飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
漏生イネ対策のためのHIS1破壊によるゲノム編集除草剤感受性系統の作出
要約 塩基置換技術を用いたゲノム編集によって、元のイネが有する除草剤抵抗性遺伝子であるHIS1を働かないようにすることができる。これにより、漏生イネ対策に資する除草剤感受性の飼料用イネ系統を、HIS1上のピ...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
耐病性と耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ新品種候補「KY09-6092」
要約 飼料用サトウキビ系統「KY09-6092」は黒穂病をはじめさび病などの耐病性に優れた系統である。「KRFo93-1」や「しまのうしえ」に比べ株出し収量は同程度で耐倒伏性に優れている。 キーワード 飼料用サトウキ...
ヘアリーベッチを用いたリビングマルチ栽培の飼料用大豆への雑草防除効果
要約 ヘアリーベッチのリビングマルチは、飼料用大豆の雑草防除手段として有効だが、防除効果は雑草の種類により異なり、オオイヌタデやシロザが優占する圃場では効果が大きく、ホソアオゲイトウやイネ科雑草が優...
要約 DNAマーカーHIS28DELを用いることで、新規需要米向け水稲品種「モミロマン」「ハバタキ」などに由来する4-HPPD阻害型除草剤感受性の選抜が可能となり、抵抗性と感受性を容易に判別することができる。 キーワ...
関東地域におけるトウモロコシ二期作栽培に適した品種の早晩性及び栽培適地
要約 関東地域では関東中部(栃木県南部)を北限として飼料用トウモロコシの二期作が可能であり、4月上旬~7月下旬の1作目には極早生~早生品種が、8月上旬~11月あるいは12月までの2作目に中生から晩生品種が適す...
シロクローバのリビングマルチを用いた飼料作物の有機栽培輪作体系
要約 シロクローバのリビングマルチを用いることにより、無農薬・無化学肥料による飼料用トウモロコシと飼料用ムギ類の輪作体系が構築できる。トウモロコシおよびムギの播種前に有機肥料として堆肥を施用すれば収...
要約 多年生のセルロース系資源作物エリアンサスの新系統「JES3」は、立型であるため、既存の飼料用収穫機により高効率に収穫できる。晩生であるため九州本土以北では結実に至らない。石垣市において種子生産が可...
ヘアリーベッチのリビングマルチを用いた飼料用トウモロコシの無除草剤栽培
要約 飼料用トウモロコシの雑草は、ヘアリーベッチをリビングマルチとして用いることにより除草剤を用いることなく防除できる。この体系を導入すれば、東北北部においてもトウモロコシの連作が可能となる。 キー...
黒穂病抵抗性に優れる多収の飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」
要約 飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」は、黒穂病抵抗性に優れ、既存品種の「KRFo93-1」と同程度の多収が得られる。「KR98-1003」の活用により、奄美地域以南の黒穂病発生地域においても、飼料用サトウキ...
飼料用水稲大麦二毛作における牛糞堆肥の窒素肥効と窒素溶脱に影響する要因
要約 水稲作での牛糞堆肥の窒素肥効は腐熟が進んだ堆肥や早期の施用で低下するが、大麦作ではあまり低下しない。両作とも施用後に鋤込まないと窒素の肥効が低下する。窒素の残効は大麦作で低く水稲作で高い。二毛...
暖地高標高地の耕作放棄地における飼料用トウモロコシの不耕起栽培技術
要約 暖地の標高800m程度の雑木等のない傾斜のある耕作放棄地において、前植生を刈払った後にトウモロコシの出芽前および生育初期に除草剤処理することで、平地の飼料畑と同様に飼料用トウモロコシを不耕起栽培で...
飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は密植により新植時の初期生育と収量が向上する
要約 飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は、製糖用の耕種基準の1.5倍から2倍で密植することにより、新植時の生育初期における茎数や仮茎長が大きくなり、生草収量および乾物収量が増加する。 キーワード 飼料用サトウ...
飼料用トウモロコシの有機栽培に活用できるシロクローバのリビングマルチ
要約 シロクローバのリビングマルチにより、飼料用トウモロコシを無農薬で栽培することができる。また、トウモロコシの播種の前に、シロクローバの上から堆肥を表面施用することで、トウモロコシの収量がさらに増...
要約 飼料用トウモロコシ畑において雑草防除を適切に行うための、主要外来雑草6種の同定、生態特性・防除法を閲覧でき、イチビ、ショクヨウガヤツリ、オオブタクサの3種については、茎葉処理剤施用の経済性評価が...
新規需要米向け水稲品種の4-HPPD阻害型除草剤に対する感受性
要約 新規需要米向け水稲品種「ハバタキ」「タカナリ」「モミロマン」「ミズホチカラ」「ルリアオバ」「おどろきもち」「兵庫牛若丸」はベンゾビシクロン、メソトリオンおよびテフリルトリオンに対する感受性が高...
タイヌビエの抑草を目的とした飼料用稲湛水直播栽培の播種方式と目標苗立ち数
要約 東北地域の湛水直播栽培においてタイヌビエの残草量を減少させるためには、散播方式を採用し、飼料用稲の目標苗立ち数を210本/m2程度とし、播種後の完全除草期間を3日間程度に設定すると良い。 キーワード ...
イタリアンライグラスと大豆を組み合わせた高蛋白質粗飼料の無農薬栽培体系
要約 秋播き性のイタリアンライグラスを春播きし、収穫後の再生草をリビングマルチとして大豆を栽培すれば、農薬なしで粗蛋白質含量13~20%の飼料が乾物で約1000kg/10a得られる。本体系の雑草抑制力は強く、無...
要約 東北地域の飼料用稲栽培において、圃場生産物の減収、生産物水分の上昇による発酵品質の低下およびタイヌビエの埋土種子量の増加を防止する許容残草量は、8月下旬の収穫では乾物重で151g/m2、9月中旬の収...