PTGSサプレッサー阻害による新規作用の抗植物ウイルス剤の開発
摘要 生産現場で発生するウイルス病に対する防除技術とくに感染後に治癒効果を示す薬剤はこれまで実用化されていない。本県は多くの作物でウイルス病が多発し、施設を利用しなければ安定生産はできない。本課題で...
摘要 南濃地域においてトマト黄化葉巻病の発生が確認されて以来、本地域を中心としてその被害が深刻化している。早晩県内他産地への拡大が予想される中で、本病を中心として本県における重要ウイルス病の早期防除...
昆虫培養細胞系簡易作出技術の開発と培養細胞系による昆虫免疫反応解析系の確立(D342)
摘要 樹立した連続継代性培養細胞株の主な利活用として、生理活性物質に鋭敏に誘導される血球由来細胞株の機能解析を進めた。無血清培養可能なカイコ細胞株は組換えウイルスに対する感受性が高く、組換え体の高発...
摘要 本県においても被害が深刻となりつつあるトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)のよる黄化葉巻病の早期防除を可能にするため、高精度でかつ迅速・簡便な予察・診断技術を開発する。これまでにトマト試料から...
テトラクロロエチレン等の植物及び微生物機能を利用した複合的バイオレメディエーション
摘要 微生物より単離したテトラクロロエチレン等の有機塩素化合物の分解酵素をコードする遺伝子を、植物あるいは他の微生物に導入し環境汚染物質の優れた分解能を有する遺伝子組換え植物を獲得するとともに、植物...
摘要 二重殻構造を持つイネ萎縮病ウイルスの3.5Å分解能での構造の全容を明らかにした。二重殻の外殻は46kDaのタンパク質P8が780個、ウイルスの持つ対称構造triangulation number T=13の対称で配列し, 内殻は114kD...
摘要 イネ萎縮ウイルス(RDV)の3.5オングストロームA分解能の結晶構造を明らかにした。RDVは外殻と内殻の2種類のタンパク質からなる二重殻球状構造をしており、これらのタンパク質の配列から構築原理を考察した...
摘要 イネ萎縮ウイルス(RDV)について分解能3.5ÅのX線解析が終了し、側鎖を含めた構造の全容が明らかになり、構造の精密化に着手した。コックスフットモットルウイルス(CfMV)については結晶を作製し、分解能4....
アザミウマ類によるトマト黄化えそウイルス伝搬機構の解明(293)
摘要 トマト黄化えそウイルス(TSWV)を効率的に媒介するミカンキイロアザミウマの伝搬能力には地域個体群間変異が存在することから、12年度はこれまで十分に明らかにされていなかった東北地域個体群の伝搬...
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルスのN末端5アミノ酸を欠失させた変異移行タンパク質遺伝子(■5MP)をタバコに導入し、トバモウイルスの感染を抑制する系統を得た。移行タンパク質は細胞間移行する分子量の限界を...
新規の強力プロモーター・カセットの開発とこれを利用した環境修復機能を目的とした形質転換体の作出(293)
摘要 外来遺伝子を植物体内で発現させるためには、従来カリフラワーモザイクウイルスの35Sプロモーターが主として用いられてきた。しかし、35Sプロモーターは特許化されており、さらに植物ウイルスの遺伝子由来で...
摘要 植物ウイルスを農薬で防除することは困難であるが、最近抵抗性誘導剤をタバコに処理するとタバコモザイクウイルス (TMV) によるモザイク症状の発現を抑制することが報告された。抵抗性誘導剤は既に糸状菌病...
摘要 温州萎縮ウイルス全塩基配列の決定および温州萎縮ウイルスグループの外被タンパク質遺伝子の塩基配列の決定に引き続き、RNAポリメラーゼ遺伝子の塩基配列の決定を行い、系統樹分析を行った。また、全長cDNA...
スーパーグループ間に保存された配列等を用いた落葉果樹未知ウイルスの検出
摘要 我が国のナシ、核果類等の落葉果樹のウイルス病は分子生物学的性状の解明が不十分である。一方、他の植物ウイルスでは、グループ間(スーパーグループ)で保存されたアミノ酸配列が認められている。最近、こ...
植物ウイルス遺伝子を用いたパパイアウイルス病抵抗性植物の作出(52)
摘要 パパイア輪点ウイルスパパイア系統(PRSV-P)およびパパイア奇形葉モザイクウイルス(PLDMV)によって引き起こされるウイルス病はパパイアの重要病害であり、現在のところ有効な防除技術がない。そこで、両...
摘要 ウイルス遺伝子を利用した新たな抵抗性育種素材を開発するため、オオムギ縞萎縮ウイルスの外被蛋白質遺伝子を導入した形質転換オオムギの自殖後代の抵抗性検定を行った。その結果、T3世代ではウイルス抵抗性...
作物発現ウシラクトフェリン/ラクトフェリシンの開発(134)
摘要 昆虫細胞系、植物ウイルス系でのラクトフェリンNローブの発現とその機能の幾つかについて検討した。昆虫細胞で発現したNローブの一部は培養上清中に分泌された(~10μg/ml)。この蛋白はヘパリン結合能を持...
摘要 花き生産の増大に伴い各種ウイルス病が多発するようになったが、植物ウイルス病の中には病原ウイルスが不明あるいはウイルスの諸性質が十分に解明されていないため的確な診断および防除が実施されていないも...
摘要 これまで温州萎縮ウイルス及びその近縁ウイルスは、我が国カンキツに深刻な被害をもたらしているが、塩基配列・遺伝子構造が不明で未分類であった。そこで温州萎縮ウイルスの全塩基配列の決定を行い、既知の...
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)のMPはタバコにおいて発現させるとCGMMV感染を亢進し、原形質連絡の分子量限界を増加させるなどの機能が分かっている。一方アミノ末端欠失型MP遺伝子(Δ5MP)をタバコに...