摘要 コムギの移植試験から、コムギ縞萎縮病の発病に有効な感染は、日平均地温で5℃から13℃のとき起こり、それ以上及びそれ以下の温度となる時期で少いことを明らかにした。また、播種後発病最盛期までの調査に...
摘要 育種目標にそって、「かんまさり」ほか3品種を母本に、「しんいちのせ」4倍体ほか2品種を父本とした合計5組合せの交配を行い、育苗フレ-ムで育苗を行った。晩秋期に発育不良、多裂葉、側枝多条、萎縮病...
摘要 温暖地東部の麦跡地帯には縞葉枯病が多発する環境にある。また場所によっては、いもち病、萎縮病の発生も多い。また、今後の低コスト直播品種の開発と環境保全型農業の観点より雑草耐性品種の開発が望まれて...
摘要 愛知県鳳来町周辺で集団発生したケケンポナシてんぐ巣病株からMLOが検出され、さらに健全木への接ぎ木伝染により病徴が再現され、接種木は2、3カ月後に枯死したことから同地域のケケンポナシの集団枯損...
摘要 近年、東北地域においては冷夏・暖冬等の気象変動により作物の安定栽培に支障をきたしている。コムギ縞萎縮病も気象変動にともない被害が問題となっているが、その発生生態については、接種試験が困難である...
気象変動下におけるコムギ土壌伝染性病害発病予測モデル構築のための基礎的研究(65)
摘要 秋季の紅色雪腐病抵抗性の発現過程と根雪前の抵抗性獲得値を数年間にわたり追跡したデータを解析した。その結果、根雪直前の抵抗性獲得値と播種からの積算気温との相関が高かった。播種から40日以内では極...
摘要 東北地方の繭生産は全国の26%をしめているが、その生産性は全国レベルよりかなり低く、その最大の原因は桑葉の低生産性にあると言われている。そこで、少雪寒冷地ややませ地帯向きの良質多収で耐病性、耐...
摘要 5年度は、主に多収・病害抵抗性桑品種の育成を目標に8組合せの交雑を実施し、1286個体を育苗した。第1次選抜試験では樹型、枝条構成、葉形、秋季の葉の硬化、および病害の発生状況などを調査し、植付...
摘要 「ときゆたか」4倍体ほか10品種・系統を母本に、大島桑4倍体ほか7品種・系統を父本とした合計12組合せの交配を行い、2,406本の苗木を養成した。個体選抜では3年度育苗した交雑実生1,701本...
気象変動下におけるコムギ土壌伝染性病害発病予測モデル構築のための基礎的研究(69)
摘要 積雪下におけるコムギ紅色雪腐病抵抗性の衰退過程と根雪前の抵抗性獲得値を数年間にわたり追跡したデータを解析した。その結果、積雪下では病原菌が存在しない状態でも宿主そのものの抵抗性は低下し、雪腐病...
摘要 国の育成した、桑農林1~9号の発育、枝条伸長、収量及び病虫災害等を調査し、多植栽培適性を検討した結果、春期の5齢盛食期における新梢長は、おおゆたかが最も長く、ゆきしらず、ゆきしのぎが短かった。...
摘要 温暖地向優良桑品種を育成するため、9品種・系統を用いて14組合せの交雑を行い、4460個体の育苗し、そのうち1573個体を選抜した。第1次選抜では植付2~4年目の交雑実生の枝条構成、葉形、病害...
摘要 1988年に交雑・育苗し、1989年に第1次選抜圃場に植付けた「一ノ瀬」x「みなみさかり」ほか7組合せの実生合計601 個体について、植付4年目(最終年)の特性を調査した。前年までに30個体を...
摘要 耐倒伏性で萎縮病等の抵抗性を備え、良質多収の暖地向き品種を育成する目的で交配、選抜を進めてきた。その結果、系統「九72-15」が新品種として「ひのさかり」(桑農林15号)と命名登録された。本年...
摘要 興津41号~43号、安芸津10号及び口之津14号~16号について、試験を継続して実施した。安芸津10号は食味は良いものの露地栽培では小果であるが、施設栽培では果実が大きくなり、結実性も良いこと...
摘要 イネ黄化萎縮病による生育阻害や出穂遅延の程度はイネ品種により異り、リドミル粒剤(メタラキシル)処理による貫生誘発効率も品種間で大きく異なった。農林20号はリドミル無処理で貫生体が高率で見いださ...
摘要 1988年に交雑・育苗した「一ノ瀬」X「みなみさかり」ほか7組合せ及び対照の「しんいちのせ」の合計611個体について、第1次選抜、植付け3年目の特性調査を行った。優良個体として植付け2年目まで...
摘要 温暖地向優良桑品種を育成するため、9品種・系統を用い7組合せの交雑実生群を育苗し、4079個体の成苗を得て880個体を苗床選抜した。昨年苗床選抜した8組合せ614個体を第1次選抜圃に栽植、植付...
摘要 国の育成した新品種について、桑農林1~9号の春季の発育、枝条伸長、収量及び病虫災害等を調査し、多植栽培適性を検討した結果、夏切後の枝条伸長は、しんいちのせ、しんけんもちの二品種だけが対照品種の...
気象変動下におけるコムギ土壌伝染性病害発病予測モデル構築のための基礎的研究
摘要 東北地域では、コムギ縞萎縮病・紅色雪腐病等が異常発生し問題となり、近年の気象変動との関係を解析し、発病予測に基づいた対応策が求められている。本研究では、これら病害について発病予測モデル構築のた...