要約 ダイズ品種「ハヤヒカリ」に由来する耐冷性に関する遺伝子は、熟性遺伝子座の座乗する3つのゲノム領域近傍に存在し、すべてが「ハヤヒカリ」型になった場合、強い耐冷性を示す。 キーワード ダイズ、冷害、...
イネ穂ばらみ期耐冷性遺伝子座の特定と塩基配列情報に基づく高精度DNAマーカー
要約 「水稲中間母本農8号」の第4染色体長腕には2つの連鎖する穂ばらみ期耐冷性遺伝子Ctb1とCtb2が存在する。Ctb1が存在する領域は準同質遺伝子系統の耐冷性の比較から約56kbに絞り込まれ、...
サツマイモ品種「パープルスイートロード」は収穫期の湿害に弱い
要約 2004年の収穫期の多雨による湿害の発生程度には、明確な品種間差が見られ、パープルスイートロードは、湿害に弱い。パープルスイートロードでは、塊根表面の水濡れによる呼吸阻害の程度が大きく、塊根表面の...
サツマイモ品種「パープルスイートロード」は収穫期の湿害に弱い
要約 2004年の収穫期の多雨による湿害の発生程度には、明確な品種間差が見られ、パープルスイートロードは、湿害に弱い。パープルスイートロードでは、塊根表面の水濡れによる呼吸阻害の程度が大きく、塊根表面の...
トウモロコシの近縁種テオシントが持つ耐湿性遺伝子のマッピング
要約 トウモロコシの近縁種テオシントの耐湿性に関わる不定根形成の遺伝子は第5と第8染色体に存在する。それらの近傍の分子マーカーはトウモロコシに不定根形成能を導入する際の選抜指標になる。 キーワード 耐湿...
トウモロコシの近縁種テオシントが持つ耐湿性遺伝子のマッピング
要約 トウモロコシの近縁種テオシントの耐湿性に関わる不定根形成の遺伝子は第5と第8染色体に存在する。それらの近傍の分子マーカーはトウモロコシに不定根形成能を導入する際の選抜指標になる。 キーワード 耐湿...
要約 小胞子初期の冷温処理の結果、オオムギはイネに比べて穂ばらみ期冷温障害に極めて強いことが明らかとなった。 キーワード オオムギ、穂ばらみ期冷温障害、小胞子初期 背景・ねらい 近年東北地方のイネ品種の...
要約 覆雪期間の大幅な延長と寒気暴露処理ができる積雪制御装置を用いて、秋播小麦の耐雪性と耐凍性の検定が可能である。 キーワード 秋播小麦、耐雪性、耐凍性、積雪制御、装置 背景・ねらい 寒地の小麦栽培にお...
要約 水稲「兵系酒65号」、「兵系酒66号」は、「兵庫北錦」より耐冷性がやや強く、収量性、品質がやや優れる極早生の酒米品種である。高温登熟条件下での乳白米の発生が少なく、酒造適性の評価も良好である。 キ...
べにばないんげん未熟子葉からの植物体再分化系と体細胞育種への応用
要約 べにばないんげんの未熟子葉を適当な不定芽形成培地に置床することで不定芽が形成され、さらに再分化植物体が得られる。再分化植物体を圃場へ移植することで、後代種子を得ることができる。再分化当代の百粒...
要約 覆雪期間の大幅な延長と寒気暴露処理ができる積雪制御装置を用いて、秋播小麦の耐雪性と耐凍性の検定が可能である。 背景・ねらい 寒地の小麦栽培においては、冬期の積雪や凍結環境に対する耐性、すなわち耐...
要約 「北陸183号」は寒冷地南部における熟期が早生の晩で、やや短稈、偏穂重型、大粒、多収の粳種である。白米中の易消化性タンパク質であるグルテリン含量が少ないことからタンパク質摂取制限の必要な慢性腎不...
要約 〔要約〕良質,多収で耐寒性の優れた晩生系統‘枕崎19号’を育成した。煎茶品質は,色沢が鮮緑色で細よれし,滋味は渋みが少なく,うま味に富む。早生,中生品種と組み合わせると摘採期の幅が広がる。 キー...
要約 シバ属種間雑種後代の遺伝解析により、耐凍性の遺伝様式について情報を得た。 F2世代におけるQTL解析及び分離比によって、耐凍性と連鎖する主要なQTLマーカーの存在が明らかになった。 背景・ねらい ...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
要約 水稲育種に利用できる簡便な開花期耐冷性検定法として、15×5×高さ10cmの方形ポットで検定材料を養成し、50%遮光幕付人工気象室で出穂日から17.5℃15日間処理する方法を考案し、本法で北海道96品種を極弱~極...
大豆における開花期低温抵抗性の機作と検定条件および間接選抜指標
要約 既存品種に優る開花期低温抵抗性品種を育成するための検定条件を確立し、有効な間接選抜指標を見出すとともに、抵抗性の機作として受精能力の差異が関係していることを明らかにした。 背景・ねらい 平成5年...
要約 「北海73号」は、国際共同研究により育成した単胚・二倍体一代雑種で、根中糖分は「モノホマレ」並であるが根重、糖量が極めて高い。 背景・ねらい 北海道農試では、これまで高糖・高品質型品種及び中間型品...
要約 チャ秋芽の生育停止期は、10月下旬~12月中旬で品種差異があるが、一番茶萌芽期との相関は低い。生育停止期の遅い品種は、裂傷型凍害抵抗性が弱く、チャノホソガ越冬世代の発生量が多い傾向がある。宮崎県総...
要約 増糖には夏季のエチクロゼートとエテホンの散布、通気性多孔質シートの樹冠下被覆が、減酸には夏秋季のリン酸散布及び反射シートの樹冠下被覆が効果的である。愛媛県立果樹試験場・栽培育種室 背景・ねらい ...