摘要 7年2~3月にかけて熊本県八代郡、球磨郡内9町村で実施された有害鳥獣駆除を対象に調査を行った。合計172個体(オス87、メス85)が捕獲され、すべての個体について捕獲場所を確定した。捕獲が許可...
摘要 "地球環境保全の世論の高まる中、「生物多様性条約」や「希少動植物保護法」が成立し、林野庁においても全国16箇所の「森林生態系保護地域」が設定され、13箇所の「生物遺伝資源保存林」の設定が予定さ...
摘要 熱帯・亜熱帯地域ではその気候条件により、農作物のみならず、街路樹、垣根、観賞植物、また、野草・雑草など多種多様な植物が周年生育する。豊かな緑は人々の目を楽しませてくれるが、同時に病害虫のすみか...
摘要 ガイマイツヅリガ(Corcyra cephalonica STAINTON)は、熱帯、亜熱帯地域において、米などの穀類や油料種子の重要害虫として知られ、また、貿易を通じて温帯圏の一部にまで分布...
摘要 "7年1月から12月までに九州管内で収集された被害報告は、病害情報が23件、虫害情報が26種31件、獣害情報が4種11件だった。吉無田試験地のスギザイノタマバエ成虫発生量は、例年通り、第1回発...
摘要 矢部営林署向原国有林のスギ林の固定試験地で、虫糞調査法とライトトラップ法でそれぞれ幼虫と成虫の密度調査を行った。幼虫の密度はほぼ前年と同じで、成虫はやや密度が低かった。同じ試験地の8本の固定試...
摘要 ガモシス症状の分離材料に共通しかつ高頻度に分離された菌はFusarium属菌、Macrophoma属菌、Pestalotiopsis属菌であった。分離された63菌株を接種し、その中でMacro...
摘要 セグロアシナガバチの4巣を移植し、産卵数、成虫の羽化数、巣の発達経過を調べた。最初の働きバチは6月3~5日に羽化した。女王の産卵数は6月中は一日当たり1~2個だったが、7月に入ると同6~8個に...
摘要 大分県久住町のオオゾウムシ発生林分にアカマツ丸太を搬入・回収してオオゾウムシの生活史を調査した。4月~7月に林内に搬入された丸太を搬入3カ月後または当年11月に回収すると、丸太内からはオオゾウ...
摘要 社会性昆虫であるアシナガバチは森林害虫の捕食者としても重要である。巣が成虫を効率よく生産するためには働きバチの行動が統率されていなければならないが、そのメカニズムはよくわかっていない。セグロア...
摘要 1990、1991年に熊本県上益城郡吉無田試験地におけるスギザイノタマバエ発生数を調べたところ、間伐区と対象区の間で差がなかった。気温、湿度、風量も両区の間で差がなかったことから、1992年7...
摘要 日本でも1993年に生物多様性条約が締結され、野生生物の種の保全に対する社会的な関心が高まりつつある反面、ニホンジカやノウサギによる農林業被害も各地で深刻化しつつある。このため、野生生物の分野...
摘要 病虫獣害の発生に迅速・適切に対処するためには、日常からそれらの発生0消長を監視している必要がある。主要害虫のモニタリングのみならず、突発的に大発生を起こしうる様々な生物を監視するに当たり、九州...
摘要 マホガニー、セドロ、カヤなどセンダン科マホガニー類は全熱帯・亜熱帯地域に共通の高級材生産樹種であり、その造林には大きな期待が寄せられているが、新梢穿孔性の難防除害虫マホガニーマダラメイガ(Hy...
摘要 東南アジア、東アジアで採集したトビイロウンカ長翅型成虫の羽化後の絶食耐性を比較した。羽化直後の絶食耐性(水だけを与えた場合の生存日数)は採集地間で違いがみられず雌雄ともほぼ5~6日であった。し...
摘要 向原国有林のスギ固定試験木での過去5年間のヒノキカワモグリガ幼虫の虫糞調査の結果から幼虫密度を推定した結果、調査期間中、幼虫密度は1990年度に大きなピークを示した。各試験木の推定幼虫数と樹高...
水稲害虫に対する殺虫剤の作用特性の解明と水稲害虫の制御技術の開発(237)
摘要 殺虫剤施用後にウンカ・ヨコバイ類の虫数が無施用の場合より多くなる現象は鹿児島離島以南の亜熱帯、熱帯の稲作で高い頻度で生じることが知られているが、温帯では明確でなかった。7月のセジロウンカ第1世...
摘要 日本とインドシナ半島の亜熱帯、熱帯で採集したトビイロウンカ個体群について、移動能力と密接に関連する絶食耐性について比較した。羽化直後の長翅型成虫を24時間芽出し苗を吸汁させた後、水だけを与えて...
摘要 ブラジルにおける農牧分野の研究は、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)が中心となって推進している。ウシはこの国で最も重要な家畜であり、頭数は人口とほぼ等しく、約1億5千万頭を数える。この1/...
摘要 成虫発生数を調べたところ、間伐区では間伐前の1991年から既に、対照区に比べて羽化数の減少がみられ、間伐年もその後もこの傾向が維持された。従って、吉無田試験地では間伐が短期間の成虫数変化を引き...