要約 飼料にβ-カロチンを添加して産卵鶏に給与すると、卵黄中β-カロチン含量は増加する。β-カロチンの添加量が増えると、卵黄中含量も増えるが移行率は低下する。また、β-カロチンの添加により、卵黄中ビタミンA...
要約 豚胚の採卵を効率的に行うため、胚日齢4~9日の豚胚の子宮内分布を調査した結果、4~6日の範囲で豚胚は卵管子宮接合部近傍に集中しており、7日以上経過するとさらに子宮内に広く分布していた。 背景・ねらい...
蛍光インサイチュハイブリダイゼーション法による牛Y精子の検出
要約 Y染色体特異的DNAプローブを用いた蛍光インサイチュハイブリダイゼーション法により、牛Y精子の検出が可能となった。 背景・ねらい X、Y精子の分離はさまざまな手法で試みられているが未だ確立された技術は...
要約 サケ卵から新規のプロテアーゼインヒビターを発見し、その化学構造を解析した。 背景・ねらい 魚類各組織、とくに卵は強いプロテアーゼインヒビター活性を示すことが知られており、卵の成熟、発生過程におけ...
要約 1980年代末からのマイワシ資源の減少は、乱獲によって引き起こされたのではなく、卵から1歳までの間に起こった大量の死亡のためであることが明らかとなった。またこの大量の死亡は、従来の定説のように孵化...
要約 魚肉タンパク質の凍結耐性は魚種によって異なり、高い水温に棲息する魚種の肉質ほど凍結耐性も高いことを明らかにした。 背景・ねらい 今日、凍結貯蔵される水産物は年間約400万トンにのぼり、輸入水産物、...
要約 水産物の供給・消費環境の変化に伴ない台頭が著しい食品加工産業のうち中食産業を対象に、その産業特性の検討と食材需要分析を行うことによって、水産物流通の再編メカニズムを明らかにした。 背景・ねらい ...
要約 世界中の海洋に分布するアカイカ科のイカの肝臓中の有害物質を分析することによって、全地球的な汚染マップが効率的に作成できることを実証し、さらに汚染が北半球に偏っていることを明らかにした。 背景・...
要約 放流されたヒラメ種苗の成長が主要餌料生物であるアミ類の豊度により影響されること、利用されるアミ類が特定の種類や大型の個体へ偏る傾向があることから、ヒラメ種苗の放流には餌料条件に十分な注意を要す...
要約 夏季に日ロ共同スルメイカ資源調査の一環として実施したロシア沿海州沿岸域での海洋観測資料を解析し、リマン海流は寒流というよりはむしろ対馬暖流と類似した暖流的性格をもつことを明らかにした。 背景・...
マイクロデータロガーによる自然環境下におけるヒラメの行動解析
要約 国立極地研究所(以下、極地研)との共同研究として、極地研で開発したマイクロデータロガー(以下、データロガー)をヒラメに装着して天然海域に放流し、回収されたデータロガーに記録された遊泳水深、環境...