二条大麦の赤かび病防除適期は穂揃い10日後頃の葯殻抽出期である
要約 国内の二条大麦は閉花受粉性で、開花期(ほぼ穂揃い期)に葯が抽出しないが、開花10日後頃に葯殻が穎花の先端から押し出されてくる。この時期が赤かび病およびかび毒蓄積に対し急激に感受性が高まる時期であ...
要約 ハウスでの小ネギ栽培においては、防虫ネットの目合いが細かくなるにつれ、ネギハモグリバエに対する被害軽減効果は高くなる。しかし、夏場の高温を考慮すると、0.8mm目合いの防虫ネット被覆が最も効果的で...
アスパラガス半促成長期どり栽培におけるアザミウマ類の総合防除体系
要約 アスパラガス半促成長期どり栽培において、近紫外線除去フィルム被覆とアザミウマ類の要防除密度に基づく薬剤散布を柱にした総合防除体系は、慣行の防除体系に比べて本種による若茎の被害を抑制し、化学薬剤...
リンゴとセイヨウナシの共通防除体系構築のための輪紋病防除薬剤の選抜
要約 山形県のリンゴとセイヨウナシの樹種複合栽培で防除の共通化を図るには、セイヨウナシ輪紋病対策を最優先にすることが必要なため、重要な防除時期の6 月中旬~8 月上中旬は、セイヨウナシ輪紋病に十分な防除...
要約 夏秋イチゴ新品種「サマーフェアリー」は四季成り性品種であり、果皮色は赤で、光沢がよい。多収性で、食味も良く、果実硬度も硬いため業務用の夏秋どり栽培に適する。 キーワード イチゴ、四季成り性、夏秋...
要約 小麦の止葉と上位第2葉との葉耳間長から幼穂長の推定が可能で減数分裂期の判定に活用できる。また、葉耳間長から出穂期に達するまでの日平均積算気温も推定可能で、穂揃期追肥や赤かび病の薬剤防除適期の予...
要約 露地キク栽培で4mm目合いネット被覆によるタバコガ類防除において、逆U字型支柱パイプ間に高張力プラスチック線を展張し、さらに1本脚支柱でネットの下垂を防止する方法は、設置が極めて容易で、14万円/...
背景・ねらい
サケ科魚類の種苗生産ではミズカビによる被害が大きく、その対策として薬剤の使用が不可欠であるが、承認されているブロノポール製剤は3,333倍に希釈した後に廃棄する必要があるなど使用には...
イチゴうどんこ病の果実発病を抑制する本圃定植後の初期薬剤防除体系
要約 促成栽培イチゴにおいて、うどんこ病の発病葉は果実発病の重要な伝染源となる。本圃定植後の初期薬剤体系防除(2週間間隔4~5回)は、葉の発病を抑え、その後の果実発病を抑制する。 キーワード イチゴ、う...
背景・ねらい
ヒラメ養殖に大きな被害を与えるエドワジエラ症を防除する手法として、天然物を養殖飼料に添加することで魚類が持つ免疫機能を高め、疾病被害を軽減する手法等、薬剤に依存しない養殖生産を目...
タバココナジラミバイオタイプB、QによるTYLCVの感染拡大能力の比較
要約 施設トマト栽培におけるタバココナジラミバイオタイプBおよびQの短距離移動分散能力はほぼ同等であり、それらが媒介するトマト黄化葉巻病(TYLCV)の空間的感染拡大能力もほぼ同等である。 背景・ねらい タ...
要約 農家がほ場で、ホウレンソウケナガコナダニの発生を容易に確認できるモニタリングトラップ(コナダニ見張番)を開発した。同トラップは潅水しても濡れにくい構造で、コナダニを肉眼で確認しやすく、従来のト...
ホウレンソウケナガコナダニの移動生態に基づく効果的な薬剤散布時期
要約 春期及び秋期の施設栽培ホウレンソウ(播種から収穫までの期間が35~40日程度)におけるホウレンソウケナガコナダニに対する薬剤散布は、2葉期と4~6葉期に行うと効果が高い。 キーワード ホウレンソウ、コ...
要約 防虫ネット被覆ハウス内では、露地と比較して風速が顕著に低下する。このハウスで夏秋ナスを栽培することにより、傷果、すれ果の発生が軽減され、商品化率、収量が向上する。 キーワード 防虫ネット、気温、...
光反射資材を織り込んだ防虫網展張による微小害虫の施設内侵入抑制効果
要約 イチゴ四季成り栽培施設において、光反射資材を織り込んだ防虫網を施設開口部に展張することで、アザミウマ類やアブラムシ類の侵入を抑制できる。 キーワード アザミウマ類、アブラムシ類、イチゴ四季成り栽...
要約 イチゴの夏秋期施設栽培において、ハダニ類防除に天敵ミヤコカブリダニを放飼し、アザミウマ類の侵入抑制に近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを用いることを核とした防除体系により、化学合成殺虫剤の投...
株元から汚染部位までの距離がキュウリホモプシス根腐病の発病に与える影響
要約 株元から汚染部位までの距離が異なる土壌カラムにキュウリ苗を移植した場合、非汚染部位に伸展する根にもホモプシス根腐病が発生し、その発病程度に顕著な違いはない。一方、萎凋症状の発症時期は汚染部位ま...
要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
要約 キュウリホモプシス根腐病発生圃場の土壌中では、キュウリを3年間作付けしなくても本病菌は残存している。発病の程度は、水稲作付けした場合、年数の経過により低下してくるが、畑地では、3年経過しても低...
イヌホタルイが発生した水田におけるアカスジカスミカメの防除適期
要約 イヌホタルイが発生した水田では,出穂始から穂揃期に薬剤散布を行うことでアカスジカスミカメによる斑点米被害を抑制できる。 キーワード イネ,アカスジカスミカメ,イヌホタルイ,防除適期,斑点米 背景...