要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
つま面の防虫ネット設置によるキスジノミハムシの施設内侵入防止
要約 施設アブラナ科軟弱野菜栽培の問題害虫であるキスジノミハムシに対し、出入り口からの侵入が多いことを明らかにし、0.8mmの防虫ネットを、サイドと併用してつま面(出入り口を含む)に設置することで、施設...
要約 エンバク搾汁液をチンゲンサイの葉に散布するとキスジノミハムシ成虫の摂食を阻害する。 キーワード エンバク、キスジノミハムシ、アブラナ科野菜、チンゲンサイ、摂食阻害 背景・ねらい キスジノミハムシは...
熱水土壌処理と防虫ネットを組み合わせた安心安全な軟弱野菜生産
要約 ビニルハウスでの軟弱野菜の栽培で熱水土壌処理とハウス開口部への防虫ネット被覆を組み合わせることにより、雑草、病虫害の被害を低減し、土壌中の硝酸態窒素等を一時的に低下させ、安心、安全な生産が可能...
要約 シュンギク、コマツナなどの軟弱野菜の葉上の害虫を送風で捕集網に追い込むことにより、効率的に捕集することができる害虫捕集防除機を開発した。開発機は、シュンギクにおける1回の往復処理によりマメハモ...
要約 ブロッコリー畑に生息するクモ等の捕食性天敵類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで、これらの天敵を温存し、コナガ等の発生を低く抑えることができる。 キーワード ブロッコリー、コナガ、クモ、捕...
要約 キスジノミハムシ成虫及び幼虫の温湯処理による致死温度は、50℃30秒である。したがって、熱水土壌消毒によりハウス栽培のコマツナやチンゲンサイ等のアブラナ科野菜においてキスジノミハムシによる被害を軽...
ホウレンソウ、チンゲンサイの夏季安定生産のための施設・資材の利用
要約 八女分場型フルオープンハウスと地温の上昇を抑えるマルチ資材及び遮熱資材の利用によって夏季のホウレンソウの生産が安定する。一方、チンゲンサイでは八女分場型フルオープンハウスの利用で十分に生産が安...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
高温期のハウス屋根換気によるチンゲンサイ・コマツナの高品質生産技術
要約 高温期のチンゲンサイおよびコマツナの栽培において、従来の側窓部換気に加え屋根換気を組み合わせて開口部を寒冷紗で被覆すると、 換気が良好となって高温障害が抑制され、害虫の侵入防止にも効果があり、...
要約 夏期に全開放型ハウスを利用してコマツナの減農薬栽培を行うと、開口部へ防虫ネットを展張しても連作を続けていくとキスジノミハムシ等の害虫の生息密度が高まり食害によって品質が低下する。これを軽減する...
要約 防虫網を組み込み天井部までビニル巻き上げ可能な、簡易なフルオープンハウスを開発した。このハウスの昇温抑制効果は、地上80cm以上では夏季晴天時の日中に気温で摂氏4度以上である。白冷紗は葉温で摂氏2~...
防虫網を組み込んだフルオープンハウスを利用した軟弱野菜の生育と防虫効果
要約 目合い1.0mmないし2.0mmの防虫網を組み込んだビニル巻き上げ式フルオープンハウスで、高温期に栽培したチンゲンサイ、ホウレンソウ、小松菜の生育は、慣行ハウスでの生育よりも優れる。このフルオープンハウ...
紫外線除去フィルムと防虫ネットを用いたチンゲンサイのマメハモグリバエ防除
要約 チンゲンサイのビニルハウス栽培において、紫外線除去フィルムと目合い1.0mm以下の防虫ネットを併用することにより、マメハモグリバエ成虫のビニルハウス内への侵入を阻止し、被害を軽減できる。 背景・ねら...
要約 しゅんぎくで難防除となっているマメハモグリバエに対し、収穫終了後に農業用透明ポリフィルムで地表面被覆すると、4月~10月の間は晴天時1日の処理で地中の蛹を絶滅でき、きわめて高い防除効果が得られる...
要約 チンゲンサイの栽培において、目合い0.8mmの被覆資材を作物に接触しないようにトンネル被覆し、裾を土で埋めて固定し密閉することにより、キスジノミハムシ、コナガに対し高い防除効果が得られる。 背景・ね...
日本在来の天敵寄生蜂 Aphidius gifuensis によるモモアカアブラムシの密度抑制効果
要約 日本在来の寄生蜂Aphidius gifuensisをモモアカアブラムシの発生初期に複数回放飼することにより,モモアカアブラムシの増加を抑制することが可能である。 背景・ねらい 寄生蜂Aphidius gifuensisは,害...
要約 軟弱野菜類を加害するハモグリバエ類の種類は4種で、ハモグリバエ類の寄生蜂6種を確認した。その季節的変化は春期にはナモグリバエ、夏~秋期にはマメハモグリバエの寄生が多い。 背景・ねらい 兵庫県...