a.バイオエタノール原料としての資源作物の多収品種の育成と低コスト・多収栽培技術等の開発
摘要 原料作物の開発では、1)てん菜および馬鈴しょで今期に開発した系統の現地試験を実施し、てん菜「北海101号」などの耐病性系統が収量の安定性に優れることを実証し、馬鈴しょでは「根育38号」が多肥密植栽...
a.バイオエタノール原料としての資源作物の多収品種の育成と低コスト・多収栽培技術等の開発
摘要 1)高分解性でん粉を持つ甘しょ「九州159号」を農林認定候補とした。また、新規に高分解性でん粉甘しょ「九州167号」、多収のソルガム「九州交6号」等を選定するとともに、さとうきび「KY01-2043」等有望系...
摘要 目的:京都府で保存しているアズキ遺伝資源の中から、「京都大納言」以上に機械化栽培に適している系統を選抜する。また、有望系統とウイルス病抵抗性を有する「新京都大納言」を交配し、大粒でウイルス病抵...
e.良食味で加工適性に優れた甘しょ品種の育成と新たな有用特性をもつ甘しょ育種素材・系統の開発
摘要 (1)甘みが強く良食味で線虫抵抗性を示す「九州143号」、イモの外観が優れ、線虫抵抗性を示す「九州138号」を食用(青果用)の新品種候補として選抜した。「九州143号」は、鹿児島、大分、千葉で、「九州138...
摘要 地域別に適応性のある稲発酵粗飼料(WCS)用水稲品種の育成を進め、耐病虫性を付与する交配と選抜を行うとともに、TDN収量を向上させるため新しい遺伝資源を用いた育種素材の開発を進めた。また、バイオエネ...
摘要 かんしょの直播栽培を用いてトウモロコシを補完する青刈用飼料生産を行い冬季はイタリアンライグラスを作付けして翌春かんしょを再萌芽させることにより、低コストで安定な自給飼料生産システムの開発に資す...
摘要 水田に作付けが可能な稲発酵粗飼料利用向きの生産性の高い寒冷地南部向き水稲品種の育成を目的として10年から12年にかけて、新たに75組合せの交配を行うとともに既存の交配組合せも用い、F1養成58組合せ、雑...
摘要 新たに32組合せの交配を行うとともに、既存の材料の中から飼料生産に向くと思われる集団・系統を選抜し、個体選抜では7組合せ約200個体、単独系統17系統、後代系統10系統を選抜した。再生力に関する遺伝資源...
摘要 てんさい直播無間引き栽培においては、苗立ちの良否による収量変動が問題となっており、低温下での早期発芽、苗立ちの安定化が求められている。そこで、苗立ちに関わる種子特性について解明するとともに、低...
摘要 てんさいの栽培において、高齢化、離農による大規模化に伴う労働不足、北海道の多様な気象条件が引き起こす病害の発生による生産の不安定性が重要な農業問題となっており、直播栽培による省力・生産コストの...
摘要 南九州における飼料用トウモロコシ作は、台風被害による収量の低下が不安定要因となっており、夏季の青刈飼料として有望な飼料作物も少ない。一方、かんしょは台風災害にも強く、茎葉にはビタミンや無機塩類...
摘要 ハイブリッド品種を始めとする日印交雑で障害となる雑種不稔性を緩和する広親和性と、直播適性品種として重要な形質である耐転び型倒伏性の遺伝解析を実施する。高ヘテロシスの日印交雑の組み合わせでは20...
摘要 9年度は、かんしょ近縁野生種遺伝資源のうち、種子保存中の50系統について、1次特性を調査し、データベースに登録した。また、かんしょの茎葉飼料化特性の予備調査を行い、省力的な直播栽培で、4回収穫...
摘要 水田に作付けが可能な飼料イネを導入するために、生産性の高い飼料作物としての水稲を選抜するとともに、その選抜技術の開発を行い、今後の飼料イネの育成に寄与する。10年度は国内外の遺伝資源、育成系統...
寒冷地南部向き安定良質、良食味、直播など機械化適応性品種の育成
摘要 寒冷地南部地帯に適する安定良質、良食味で、かつ低コスト・省力化のために直播など機械化適応性を持つ優良品種の育成を目的とする。10年度は国内外の遺伝資源を対象として目的形質の評価を行い、交配母本...
摘要 寒冷地南部における直播栽培で必要な低温出芽と耐転び型倒伏の特性を備えた育種素材を開発する目的で試験を行った。遺伝資源を探索し、探索された遺伝資源や既知の遺伝資源を母本とした交配育種法により、雑...
摘要 直播稲の乾田深播きにおける出芽率は地中茎の伸長が大きいほど高く、日本品種はメソコチルの伸長が大きいアメリカ品種や難防除雑草となる赤米と比較して不利であった。湛水直播における地上部と根の初期伸長...
摘要 水稲の直播適性として、低温下での出芽・苗立ち性の遺伝様式を明らかにするため、Italica Livorno、Arroz da Terraおよび朔在来をキヌヒカリに交配した。この後代は、直播適性...
摘要 熱帯の水稲直播栽培では、水田を代掻きした2、3日後に催芽種子を土壌表面に散播する。そのため種子は鳥や鼠の害にさらされるのみでなく、強い日差しのため乾燥したり逆に強雨にたたかれ流されたりし、苗立...
摘要 寒冷地における直播栽培では、低温下における出芽苗立ちの不安定化が重要な課題となっており、高出芽性品種の育成が強く求められている。本研究課題では、低温下における出芽の生理的機構を、酵素レベルを含...