要約 デジタルカメラで大豆や水稲を分光撮影した画像から、PDAにて植物体のみを抽出することで植被率を算出できる計測システムである。安価にシステムを構築でき、小型軽量なため携帯して簡便に調査できる。 背景...
集落営農型法人の農産加工部門における品目別生産コストと労働分配率
要約 農産加工部門によって売上高を伸ばしている集落営農型法人は、農産加工によって新たな雇用を創出しているが、品目別生産コストに占める労務費の比率は高く、賃金の設定水準が法人経営に及ぼす影響は大きい。...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/㎡程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
要約 大豆・麦立毛間播種栽培体系において要求される1条1列の大豆播種と1条2列の麦播種の両方を、切り替えて作業可能な施肥播種ユニットである。従来の播種ユニットに比べて全幅が小さいので、前作物への接触...
要約 てん菜から砂糖を製造するときに副生するビートパルプは、市販品と同一構造のセラミドを高濃度含んでいるため、セラミド素材の原料として代替利用できる。 キーワード リンゴ搾汁残渣、ビートパルプ、機能性...
要約 稲発酵粗飼料用稲を食用稲の標準施肥で栽培すると、「ホシアオバ」は14株/m2、「クサホナミ」は17株/m2で多収となる。また、多施肥栽培では、「ニシホマレ」、「ホシアオバ」を11株/m2の粗植栽培としても10a...
要約 国産大豆の不作・価格高騰下においても、実需者は国産大豆を製品差別化や安全性などの面で高く評価している。一方、専用品種の育成や製造技術などに関する研究要望を強く抱いており、品質向上へ向けた研究強...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/m2程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
市販ロータリーを用いた有芯部分耕による転作畑大豆作の収量性向上
要約 市販ロータリ耕起爪の一部の取り外しや付け替えにより、播種条直下に不耕起部分を残した有芯部分耕が可能となる。水稲後作の大豆作では、不耕起部の土壌含水率の変動が小さいために過湿や過乾燥になりにくく...
要約 だいず「東山193号」は、「フクユタカ」より早熟の晩生系統である。大粒で裂皮粒の発生が無く外観品質に優れ、豆腐加工に適する。難裂莢性で、倒伏が少なく成熟後の枯れ上りがよい。 キーワード ダイズ、大...
主穀作大規模経営体へのネギ栽培導入は経営の安定化に有効である
要約 圃場管理作業にハイクリアランス型トラクタを活用するとともに、調製作業間にベルトコンベアを導入し効率的な人員配置による調製を行う、ネギ省力・低コスト生産体系を主穀作大規模経営体に複合経営作物とし...
要約 良食味米生産困難な南空知地域における水田土地利用確立のための営農再編方向 は、集落における栽培技術向上に向けた作物別部会の組織化と作業の効率化・低コスト化 を進める作業受委託体制整備、さらに生産...
家畜ふん堆肥の利用促進による四万十川流域の河川水中窒素濃度の低減効果
要約 四万十川流域内のA地域では、化成肥料を3割削減し、これに相当する窒素分を家畜ふん堆肥の投入で補うことにより、家畜ふん尿の遊休地への未熟還元を防止し、河川水中窒素濃度を3.4~3.6%ほど低減できると...
要約 水田作の大規模な経営体が日常業務で使用する生産管理システムは、圃場図を操作しながら、作業と資材など生産管理のデータをデータベースに保存する。また過去の管理データを参照したり、集計したりして作業...
要約 エダマメ栽培におけるダイズわい化病防除では、被覆資材や反射資材を利用すると、殺虫剤使用と同等かそれを上回る防除効果が得られる。 キーワード エダマメ、ダイズわい化病、被覆資材、反射資材、防除効果...
要約 農場より発生する作物残渣を、マニュアスプレッダーを用いて牛ふん堆肥と2:1の割合で混合堆積すると堆肥化が進む。残渣堆肥は混合した牛ふん堆肥より養分濃度がやや高い。 キーワード マニュアスプレッダ...
ダイズモザイクウイルス-A2系統に対する抵抗性の品種間差異と遺伝様式
要約 岡山県中北部における「コシヒカリ」の不耕起乾田直播栽培では、4月下旬から5月中旬が播種適期であり、播種量を10a当たり5~6kgとすることによって必要な苗立数を確保でき、生育・収量が安定する。 キーワー...
海外諸国における組換え農産物の生産・流通・消費動向及びフードシステムに及ぼす影響の解明
要約 立川雅司、2003、『遺伝子組換え作物と穀物フードシステムの新展開-農業・食料社会学的アプローチ-』、農林水産政策研究叢書第4号。なお,要約版については,『農林水産政策研究レビュー』第9号(2003年...
26.暗渠排水と地下灌漑機能を併せ持つ低コストな地下水位制御システム
要約 地下水位制御システムは、圃場に埋設した有孔管及び補助孔に用水を供給し、あらかじめ定めた地下水位を維持する地下灌漑機能と、暗渠排水機能を備えている。コストは従来の一般的な暗渠施工代を若干上回る...
「タマホマレ」の不耕起無培土密播栽培の基肥における石灰窒素の効果
要約 不耕起無培土密播栽培における「タマホマレ」の基肥として石灰窒素を50kg/10a施用することにより、生育初期の徒長を抑制しながら分枝数、着莢数の増加にともなって収量を増加させることが可能であり、増収に...