摘要 1)プリオン病の診断技術の高度化のために異常プリオンたんぱく質PrPSc特異抗体を用いて、異種伝播におけるプリオンの馴化とPrPScの構造の推移を明らかにした。また、免疫組織化学的手法において抗原の賦活...
摘要 1)BSE等プリオン病の検査・診断技術の高度化・迅速化では、牛のプリオンたんぱく質(PrP)に特異的なプローブとしてアプタマーを作製し、その特徴的な構造を解析することにより、牛のPrPとの結合にはGGA配列...
摘要 1)プリオン病の診断技術の開発に関しては、PrPScに対する特異的なプローブとしてのアプタマーの作製とそれを用いたプリオン濃縮法を確立した。血清などからのプリオン濃縮法への有用性が示唆されており、...
スクレイピー野外発生症例の病態解析および遺伝学的解析(128)
摘要 組換羊プリオン蛋白質を免疫原にしてモノクローナル抗体を作製した。11年度に作製したポリクローナル抗体および12年度に作製したモノクローナル抗体の特性解析を行った結果、両抗体とも特異性が高く、診...
プリオン病実験感染モデルにおける異常プリオン蛋白質の検出(127)
摘要 スクレイピー羊の組織乳剤を接種したマウスについて、脳以外の組織における異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積分布を解析した。スクレイピーではCJDとは異なり初代伝達マウスにおいてもリンパ系組織にPrPScの...
摘要 プリオン病の病理発生機序および伝播機序は未だ不明な部分が多い。プリオン病の発症には宿主のプリオン遺伝子の関与も示唆されているが、その遺伝子型と病型との関係も十分明らかにはされていない。これらの...
摘要 プリオン病は中枢神経系の海綿状変性を主体とする致死性の疾患であり、家畜では法定伝染病に指定されている。現在本病の確定診断は、延髄における病理組織学的検査および異常プリオン蛋白質(PrPSc)の検出に...
感染動物における異常プリオン蛋白質の動態と病理学的変化の解析(119)
摘要 スクレイピーの羊の脳やスクレイピーを感染させたマウスの脳からプリオン病の発病に関わる蛋白質を界面活性剤や蛋白変性剤を用いて液体クロマトグラフィーにより精製しようと試みたが、感染に関わる異常型プ...
摘要 実験動物を用いてプリオン病の分子病理学的解析法を確立し、それらの技術を野外発生例に応用することを目的とした。その結果、ヒストブロット法を用いた新しい解析・診断法の確立およびスクレイピーの診断に...
感染動物における異常プリオン蛋白質の動態と病理学的変化の解析(109)
摘要 1996年6月北海道下の農場で発生した羊スクレイピーの脳材料のマウスへの伝達試験に成功した。発症したマウスは神経症状を示し、脳では空胞病変及びウェスタンブロット法で異常型プリオン蛋白質(PrP...
摘要 1998年度は大分県から1例の海綿状変性を呈した羊の脳について問い合わせがあった。家畜改良センターで飼育していた羊のうち,25頭の事故死したものについて病性鑑定を行ないスクレイピーの発生状況を...
摘要 ヒストブロット法を用いてスクレイピー感染、非感染マウスおよびプリオン遺伝子欠損マウスの脳におけるプリオン蛋白質の分布を検索した。感染および非感染マウスの脳をブロットした未処理のメンブランでは、...
摘要 1996年8月に北海道で発生したスクレイピーの主要臓器が入手できたので、マウスへの伝達試験を行った。脳、肝、肺、腎、脾、心の10%乳剤をマウスに接種し、1年間観察したが、1頭も発症しなかった。...
摘要 羊のスクレイピーには潜伏期の長い株と短い株が存在し、BSEは1つの株であると考えられている。日本で発生した羊スクレイピーをマウスに伝達し、潜伏期及び病変の異なる株が樹立できたので、異なる性状を...
摘要 家畜のプリオン病には羊のスクレイピーや 牛の伝達性海綿状脳症などがあり、異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積が認められる。プリオン病の診断にはウエスタンブロット(WB)あるいは免疫組織化学的...
摘要 羊からマウスへのスクレイピーの伝達試験では、羊:6/9で伝達でき、臓器の内訳は脳:5/9、リンパ節:2/3、脾:1/5、胎盤0/2である。また、モニタリングとしてマウスへ伝達したものでは、羊の...
摘要 わが国におけるBSEとスクレイピーの発生状況を明らかにし、家畜のプリオン病を撲滅することを目的とする。研究計画としては、1)神経症状を呈して死亡した牛の発生状況を調べ、海綿状変性のあるものにつ...
摘要 羊からマウスへスクレイピーを伝達し、マウスにおけるプリオン蛋白質の増殖臓器、マウススクレイピーの潜伏期、病変等を明らかにした。羊のスクレイピーからマウスへ伝達したTsukuba1株は、マウスで...
摘要 胚の早期死滅のモニタリング手法としての牛早期妊娠因子の検出精度を安定化するため、市販の抗牛CD2単クローン抗体を用いる試験法の開発を試みた。2種類の単クローン抗体を用いて牛リンパ球と羊赤血球と...