病害虫防除農薬試験 1)殺菌剤に関する試験 (1) 硫黄粒剤くん煙のきく白さび病に対する防除効果
摘要 目的:キク白さび病に対する硫黄粒剤くん煙の効果を検討する。 成果:10.2g/2000立米 の硫黄粒剤くん煙は対照のジマンダイセンフロアブル500倍3回散布と比較し、優る効果を示していた。
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 3)的確な病害虫診断に基づいた新奇病害虫等の防除対策 (1) 各種花きに発生する病害虫の診断 (ii) キクわい化病の発生実態
摘要 目的:わい化傾向を示す、キクについて生理検査を実施する。 成果:草丈が短く、生育に段差が確認できるほ場においては、キクわい化ウイロイドが高率に検出された。
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 3)的確な病害虫診断に基づいた新奇病害虫等の防除対策 (1) 各種花きに発生する病害虫の診断 (i) 病害、虫害の診断
摘要 目的:各種品目に発生する病害虫の診断を実施する。 成果:キクのVerticillium属菌による半身萎凋病が15件、TSWVによるキクえそ病3件、キクわい化病2件、ハボタンの立枯・葉腐症状、エキノプシスに菌核病仮...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (3)各種難防除病害の発生生態と効率的防除技術 (ii) キク半身萎凋病のほ場における発病の品種間差
摘要 目的:キク半身萎凋病の品種間差を調査する。 成果:前年にキク半身萎凋病が発生した現地ほ場において「晃花の富士」、「銀水晶」、「秋芳の源」はその発病程度は低く、前年のポット試験における結果と一致...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (3)各種難防除病害の発生生態と効率的防除技術 (i) デルフィニウム立枯症状株の診断
摘要 目的:平成17年度に立枯症状株から分離した菌の病原性を確認する。 成果:接種試験を実施し、Pythium sp.及びRhizoctonia sp.の病原性は確認したが枯死するまでは至らなかった。
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (2)キク白さび病における薬剤耐性菌の発生実態と対策 (iv) キク白さび病防除薬剤の効果確認
摘要 目的:防除指針に記載のある薬剤及び未記載防除剤の効果を確認する。 成果:ラリー乳剤3000倍、ピリカット乳剤1000倍、ストロビーフロアブル2000倍、サンヨール500倍は対照のジマンダイセンフロアブル500倍...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (2)キク白さび病における薬剤耐性菌の発生実態と対策 (iii) キク白さび病における薬剤耐性菌の検定方法
摘要 目的:キク白さび病に対するEBI剤の効果低下が認められているが、耐性菌を確認する方法を確立する。 成果:EBI剤6種、カルボキシアミド剤、有機硫黄剤2剤、メトキシアクリレート剤2剤、ジフルメトリウム剤の...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (2)キク白さび病における薬剤耐性菌の発生実態と対策 (ii) キク白さび病菌の担子胞子形成条件
摘要 目的:キク白さび病菌の薬剤耐性菌の出現が懸念されており、耐性菌の検定方法、接種方法等の確立が必要である。担子胞子の形成と発芽温度について試験する。 成果:担子胞子の形成と発芽の温度範囲は23℃以下...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (2)キク白さび病における薬剤耐性菌の発生実態と対策 (i) キク病害虫防除、土壌管理等実態調査
摘要 目的:キク生産者の耕種概要、薬剤散布回数、土壌管理の実態を調査する。 成果:キク栽培農家15戸を調査した結果、栽培面積は20a~30aが最も多く、露地とハウスの併用が半数を占めていた。挿し穂の購入は外...
環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術 (1) キク白さび病の耕種的防除法を取り入れた化学農薬低減技術 (i) キク苗の高温処理による白さび病の発病抑制効果
摘要 目的:キク苗に対する高温処理によるキク白さび病の発病抑制について試験する。 成果:さし芽直後の苗、活着後の苗を供試し、30,35,45℃で、3日間、7日間処理した。さし芽直後の苗を7~10日間、35℃の高温処理...
摘要 生態系活用型防除技術の確立を目的に、ハウス外縁に光反射シートを敷設しネギアザミウマの侵入抑制効果、天敵に対するマシン油剤の影響評価、カーネーション萎凋病に対する非病原性フザリウムの作用機構の検...
10病害虫防除農薬開発 (2)主要病害に対する新農薬の防除効果
摘要 効果があり実用性があると判定された薬剤は、ばれいしょのワタアブラムシに対するコルト顆粒水和剤、やまのいものワタブラムシとジャガイモヒゲナガアブラムシ両者に対するアクタラ粒剤5、アクタラ顆粒水溶...
17 環境負荷軽減のための花き病害虫防除技術の確立 1)難防除病害の効率的防除技術
摘要 キクの白さび病の耕種的防除を取り入れた化学農薬削減防除法の確立を図る。また、薬剤耐性菌の発生状況を調査する。 研究対象 共通 専門 病害 部門 花き
内分泌攪乱作用が懸念される農薬を使用しない病害虫防除技術の確立
摘要 ○目的:岩手県ではSpeed’98(旧環境庁)に掲げられる内分泌攪乱作用が疑われる化学物質に含まれる農薬について農作物病害虫・雑草防除基準から削除し,これらの農薬を用いないより安心な農産物を供給しようと...
摘要 (目的)薬剤耐性菌および抵抗性害虫の発生実態と出現の過程、要因を解明し病害虫防除を適切に推進する。 (計画)コンニャク、ユリ、ヤマトイモ、キュウリおよびトマトの病害虫の各種薬剤に対する感受性を...
5 小笠原諸島固有植物等遺伝資源の保護 (2)小笠原固有植物等の病害虫防除技術の確立 (i)固有植物等の病害発生状況の把握
摘要 小笠原の稀少植物に発生する病害虫に関する知見は少ないため,野外および栽培中に発生する病害を調査した。12科13種の植物に14の病害を確認,8つは属レベルまで病原菌を同定した。オオハマギキョウ;Rhizoct...
摘要 抗菌資材や除菌技術を検討し、水耕栽培やエブアンドフロー等の養液栽培の生産安定を図る。ミツバ根腐病に対する抗菌資材、金属銀剤の花き類への応用、光触媒式水質浄化装置によるミニバラ疫病菌等の防除試験...
花き類の新病害虫の同定と環境保全型防除技術の確立 (2)生物資材等を用いた病害虫防除技術の確立
摘要 ユリ、ヒマワリ、デルフィニュームの軟腐病に対する生物農薬の効果と薬害について検討した。それぞれに軟腐病菌を接種し、バイオキーパー水和剤1000倍を3回散布したが、無処理区の発病も低く、効果は判定で...
花き類の新病害虫の同定と環境保全型防除技術の確立 (2)生物資材等を用いた病害虫防除技術の確立 イ キクのハスモンヨトウムシに対する有効薬剤の検討
摘要 生物的防除資材(BT剤)を用いて、キクのハスモンヨトウに対する防除効果と実用性を検討した。その結果、クォークフロアブル400倍処理の3日後の補正密度指数は、無処理区の100に対し18.8と効果が認められた...
奄美地域におけるソリダゴ及びキクの新発生・難防除病害虫防除の確立
摘要 (目的)ソリダゴに発生するさび病,根頭がんしゅ病,スリップスを中心とした病害虫について,発生生態を解明し,防除技術を確立する。(成果) (i) ソリダゴさび病の胞子の発芽率は,35~37℃では20~40%に...