トランシーバーを活用した農業用水路の低コスト・省力的な管理方法
要約 トランシーバー(特定小電力無線)を用いて、農業用水路の水位情報やひび割れ挙動など要点検箇所をモニタリングするシステムである。携帯電話網を利用した既存システムと比較すると、本システムは約6割のコス...
要約 485nmと770nmの群落分光反射率の比を利用した分光植生指標は、枯死部を多く含むシバ放牧草地の植物群落中の生存部草量を、年間を通して評価できる。 キーワード 季節動態、シバ草地、植生指標、生存部草量、...
担子菌エノキタケFv-1株における遺伝子組換え法の構築とベクター改良
要約 エノキタケの形質転換に有用なベクターを作製するとともに、制限酵素を用いた形質転換を行うことで、効率的にエノキタケの遺伝子組換え体を得る事ができる。更に強力なプロモーターを用いることで異種遺伝子...
バンカー法によるアブラムシ防除の成否に及ぼす二次寄生蜂の影響
要約 果菜類の促成栽培施設において天敵コレマンアブラバチに寄生する二次寄生蜂は8種認められ、これら二次寄生蜂の割合は冬期であってもバンカー設置期間とともに上昇する。3~4月にバンカー上でこれらの比率が...
国内で分離されたEdwardsiella ictaluriのAFLP法によるDNA多型解析
要約 2007年よりアユで発生しているエドワジエラ・イクタルリ感染症について各地で分離された原因菌E. ictaluriの疫学的関連性を明らかにするためAFLP法によるDNA多型解析を行った。国内各地で分離された<...
要約 水中に溶存する様々な有害な有機性化学物質(農薬、POPs、医薬品等)を多成分一斉分析する英文のマニュアルを提供します。 背景・ねらい 世界的に水の汚染問題は年々深刻化しています。特に、河川などの水系...
メロンえそ斑点ウイルス-スイカ系統の全ゲノム配列とRT-PCRによる検出
要約 鳥取県のえそ症状を示すスイカから分離された球状ウイルスは、既知のメロンえそ斑点ウイルス(MNSV)と同一のゲノム構造を持つが、外被タンパク質遺伝子等の配列に相違があり、宿主域も若干異なることから、...
要約 市販いか黒作りの菌相は、乳酸菌が優占するものもある。発酵食品の菌相解析には、16S rDNA クローンライブラリ法が有力な方法である。 キーワード いか黒作り、菌相、乳酸菌、クローンライブラリ法、16S rDN...
要約 2008年夏北海道内の広域においてダイズやニンジンなど多種類の作物を加害する見慣れないチョウ目幼虫が多発生しました。羽化させた成虫を詳細に調べたところ、これまでわが国では害虫としての記録がないヘリ...
河川のアユに発生したEdwardsiella ictaluri 感染症
背景・ねらい
近年、河川のアユにおける冷水病の被害が大きいが、冷水病の症状を示さないアユの死亡魚が2007年8月中旬から10月上旬にかけて東京都、山口県および広島県の河川で発見された。病魚は投網や刺...
ヒトスジシマカ培養細胞による寄生蜂の産雌単為生殖化ボルバキアの培養
要約 天敵寄生蜂などの産雌単為生殖化を引き起こす細菌ボルバキアWolbachia はヒトスジシマカの培養細胞株により継代培養できる。培養したボルバキアの移植によって寄生蜂はボルバキアに感染する。 キーワード 細...
ヒトスジシマカ培養細胞による寄生蜂の産雌性単為生殖化ボルバキアの培養
要約 天敵寄生蜂などの産雌単為生殖化を引き起こす細菌ボルバキアWolbachia はヒトスジシマカの培養細胞株により継代培養できる。培養したボルバキアの移植によって寄生蜂はボルバキアに感染する。 キーワード 細...
要約 水稲6品種の出穂期・成熟期を予測するシステムをWeb上に構築した。栽培品種、田植え月日を選択し、移植した苗の葉齢を入力する。その後、地図上で栽培地点を選択すると、当該年の気象値に基づく予測値が...
イバラキ病と交叉反応しないブルータング特異的競合ELISAの有用性
要約 イバラキウイルス感染血清のブルータングゲル内沈降反応における交叉反応は高頻度で起こることが判明した。この交叉反応はブルータングの競合ELISAでは解消された。イバラキ病感染の疑われる地域でのブルー...
乳中ムチンタンパク質遺伝子の縦列反復配列多型と乳中体細胞数との関連
要約 ホルスタイン種の乳中ムチンタンパク質遺伝子Muc1のVNTR領域のDNA構造が明らかになり、乳中ムチンタンパク質の機能特性を乳中体細胞数を間接的指標として比較すると、Muc1-VNTRの繰返し数の異なる3種類の多...
要約 市販の乳酸菌スターターの中から、キャベツ、キクイモのそれぞれに適したスターターを選抜して用いることにより、スターターの発酵作用を生かした、風味豊かな発酵食品が製造できる。 キーワード 乳酸菌、ス...
牛凍結精液由来DNAを用いたミトコンドリアDNA多型による個体識別
要約 牛凍結精液から調製したDNAには多型解析に充分なコピー数のミトコンドリア(mt)DNAが存在し、このmtDNAの塩基配列の違いおよびPCR-RFLPによってクローン個体間およびドナーとの個体識別を行うことも可能で...
我が国初発の牛海綿状脳症(BSE)牛の脳の病変分布および異常プリオン蛋白質の蓄積分布
要約 我が国初発の牛海綿状脳症(BSE)の病理学的診断を行うと共に神経病理学的特徴を精査し、本症例が英国のBSEと神経病理学的に類似していることを明らかにした。この成果は我が国におけるBSEサーベイランスが延...
制限修飾系SsuDAT1Iの菌種内での水平伝播と進化による多様化
要約 Streptococcus suis血清型2型の野外株に見出された外来性の制限修飾系SsuDAT1Iと同じ特異性を有する制限修飾系の遺伝子が,血清型1/2型の野外株と3, 7, 23及び26型の参照株で,染色体上の同じ座位に見つかっ...
要約 1999年に,九州で牛およびヌカカから分離されたウイルスを,血清学的解析によりPeaton virusと同定した。日本株とオーストラリア株のヌクレオカプシド遺伝子の塩基配列は8%程度の相違が認められた。 要約(...