要約 複数の作物がモザイク状に分散する野菜地帯において、複合性フェロモン剤を用いた交信攪乱法の適用は、多種の野菜類を加害するハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガの防除が可能である...
要約 モモチョッキリゾウムシに対して強い病原力を示す黒きょう病菌系統 FRM119 を選抜した 。本系統の分生子を土壌に散布すると、土壌中で安定して生存し続けることから、本害虫の蛹化期を対象に長期にわたる防...
視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発
要約 雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激を考慮した剤に性フェロモン剤と殺虫剤を含侵させた剤(BB剤)を作成し、検討した結果、効果や散布の容易さで従来...
「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)によるクワノメイガの発生予察
要約 「自動計数機能付昆虫誘殺装置」(ムシダス)を用い性フェロモンを利用したクワノメイガの詳細な発生生態の記録が可能である。鹿児島県蚕業試験場・養蚕研究室 背景・ねらい 種特異性が高く強力な誘因源であ...
要約 チャノコカクモンハマキとチャハマキの防除を目的とする従来の交信攪乱剤は,10年以上連続して使用されてきた地域の一部の茶園で効果が低下している。そこで,これに代わるものとして両種の性フェロモン関...
要約 オオタバコガの性成熟に関連した飛翔特性を明らかにした。本種は羽化3日後に卵巣が発育して交尾する。雌雄ともこの時期に最も活発に飛翔するが,既交尾雌は飛翔活性が低くなり,その日周性が変化する。 背...
ハスモンヨトウ性フェロモンを利用した自動計数機能付き昆虫誘殺装置
要約 ハスモンヨトウの性フェロモンを利用した自動計数機能付き昆虫誘殺装置は日誘殺数が30頭以下の密度では誤差が±1頭,日誘殺数が31頭以上の密度でも誤差率がほぼ5%以内である。発生消長は既存のファネルトラッ...
コブノメイガ性フェロモンの誘引性とそれを用いた発生消長の把握
要約 コブノメイガの性フェロモンを構成する成分の中で誘引活性が高い組み合わせはアルデヒド2成分にアルコールを加えたものである。また、この組み合わせによる性フェロモントラップを用いてコブノメイガの発生...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
要約 カンシャクシコメツキ類成虫の乾式性フェロモントラップは、これまで使用されてきた水盤式性フェロモントラップに比べて1.6-2.9倍の虫を誘殺できる。本トラップの適用により、トラップ管理作業の軽減と防除...
イモゾウムシ雌成虫の体表面に存在する接触刺激性の性フェロモン
要約 イモゾウムシの雄成虫は雌成虫体表面に存在する接触刺激性物質に反応して配偶行動を開始し交尾に至る。沖縄県農業試験場・病虫部・害虫研究室 背景・ねらい 現在、イモゾウムシの発生密度を推定するためには...
要約 ナガチャコガネの性フェロモン物質の構造を解明し、そのラセミ合成品(Z)-7,15-hexadecadien-4-olideを用いた性フェロモントラップを開発した。これにより、ナガチャコガネの発生消長および発生状況を簡易に...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...
要約 りんごの主要りん翅目害虫6種を対象とした混合性フェロモン剤を、成虫発生初期に10a当たり200本程度を広範囲に設置することで、年間の殺虫剤散布回数の削減が可能である。 背景・ねらい 安全・安心・健康的...
グラジオラス抑制栽培の生育前期におけるハスモンヨトウ防除要否の判定
要約 グラジオラス抑制栽培において、8月1か月間のハスモンヨトウの性フェロモントラップ誘殺数が1,000頭以上の年は9月に多発する可能性がある。生育前期(4~5葉期)において、株被害度0.5を超える株が5%...
スギノアカネトラカミキリの雄性フェロモンを利用した誘引捕獲法
背景・ねらい スギノアカネトラカミキリは、その幼虫による食害や、食害孔から侵入する腐朽菌による材内の変色や腐朽のため、材の経済的価値を著しく低下させる重要な穿孔性害虫の一つであり、その防除技術の確立...
要約 性フェロモントラップを用いて生け捕りしたハスモンヨトウ雄成虫を供試して,本種の殺虫剤抵抗性の簡易検定法を開発した。 背景・ねらい 近年,野菜,花卉等を加害する広食性害虫のハスモンヨトウで,本種の...
要約 性フェロモントラップを用いて生け捕りしたハスモンヨトウ雄成虫を供試して、本種の殺虫剤抵抗性の簡易検定法を開発した。 背景・ねらい 近年、野菜、花卉等を加害する広食性害虫のハスモンヨトウで、本種の...
要約 性フェロモントラップに誘引されたコナガ雄成虫数とマーキング法によって推定された成虫密度との間には正の相関が認められ,トラップあたり誘引数の約15倍の雄成虫が生息しているものと推定された。野生虫の...
要約 マメコガネを対象にして開発された発生予察用トラップの有効範囲は半径20m程度で、誘引割合は約10%である。誘引野生虫における雄の割合は約60%である。 背景・ねらい 農薬依存度を減らし総合的害虫管理を行...