要約 リンゴなど落葉果樹の害虫であるミダレカクモンハマキ幼虫から2系統の培養細胞系を確立し、NIFTS-Afusco97 並びに NIFTS-Afusco98 と命名した。これらの細胞系を用いることでミダレカクモンハマキに病原性...
要約 キャベツの春まき栽培ではコナガ発生予測システムによる防除開始を6月からとする。防除間隔決定には簡易モニタリング法(中心・結球部被害指数0.4~0.5)を活用する。晩春まき、初夏まきは粒剤施用を基本とし...
要約 集合フェロモンを利用した果樹カメムシ類の温州ミカン樹への連続、多飛来条件下における殺虫剤の残効期間は、ビフェントリン水和剤では7日、フルバリネート水和剤では3~7日、イミダクロプリド水和剤とMEP乳...
傾斜地ナシ園における合成性フェロモン剤によるナシヒメシンクイの防除
要約 傾斜地ナシ園におけるナシヒメシンクイを対象とした交信攪乱による防除は,合成性フェロモン剤を広域かつ園地の傾斜上方とその周縁に重点的に設置すると十分な効果が得られ,殺虫剤の散布回数が削減できる。大...
視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発
要約 雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激を考慮した剤に性フェロモン剤と殺虫剤を含侵させた剤(BB剤)を作成し、検討した結果、効果や散布の容易さで従来...
要約 複合交信撹乱剤を使用してリンゴの主要害虫防除を実施する場合、慣行防除体系下でフェロモントラップを用いてモモシンクイガ密度を調査する。年間約100頭以上捕殺される場合を多発園地とし、撹乱剤設置後1~...
要約 シロイチモジヨトウ用の交信攪乱剤(ビートアーミルア剤)は、サトイモのハスモンヨトウに対しても有効である。 背景・ねらい 野菜類では複数の害虫が問題になるが、交信攪乱剤の多くは、単一のターゲットだ...
要約 3~20haのレタス畑に交信攪乱剤ダイアモルアを7月から9月に設置すると、オオタバコガによる被害を軽減できる。 背景・ねらい オオタバコガは、幼虫が寄主植物体内に食入するため、防除が困難でも被害も大き...
要約 ニカメイガの交信撹乱を目的に性フェロモン剤(ディスペンサー) 250本/ha(少発生時 125本)を水稲移植期(早植:5月中旬、普通植6月中下旬)から約3ヶ月間、5~13ha(周囲が防除されていれば1ha)の水田に...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
キャベツ栽培ほ場におけるコナガの防除適期のシミュレーションモデル
要約 表計算ソフトを利用して、キャベツ栽培ほ場におけるコナガのフェロモントラップ誘殺数と気温、降水量の入力データから、コナガの卵、幼虫、蛹の株当たり個体数、摂食葉面積データを出力できる防除適期のシミ...
要約 チャノコカクモンハマキとチャハマキの防除を目的とする従来の交信攪乱剤は,10年以上連続して使用されてきた地域の一部の茶園で効果が低下している。そこで,これに代わるものとして両種の性フェロモン関...
要約 ナシ園において交信攪乱剤を用いることによってハマキムシ類やシンクイムシ類に対する防除回数が削減できる。さらに、副次効果として、ハダニ類やアブラムシ類の天敵が増加し、両害虫の発生量が抑制されるこ...
要約 果樹のハマキガ類の防除を目的とした交信攪乱剤に対し,リンゴコカクモンハマキの感受性低下が一部地域で懸念されている。そこで,これに代わるものとして性フェロモン関連化合物6成分からなる新しい交信...
要約 カンシャクシコメツキ類成虫の乾式性フェロモントラップは、これまで使用されてきた水盤式性フェロモントラップに比べて1.6-2.9倍の虫を誘殺できる。本トラップの適用により、トラップ管理作業の軽減と防除...
要約 これまで、ネギコガは休眠性が無いと考えられており北日本での加害生態については不明であったが、ネギコガは休眠性を有し、岩手県においては成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。 背景...
要約 春まき栽培キャベツにおけるコナガの防除開始時期を明確にし、適切な防除ができるよう、フェロモントラップ誘殺数とアメダス平均気温による発生予測システムを開発した。晩春まきでは定植時の粒剤施用がより...
要約 ネギコガは休眠性を有し、岩手県では成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。そのため既知の発育零点、有効積算温度による発生予察から適期防除が可能となり、ネギについては年間3~4回の農...
要約 モモシンクイガ、ナシヒメシンクイ、ハマキムシ類およひモモハモグリガを対象としたモモ用複合交信攪乱剤を用いることにより、殺虫剤使用を削減できる。 背景・ねらい 環境に優しい農業の推進は近年の急務の...
黄色蛍光灯とフェロモン剤を用いた施設葉ジソ(オオバ)の鱗翅目害虫の防除 高知農技セ
要約 黄色蛍光灯とハスモンヨトウ交信攪乱用フェロモン剤とを併用処理することで、施設葉ジソに発生するハスモンヨトウのみならず、ベニフキノメイガ、コクロヒメハマキの一種の発生をも同時に抑制できる。高知県...