要約 メキシコの2州で2016年から2019年に採取されたダイズさび病菌は、全く異なる病原性の特徴を示す2つのグループに分けられる。病原性の明瞭な地理的差異の情報は、さび病抵抗性品種の導入による病害防除に利用...
日本に飛来したトビイロウンカ個体群におけるイネ判別品種に対する加害性
要約 海外から日本に飛来するトビイロウンカは、単一のトビイロウンカ抵抗性遺伝子を導入した品種Mudgo、IR26、ASD7に対する加害性は強いが、複数のトビイロウンカ抵抗性遺伝子を導入した品種Rathu HeenatiとBala...
要約 染色性を高めるようなアミノ酸配列を導入した遺伝子組換えカイコ系統は、染色性が向上するのみならず、超極細の糸を生産できる。より少ない染料で良く染まるため環境に優しい上に、超極細であることから、し...
トマト果実の糖度およびグルタミン酸含量の予測・制御プログラム
要約 1作分の栽培環境、植物体内の変動および品質データをAI技術で比較解析することによって、品種や産地に拘わらず、トマトの糖度およびグルタミン酸含量を予測できる。また、目標糖度やグルタミン酸含量の入力...
日本のイネ品種を背景とした準同質遺伝子系統による収量関連遺伝子の効果の検証
要約 「コシヒカリ」の遺伝的背景に、葉面温度を低下させる「タカナリ」型qCTD11を導入した準同質系統では、生産力検定試験に準じた栽培試験において「コシヒカリ」と比べ単位面積当たりの光合成活性や整粒歩合が...
要約 本モデルは水稲の窒素吸収と葉面積との強固な関係を基礎とし、少数のパラメータから簡易に水稲の生育・収量を予測できる。将来的には本モデルの一部をリモートセンシングデータによる推定値で代用することで...
rG植生指標による育種の効率・客観化のためのアプリケーション「HojoLook」
要約 アプリケーション「HojoLook」は画像解析の知識や技術不要で、飼料作物育種の個体選抜圃場や生産力検定条播圃場における草勢および罹病程度を効率的・客観的に評価する相対緑赤植生指標(rG)評価法を実施でき...
室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
フォールアウト後に新植したクリ・温州ミカン・カキの放射性セシウムの移行係数
要約 放射性物質が降下した樹園地に定植したクリ、温州ミカンおよびカキの移行係数は10-4~10-3の範囲である。また、カキ果実の137Cs濃度に、定植時の表土管理方法(耕うん、表土剥土、表土戻し)は影響しない。 キ...
圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
ドローン空撮画像と画像解析から得たrG植生指標による育種の効率・客観化
要約 ドローンと画像解析法から簡便に取得できる相対緑赤植生指標(rG)法を用いることにより、飼料作物育種の個体選抜圃場や生産力検定条播圃場における草勢および罹病程度を効率的・客観的に評価できる。 キーワ...
要約 本手法は、圃場において水稲の初期の生育量や形態の違いを空撮画像から数値化し、遺伝的に多様な集団に適用することにより生育量や形態の違いに関わる染色体領域を特定する技術である。 キーワード ドローン...
要約 ドローンと画像解析法で得られる指標relative Green Red Vegetation Index (rGRVI)を利用し、牧草の草勢および罹病程度を評価する手法である。本手法は、牧草育種における優良個体の効率的・客観的選評価に...
ペチュニア花弁におけるカロテノイドによる淡黄色花色の発現機構
要約 ペチュニア淡黄花品種はカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子CCD4aの発現が抑制されているため、カロテノイドの蓄積は可能である。しかし、濃黄色花色の近縁属植物カリブラコアと比較するとカロテノイド...
要約 トマトの施設生産において気温、日射、CO2濃度の環境情報および葉面積、果実乾物率の生体情報を用いてトマトの物質生産量や収量を推定できる。また、物質生産の推定値と実測値を比較することによ...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
穂ばらみ期の地上分光計測データから収穫前にコメの収量が予測できる
要約 穂ばらみ期の水稲群落上で分光計測を行うことで、収穫1カ月前に収量を予測すること...
サトウキビの新しい育種素材となるサトウキビとエリアンサスの属間雑種の作出
要約 サトウキビ普及品種とその近縁遺伝資源エリアンサスを交配して作出した属間雑種は...
人工光閉鎖型育苗と水耕栽培等によるトルコギキョウの年3作周年生産技術体系
要約 人工光閉鎖型育苗装置による大苗の計画生産と、NFT水耕栽培、病害対策、および複合環境制御システムを用いることで、1棟のハウスで年3作の栽培が可能である。ハウス3棟を用い、栽培期間を組み合わせることで...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...