要約 マツ材線虫病の総合的防除戦略およびスギ・ヒノキ二大害虫の防除マニュアルを作成するとともに、環境にやさしい生物防除法開発のためカシノナガキクイムシの集合フェロモンの化学構造を明らかにしました。ま...
中山間地圃場周辺のリザーバー植物上におけるコナガの土着天敵の活動時期
要約 中山間地におけるコナガの主要な土着天敵は、コナガサムライコマユバチであり、圃場周辺に自生するイヌガラシなどのリザーバー植物上で、4月から11月まで活動する。 キーワード 土着寄生蜂、リザーバー植物...
中山間地圃場周辺のリザーバー植物上におけるコナガの土着天敵の活動時期
要約 中山間地におけるコナガの主要な土着天敵は、コナガサムライコマユバチであり、圃場周辺に自生するイヌガラシなどのリザーバー植物上で、4月から11月まで活動する。 キーワード 土着寄生蜂、リザーバー植物...
セイヨウコナガチビアメバチのキャベツの総合的害虫管理への利用
要約 北東北地域の夏どりキャベツのコナガ幼虫密度は、セイヨウコナガチビアメバチ既交尾雌成虫の株あたり合計約0.1頭放飼と、天敵類に悪影響の少ない選択性殺虫剤等の利用によって慣行防除並みに抑制できる。 キ...
要約 露地野菜作において,持続的農業の技術は,とりくむ組織の構成農家への技術・経営的対応と,推進主体の性格により異なる。前者の充実する組織では,微生物資材等の費用がかかり,高度な栽培管理技術の導入が...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
熱水と微生物資材を活用した施設トマトの線虫害・土壌病害の総合的管理
要約 熱水土壌消毒とパスツーリア菌・アーバスキュラー菌根菌の処理はネコブセンチュウ害を相乗的に抑制する。トマト萎凋病は熱水土壌消毒の単独効果によって抑制されるため、熱水とこれらの微生物資材は線虫害と...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 水田内に生息するスクミリンゴガイの越冬後の殻高成長量は、蓋に残された成長の境界を示す成長線を用いて推定できる。越年貝の成長速度は成貝サイズに達するまではほぼ一定であるが、以後はサイズに依存して...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
水稲の打込み式湛水土中点播栽培における出芽・苗立ち向上のための初期管理技術
要約 水稲の打込み式湛水土中点播栽培では、播種当日に代かきを行い、打込み速度8~14m/sで播種することにより、出芽深度が確保できる。さらに播種後から出芽揃い期までの落水管理によって浮苗が防止され、苗立ち...
新潟県におけるクリタマバチの導入天敵の実態とこれを利用する園地管理技術
要約 クリタマバチの導入天敵「チュウゴクオナガコバチ」は新潟県下全域に分布・定着が確認された。チュウゴクオナガコバチの増殖をうながすため、剪定枝は5月5日ころまで園地内においてから処分し、5月20日こ...
要約 水田内におけるスクミリンゴガイの雌成貝の成長速度と単位面積当たり産卵数は、餌量が少なく貝密度が高いほど減少する。雌雄ともに餌条件とは無関係に盛夏期以後は成長を停止するが、産卵は収穫期まで続く。...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、また ナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率およびバイオタイプの変化
要約 トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率は、西海190号(Bph1保有)に対して0.41、ASD7(bph2保有)に対して0.55であった。抵抗性品種上で加害性バイオタイプの割合は、4~5世代目に50%を越えると予測された。...