要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
NAC水和剤によるリンゴの摘果に影響を及ぼす要因と摘果効果の推定
要約 NAC水和剤処理によるリンゴの落果程度(摘果効果)は、処理した果そうの着果数と果そう葉数、処理後3日間の日最高気温の平均値および満開後3週間から1週間の日射量の影響を受け、これらを変数とする重回帰式に...
要約 カラムナータイプのリンゴでは、地上部で異所的に発現した新規ジオキシゲナーゼが活性型ジベレリンを減少させることにより、節間が短く、側枝の発生が少なくなり、円柱状の樹形を示すようになると考えられる...
要約 市販の芝刈ロボットは、モモ、スモモ、ナシ、ブドウ、オウトウ、リンゴ、ブルーベリー、カキの果樹園の下草管理に利用でき、その際、走行の障害は簡易な方法で対策ができる。また、休耕圃場への適用では、面...
カラムナータイプのリンゴでは根特異的ジオキシゲナーゼ遺伝子が地上部でも発現している
要約 普通樹形のリンゴでは主に根で発現しているジオキシゲナーゼ遺伝子が、カラムナータイプのリンゴでは根に加え、茎頂や葉などの地上部でも発現している。 キーワード リンゴ、樹形、カラムナー、根、突然変異...
園地単位全量購入契約のもとで成立するジュース加工向けリンゴ栽培の特徴
要約 ジュース加工向けリンゴ生産では、長期的な園地単位の全量購入契約のもと、樹上で行う結実管理作業や収穫・調製作業を大幅に削減することが可能となる。また、高樹高化により、収量及び収益性を著しく向上さ...
カラムナータイプのリンゴを正確に選抜できるDNAマーカーの開発
要約 リンゴのカラムナー性の原因と考えられる挿入変異周辺のゲノム配列から設計した3種類のプライマーを用いたPCRにより、カラムナータイプのリンゴを正...
要約 リンゴの摘果に要する時間は、1花そう内の花数が3花以下になると急激に短くなる。開花後15日で3花以下の花そうが50%となる自家摘果性品種では、摘果作業期間内に一般の栽培品種より40%広い面積を摘果できる...
要約 JM台木を利用した「ふじ」と「つがる」樹に対して、定植年から主幹の切り返しと発出枝の誘引を行って側枝を形成した低樹高栽培では、慣行栽培と同等の収量を維持しつつ、摘花・摘果、着色管理、収穫、整枝・...
要約 輸出用果実の上下2ヶ所のくぼみに水滴を含んだ圧縮空気の旋回流を同時噴射してハダニ類成虫を果実から除去する連続搬送式果実洗浄機である。バッチ式の揺動噴射式果実洗浄機や慣行作業と同等にハダニ類成虫...
要約 リンゴ新品種「もりのかがやき」は、「つがる」と「ガラ」の交雑実生から選抜された中生の黄色品種である。大果で甘味が多く、酸味が少なく、食味に優れる。果実の日持ち性が良く、収量は多い。 キーワード ...
要約 「Aldenham Purple」、「Midget」、「Snowdrift」に対して花弁落花直後又は休眠期に前年枝の数芽を残して、強く切り返すと、40 %程度以上の腋花芽着生率を確保できる。また、この剪定法においては、受粉専...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
要約 「Malus baccata 79091」、「Makamik Crab」、「Sentinel Crab」、「M.×atrosanguinea 20004522」、「Redbud Crab」、「Snowdrift Crab」の6品種は、「ふじ」及び「つがる」と交雑親和性が高く、開花期が...
要約 産業用無人ヘリコプター(以下無人ヘリ)を利用し、粒径1~2mmの乾燥した粉炭を散布することにより消雪が5日~10日早まる。10a当たりの散布時間は約4分で、資材の使用量は手散布の約25%と大幅に削減でき...
要約 果樹(もも、りんご)剪定細断枝はオガクズと1:1の割合で混合することで、敷料として利用可能である。また、果樹剪定細断枝と戻したい肥を用い、高さ60cmの発酵床とした場合、床の最高温度が54℃まで上昇し...
リンゴ「ふじ」に対するキノキサリン系・MEP水和剤の摘葉効果
要約 キノキサリン系・MEP水和剤(商品名:「ジョンカラープロ」)は、「ふじ」に対して摘葉効果が高い。希釈倍数を500倍とし、散布量は400~500リットルを目安とする。葉摘み時間は、着果枝果台部の落葉率が45~...
リンゴわい化栽培における生育調節剤および低樹高化による省力化
要約 リンゴ「ふじ」わい化栽培において、摘花剤利用により摘果作業時間の約35%、摘葉剤利用により摘葉作業時間の約20%を省力化できる。また、JM7台を用いた低樹高化栽培により脚立を使用しないで主要作業...
要約 わい化栽培において、リンゴの「葉とらず栽培」の目標とする品質を有する果実を得るための成木期における樹体構成は、骨格となる(直径5cm以上)側枝2~3本、やや細目(2.5~5cm)の側枝5~6本で、平均側枝間隔...
要約 マルバ台「ふじ」の葉とらず栽培の適正な生育指標は、6月下旬の新梢長が15~25cm、新梢伸長停止率が100%、葉色は、新梢中位で38~43である。また、結果枝長が10cm以下、果台長が15mm前後、果台径が6~9mm、...