要約 メキシコの2州で2016年から2019年に採取されたダイズさび病菌は、全く異なる病原性の特徴を示す2つのグループに分けられる。病原性の明瞭な地理的差異の情報は、さび病抵抗性品種の導入による病害防除に利用...
気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
要約 ダイズは、開花期後の吸収過程におけるカリウムと放射性セシウムの識別の低下、および成長にともなう土壌の交換性放射性セシウム/カリウム比の増加により、放射性セシウムをより吸収しやすくなる。 キーワー...
室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
九州北部2年4作(稲・麦・大豆・麦)大規模水田スマート一貫体系の作業モデル(案)
要約 九州北部2年4作におけるスマート農業一貫体系は、田植機・トラクタの自動運転作業による規模拡大効果、ドローンやIoTセンサー、自動運転(収量)コンバインによる作業・生育・収量の見える化や水稲追肥作業外...
サーチライトトラップを用いたハスモンヨトウによるダイズ被害の予察
要約 サーチライトトラップのハスモンヨトウ成虫の誘殺数のピークは次世代1齢幼虫によるダイズ被害葉数のピークより平均で5.3日早く出現し、誘殺数の積算値は被害葉数の積算値と線形の関係があるため、発生予察の...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
複数の気象機関の季節予測データを利用した新たな穀物収量予測手法
要約
熊本地震で水田に生じた不陸凹部のダイズは湿害によって減収した
要約 2016年熊本地震の被災水田では土面に著しい凹凸(不陸)が生じるとともに、給水管破損に伴い水稲の作付けが困難となった。不陸が生じた水田で水稲の代わりにダイズを栽培した結果、凹部のダイズは湿害を受けて...
要約 電動モータ方式の播種機へ速度連動化装置を後付けすることで、重粘土での耕うん同時畝立て播種作業のような従来の速度連動播種機では対応できなかった低速作業でも作業速度に連動した播種が可能となる。 キ...
水銀灯を光源とする予察灯や気象データを用いたミナミアオカメムシ発生量の推定
要約 最寒月の平均気温と水銀灯を光源とする予察灯への7月までのミナミアオカメムシ誘殺数との間には高い相関が認められる。このことから、最寒月の平均気温を指標とすることにより、同一地域において翌夏に発生...
要約 北陸地方の重粘土水田において、FOEAS整備後に転作を優先した圃場では排水が促され、施工10年後でも地下排水機能が維持される。また、RTK-GPSを用いると弾丸暗渠の位置をより正確に特定でき、維持管理に利用...
流通未認可の遺伝子組換え作物を幅広く検出するリアルタイムPCRアレイ法
要約 開発したリアルタイムPCRアレイ法は、使用や流通が認められていない組換え農産物を幅広く検出することができる。さらに、必要に応じて標的配列の追加や削除が自由にできるため、検査法の更新が容易であり、...
要約 前方の目標物に向かう直進走行と、前行程のマーカー跡に追従走行する操舵制御機能を有する自動操舵装置である。中小型トラクタにも容易に後付け装着が可能な装置であり、センサに画像装置を使うことで低価格...
衛星データと水田区画データを用いた荒廃農地調査の踏査対象田の選別手法
要約 多時期の衛星データと水田区画データを用いて荒廃している可能性のある水田を抽出し、それを荒廃農地調査における踏査対象田とする手法である。本手法により踏査対象田を事前に選別すれば、すべての水田を踏...
要約 自動収穫を行う大豆用コンバインロボットにグレンコンテナを搭載した有人軽トラックを併走させ、収穫と同時に排出を行う。大豆用コンバインロボットのグレンタンクが満量にならないように、排出することで連...
リモートセンシングによる植物群落クロロフィル量の高精度汎用評価モデル
要約 植物の生産力やCO2固定力の広域的な診断・評価の鍵となる群落クロロフィル量の分布をリモートセンシングによって広域評価するための高精度かつ適用性の高い新たな評価モデルを開発しました。 ...
北海道の水田転換畑から発生する一酸化二窒素は黒ボク土より泥炭土で大きい
要約 一酸化二窒素発生量は、黒ボク土水田転換畑に比べ泥炭土水田転換畑で顕著に大きい。泥炭土水田転換畑の高い一酸化二窒素発生は9月~10月にかけて観測される。さらに、泥炭土水田転換畑では、慣行耕起栽培に...
要約 デジタルカメラ画像を用いて作物群落の形態的特徴(葉面積指数・地上部乾物重)の季節変化を把握できる植生指数を考案し、デジタルカメラを活用した作物生育モニタリング手法を開発しました。 背景・ねらい ...
高頻度観測衛星データ(MODIS)を用いて作物生育の時空間変化を評価する
要約 高頻度観測衛星センサー(MODIS)の時系列データを用いて、作物の生育ステージや光合成量の時間変化を精度良く広域的に推定するリモートセンシング技術を開発し、アメリカコーンベルトにおけるトウモロコシの...