ピーマンモザイク病を予防する生物農薬「弱毒ウイルスL3-163株」
要約 ピーマン・トウガラシ類のモザイク病を予防する弱毒ウイルスL3-163株は、臭化メチル剤が全廃された後も収量を損なうことなくピーマン・トウガラシ類を安定生産できる生物農薬である。 キーワード 弱毒ウイル...
要約 [ポイント]
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
休眠状態の異なるニホンナシ葉芽における遺伝子発現の網羅的解析
要約 ニホンナシ葉芽における自発休眠期と自発休眠覚醒後の他発休眠期での遺伝子発現をマイクロアレイ法によって網羅的に解析すると、加水分解酵素遺伝子群や転写因子群などの遺伝子発現が異なっている。 キーワ...
要約 食用種子ペポカボチャのF1品種「ストライプペポ」は種子に殻が無く、種子収量が既存品種に比べて多い。また株元着果性が高く、側枝も少ないことから、収穫作業の省力化が可能である。 キーワード...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...
「マルドリ方式」を導入するためのカンキツ高品質果実率の改善目標
要約 「マルドリ方式」導入による追加費用を償うための追加粗収益を、収量水準・品質格差・価格メリットによって算出することで、カンキツへ同方式を導入する際に必要な高品質果実率の改善目標を示すことができる...
地球温暖化が野菜の栽培に与える影響を生産費に基づいて予測する
要約 野菜は品目と品種が多様であり、植物生理の側面から温暖化の影響を予測することが難しい。そこで経済的な側面から影響予測を行う目的で、生産費と気温の関係を統計的に分析する。その結果、生産費と気温の関...
暖地や温暖地の夏秋どり栽培に適した四季成り性イチゴ品種候補「久留米61号」
要約 「久留米61号」は、四季成り性で夏秋季の連続出蕾性と収量性に優れ、糖度が高く食味も良く、萎黄病・うどんこ病抵抗性を有する暖地、温暖地の夏秋どり栽培用品種候補である。 キーワード イチゴ、夏秋どり栽...
要約 カキ新品種「朱雀錦」は、「横野」に310-24(「羅田甜柿」×「太秋」)を交雑して育成した紅葉専用品種である。採葉時期が既存の紅葉専用品種より遅く、落葉時の葉の着色は優れており、濃い赤色を示す。 ...
台風によりアジアの個体群間の境界を越えて移動するトビイロウンカの解析事例
要約 東南アジア個体群であるフィリピンのトビイロウンカ個体群は、フィリピンと台湾間を通過する台風により、薬剤感受性や品種加害性などの特性が異なる個体群間の境界を越えて長距離移動し、東アジア個体群の分...
Googleマップによる気象予測データを用いた水稲栽培管理警戒情報システム
要約 東北地方のユーザーを対象にして、圃場位置、品種、移植日に対応した水稲の生育、高温障害、冷害、病害発生予測の情報をGoogleマップまたは携帯端末で提供できる。このシステムは気象被害軽減のための栽培管...
要約 首都圏に米を直売する北海道大規模稲作経営では市場最遠地・準良食味米地域の不利性を克服する差別化戦略が要請され、希少品種の導入や米製品以外の品揃え等の販売管理に加え、生産や全般管理等でも内部資源...
要約 ダイズの条間45cmの狭畦栽培において、ダイズ生育期に生残するタニソバ等の雑草は、飛散防止アタッチメントを使用した非選択性除草剤の畦間株間処理でダイズの収量に影響することなく防除が可能である。 キ...
要約 「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病には「強」の、炭疽病には「中」の抵抗性を示す。摘採期は「さえみどり」と同等の早生で、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、製茶品質は「さえみど...
要約 大豆の直接取引は、生産者、実需者の双方に価格面のメリットがあるが、それには、輸送、保管、選別、代金決済などの問屋機能を代替できるよう、低温倉庫等を保有する大規模経営が差別化可能な大豆を生産し、...
熱帯の天水田向きいもち病抵抗性に関するインド型マルチライン稲品種
要約 イネ品種IR49830-7-1-2-2の遺伝的背景を持つ8種のいもち病抵抗性遺伝子を対象として育成した準同質遺伝子系統群は、熱帯地域に適応したインド型マルチライン(多系)品種として利用できる。 キーワード イネ...
トルコギキョウ花蕾ブラスチングの解剖学的解析と植物成長調節剤処理による回避
要約 トルコギキョウの花蕾ブラスチングは雄蕊及び雌蕊形成期に器官分化及び発達が停止することによって起こる。次節花蕾の切除ならびにベンジルアデニン(BA)とジベレリンA3(GA3)の花蕾へ...
グリーニング病多発生環境下でキングマンダリンの高収益栽培を可能とする総合管理技術
要約 無病苗とネオニコチノイド系殺虫剤施用を軸とする生育初期防除の徹底と初期生育量確保のための適切な肥培管理によるグリーニング病の総合管理技術(IPM)により、ベトナムメコンデルタのグリーニング病多発...
葉枯病の不稔粒が少ない中生多収性のはとむぎ新品種候補「九州3号」
要約 はとむぎ「九州3号」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。耐倒伏性が強く、着粒数が多くて多収である。葉枯病には強く、葉枯病に起因する不稔粒の発生が少ない。製茶加工適性はよい。 キーワード ハ...