℃以上の高温によって花粉の発芽率や雌ずいの受精能力が低下した。夏秋どり栽培における紙マルチ、サニーマルチは、白黒ダブ...
施設パパイヤ「サンライズソロ」における果実重の季節的変動の要因
要約 施設パパイヤの果実重の季節的変動には、開花時期の温度変化に伴う種子数の増減が関与している。小玉果の要因となる種子数の減少には、柱頭~葯間距離の拡大による受粉機会の減少と花粉発芽率の低下が関係し...
要約 サヤインゲンの花粉稔性は開花約10日前の高温ストレスにより低下する。花粉稔性と着莢率の間には高い正の有意な相関関係(r=0.98)が認められる。開花約10日前の高温感受性を花粉稔性により検定することで...
要約 高温時期(7~9月)に着果したパパイヤは、種子の無い小玉果になる。この時期に人工受粉を行うことにより大玉果が生産できる。沖縄県農業試験場・名護支場・熱帯果樹研究室 背景・ねらい 施設パパイヤの周年...