要約 海産養殖魚においては、海外への優良系統の流出防止、成熟による成長の停滞などの理由により不妊化技術が求められているが、実用的な技術は開発されていない。そこで、海産養殖魚であるヒラメの受精卵に紫外...
中国半乾燥地酪農小規模層に対する有機野菜栽培導入の経営的効果
要約 中国半乾燥地域の酪農小規模層は、飼料高騰により経営の持続性が困難になりつつあるが、牛ふんの発酵熱等を利用した有機野菜栽培システムを導入することによって、経営状況を改善させることができる。 キー...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
市販条播機の約3倍の作業能率を有する水稲直播用エアーアシスト条播機
要約 トラクタに直装するブーム式の水稲湛水直播機を開発した。本機は、作業幅を最大9.6m確保できるため、市販条播機の約3倍の作業能率を有する。また、空気の力で種子を圃場表面に吐出することで均一な播種を可...
要約 農地の面的集積の取り組みは、農地流動化の進捗状況及び農地利用に関する地域の調整・合意機能に応じて、公的機関による隣接地等への斡旋、転作圃場の団地化と耕作一括委託、担当集落設定、担い手間の農地交...
格子状基盤を使用したサンゴ増殖技術開発―幼生への褐虫藻添加の影響について―
要約 亜熱帯沿岸での健全な漁場環境の修復・維持を目指し、サンゴ幼生の放流による大規模なサンゴ増殖技術の開発を目指している。幼生放流において最大の障壁となる「着底直後の初期減耗」を軽減するため、幼生飼...
養殖ブリ人工種苗の早期生産に成功~ブリ養殖の赤潮被害軽減に活路!!~
要約 赤潮被害が発生する時期より早く養殖ブリを出荷するため、約半年早い季節に採卵し、大量の人工種苗を生産する技術を開発した。この早期人工種苗を温暖な種子島で育成し、同時期の天然の種苗(5~10cm)より...
要約 森林作業道から土砂や濁水を流出させない方法を開発し、手引書にまとめました。この手引書では、現場で実行しやすい土砂流出抑制の対策と注意すべきポイントを紹介しています。 背景・ねらい 林業を活性化す...
要約 人工林の主要樹種であるスギを原料としたバイオエタノール製造技術の開発を目的とした試験プラントでの実証試験が終了し、収量、コスト、エネルギーなどを試算してビジネスモデルに近づけました。 背景・ね...
要約 航空機レーザー測量による数値データを使って、林道の路線選定を対話的に行うソフトウェアを作成しました。林道の経路、路面の高さ、円曲線の半径を適切に選んで、道の作設コストを下げることが可能になりま...
要約 トドマツ林内で林業機械を走行させた場合、トドマツの根の傷は走行回数が増えるとともに増え、回数とともに傷が拡大すること、木から1メートル未満で走行すると傷がつきやすくなることが分かりました。 背景...
気温差制御により防霜ファンの稼働時間を短縮し低コスト化できる
要約 防霜ファン設置高と樹冠面付近の気温差を稼働条件とした制御により、送風による空気の攪拌効果が低い時に稼働を停止することで、従来制御と同程度の防霜効果を維持しつつ、稼働時間を短縮でき、低コスト化が...
ODSカラムを用いたビタミンCの高速液体クロマトグラフィー分析の効率化
要約 ビタミンCの高速液体クロマトグラフィー分析において、ODSカラムとポストカラム誘導体化検出法の組み合わせにより、アスコルビン酸とデヒドロアスコルビン酸の分離が改善し、測定時間を従来法の半分以下に、...
要約 冬作ライムギ後の二毛作トウモロコシの播種ではディスク耕と不耕起播種機を組み合わせた簡易耕播種により安定した苗立率や乾物収量が得られ、耕起播種と比較して燃料消費量、作業時間の大幅な低減と生産コス...
オーチャードグラスサイレージを分離源とする新種乳酸菌Lactobacillus iwatensis
要約 岩手県の自給飼料利用型TMRセンターで調製されたオーチャードグラスサイレージより、低中温領域(4~37°C)で生育可能であり、D及びL型乳酸を両産生するLactobacillus属新種のホモ発酵型乳酸菌を...
エリアンサスの越冬後収穫は秋季収穫より圃場からの養分収奪を軽減する
要約 イネ科多年生資源作物エリアンサスには冬季に茎葉上部の無機養分が茎葉下部及び根部に転流する養分循環機構が存在するため、越冬後の3月収穫では越冬前の10月収穫に比べ窒素、リン及びカリウムの収奪量を半...
要約 伐採から植栽までを連続して行う一貫作業システムの導入、コンテナ苗の活用、下刈りの省略等により、植林と初期保育にかかるコストを、従来の2/3程度までに抑えられます。 背景・ねらい 戦後植栽されたスギ...
要約 高アミロース米を粒のまま水を加えて炊飯・糊化させ、高速せん断撹拌をする「ダイレクトGel転換」により、ゲル状の食品素材が調製できる。米粉に加工する必要がないため、低コスト化が可能で、洋菓子やパン...
ホスファターゼ欠損麹菌の育種により加熱処理不要でだし入り味噌が製造できる
要約 イノシン酸を分解する酸性ホスファターゼの主要なアイソザイム欠損麹菌を育種するとともに、その他のアイソザイムの生産を抑制する製麹工程により、高温加熱せずにだし入り味噌の製造が可能となる。だし入り...