エンドファイト窒素固定評価技術の開発と最適窒素固定条件の解明
摘要 作物体内の内生菌による窒素固定について、サツマイモ体内各部位からRNAを抽出しRT-nestedPCRにより窒素固定遺伝子(nifH)の発現を明らかにした。機能している窒素固定nifH遺伝子の類似性から菌種の推定を...
摘要 今までの調査体制を見直し,新潟県粟島の環境の異なる2定点において,毎年6月に水深6mで定量採集の継続調査をし,水深7mで自記水温計により連続周年観測をすることに決定し,調査・観測を実施した。さら...
摘要 近年の生物多様性保全に対する関心の高まりとともに、農林地のもつ生物相保全機能の重要性が一層強く指摘されるようになった。しかし一方で、全国各地で急速に進む農地の休耕や耕作放棄は、従来の二次的自然...
低湿地林の立地形成過程における堆積物中への炭素蓄積機能の評価(30)
摘要 分布の北限に近い西表島のマングローブ林において、その立地形成過程と共に、堆積物中の蓄積炭素量を明らかにした。今回調査を行った後良川下流部のマングローブ林下には層厚1m前後の有機物層が見られた。...
摘要 全国8箇所に設定したモニタリングセンターステーションにおいて、森林の健全度、降水により負荷される物質量等の観測を継続した。年輪解析及び土壌の緩衝能のデータ集積も前年度に引き続き継続した。限界環...
摘要 タイ王室林野局メクロン流域試験地内に設定された二次林の固定試験地において、毎木調査と植生タイプの調査を行った。毎木調査の結果では、新たな木は一部の区画で多数確認されたが、全体としてはあまり多く...
摘要 陸上生態系の炭素プールに重要な位置を占める土壌有機炭素は不安定であり、人為や環境インパクトに伴って容易に変化する可能性がある。森林土壌炭素プールの森林管理や環境変化に対する応答を予察し、土壌の...
低湿地林の立地形成過程における堆積物中への炭素蓄積機能の評価
摘要 沖積低地上に広がる低湿地林は、後氷期の海面変化に伴う地形変化で平野が形成されるに従い、世界的規模で拡大してきた。特に熱帯地域に広がるマングローブ林や泥炭湿地林は、その立地に厚い有機物層を形成す...
摘要 全国8箇所に設定されている既設モニタリングセンターステーションにおける降水、林内雨、樹幹流の調査を継続した。限界環境に成立している特定樹木群落のモニタリング地は、北海道、木曽、九州で設定した。...
摘要 18年生のヒノキ林の二酸化炭素の動態を大気、樹冠上、樹冠中、樹冠下、林床30cm、土壌表層、土壌中の7層に区分し計測した。二酸化炭素濃度の季節変化は温度をパラメータとしたとき一次回帰で近似でき...
摘要 ヒノキ人工林の落葉落枝により林床に供給される炭素量の季節変動と堆積有機物の分解の季節変動を明らかにした。林床に堆積した有機物層に含まれる炭素の現存量は5.53Cton/haであった。土壌A層に...
摘要 タイ国王室林野局メクロン流域試験地内の熱帯季節林二次林に設置した6m×6m~10m×10mの3カ所の固定調査区において代表的先駆種の一つであるバナナの個体群動態について検討した。バナナは3~7本...
摘要 土壌呼吸測定における新しい通気法を検討した。土壌呼吸速度への通気流量は0.5~2.0l/min.の範囲では影響が認められなかった。チャンバー面積の相違は、土壌呼吸速度に影響を及ぼすが、土壌中の...
摘要 森林地帯における酸性降下物の量と質を明らかにするとともに、森林生態系に与える影響とその発現機構を解明し、影響の顕在化を未然に防ぐために、全国8箇所に設定したモニタリングセンターステーションにお...
摘要 森林地帯における酸性降下物の量と質を明らかにするとともに、森林生態系に与える影響とその発現機構を解明し、影響の顕在化を未然に防ぐために、全国8箇所にモニタリングセンターステーションを構築し、森...
摘要 16年生ヒノキ人工林において、地温・林床温度・気温をパラメータにして、森林-土壌生態系における空間的な二酸化炭素濃度の季節変動を推測した。いずれも温度に対してヒステレシス的循環回帰を示し、温度...
摘要 タイ・カンチャナブリの熱帯季節林の天然林、二次林、荒廃地での植生パターンの変化と先駆種の個体群動態について調査した。天然林には4種の竹が優占し、二次林には竹・木本先駆種、荒廃地にはバナナ・ユー...
農業生産と農業環境に果たす農用林等植生の機能の解析と評価-空間的相互作用に基づく生物保持機能の評価手法(196)
摘要 農耕地・農用林・屋敷林等のモザイクからなる植生の配置が、農村地域の生物相維持に果たす役割およびその評価の視点を明らかにしようとした。屋敷林(自然林構成要素)、農用林(二次林構成要素)、農耕地(...
摘要 酸性雨は広域汚染であり、森林に与える影響は慢性的、蓄積的である。森林地帯における酸性降下物の量と質を明らかにするとともに、森林生態系に与える影響とその発現機構を解明し、影響の顕在化を未然に防ぐ...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(155)
摘要 土壌中の日平均CO2ガス濃度は春から夏にかけて低濃度で上昇し、夏から冬にかけて高濃度で減少するヒステレス的な季節変動を示した。地温の上昇過程と下降過程ではともに地温に高い正の相関で一次回帰し、...