寒地向け穂発芽耐性・赤かび病抵抗性良質小麦品種の育成(102)
摘要 3種類の赤かび病抵抗性検定法を行った結果、切り穂検定法と灌水ビニールハウス法が赤かび病抵抗性検定に有効であることが示唆された。切り穂検定法は省力的に多数の品種を検定する目的に向いており、灌水ビ...
摘要 系統育種法に従って育種材料の選抜・固定を進めた。育成系統の選抜に当たっては、普及品種の耐冷性および食味水準の向上に対応して、両形質についての選抜基準を厳しくした。新配布系統として、「北海288...
摘要 ばれいしょは生食用、食品加工用及びでん粉用として利用され、各種用途向けの多様な要望に応えるため優良品種の育成を行ってきた。栄養繁殖性作物の育種法により、優良母本の選定と交配、実生養成と栄養系世...
摘要 北海道では開花から収穫にかけてしばしば襲来する多湿・低温・寡照などの悪天候で赤かび病や穂発芽などの被害が発生し収量や品質の低下をきたすことが多く穂発芽耐性や赤かび病抵抗性の一層の改良が不可欠で...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発(267)
摘要 汁液による迅速な栄養診断法の開発のため、窒素およびリン栄養条件を変えてばれいしょを栽培し、汁液中成分濃度の測定を行った。採取された葉柄汁液は葉柄全重の22-30%であった。汁液中リン濃度は着蕾...
摘要 てんさいの育種において、耐病性の選抜・検定法、ヘテロシスの発現機構、単胚性の遺伝解析など基礎的諸問題が未解明の状況にある。そこで、病害抵抗性一代雑種を育成するため、同病害抵抗性の簡易検定法並び...
摘要 「ばれいしょ優良品種の育成、3~10経常」から引き継いだ育成途中系統の選抜をすすめる。さらに栄養繁殖性作物の育種法により、優良母本の選定と交配、実生養成と栄養系世代の選抜を行い、初期選抜では質...
摘要 作物の栄養状態を迅速に診断する汁液診断は、十分な収量、好ましい品質を備えた作物を得ることを目的として行われるが、さらに環境負荷軽減のための養分投入量の制御の指標となることをも目的として、多くの...
イチゴに発生するアブラムシ伝搬性ウイルスの同定と簡易診断法の開発(274)
摘要 イチゴに発生するアブラムシ伝搬性のイチゴモットルウイルス(SMoV)の性状解明と血清診断法を開発する目的で、汁液接種したツルナを用いてウイルスの純化を試みた。ツルナの接種葉を0.1Mのホウ酸緩...
摘要 てんさい単胚系統の根腐病抵抗性選抜材料の抵抗性検定・選抜並びに系統間交配による素材育成と育成系統の増殖を行った。単胚O型個体の選抜及び系統の育成に関しては、「7872」系統を選抜、O型系統の育...
スルホニルウレア系除草剤抵抗性の発現機構の解明及びその簡易検定法の開発
摘要 近年寒地・寒冷地を中心にミズアオイやアゼナ類でスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に抵抗性を示す水田雑草が出現しており、それらの動向解析が求められている。9年度はSU剤抵抗性型を簡易に検定する手...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発(259)
摘要 汁液による迅速な栄養診断法の開発のため、窒素およびリン栄養条件を変えてばれいしょを栽培し、汁液中成分濃度の測定を行った。汁液中リン濃度は着蕾期までばれいしょのリン栄養状態を表したが、開花期には...
イチゴに発生するアブラムシ伝搬性ウイルスの同定と簡易診断法の開発(264)
摘要 イチゴに発生するアブラムシ伝搬性のイチゴモットルウイルス(SMoV)の性状解明と血清診断法を開発する目的で、アブラムシによる半永続的伝搬で発病した野生イチゴを接種源にして汁液接種したツルナを用...
CMVサテライト遺伝子導入トマトのウイルス病抵抗性検定(269)
摘要 キュウリモザイクウイルス(CMV)に抵抗性のトマトを作出するため、病徴抑制型のサテライトRNAの発現遺伝子をトマト(品種:秋玉)に遺伝子導入した。遺伝子導入当代系統の挿し木増殖株(当代系統)に...
摘要 小型病斑抵抗性の業務用向け品種の育成効率化のため、病斑型を加味した早期世代検定・選抜法を検討した。病斑型の浅い品種は深い品種と比較して剥皮歩留まりが高く、業務用品種として優れた特性を有すること...
摘要 そうか病対策として種いも消毒、土壌pH矯正、土壌灌水等が行われているものの効果は不十分であり、抵抗性品種への期待が大きい。真正抵抗性は未だ見出されていないことから、当面は発病の少ない抵抗性品種...
摘要 体内成分を指標とした越冬作物の耐寒性簡易検定法の確立のための基礎資料を得るために、人工気象環境下において、ハードニングがコムギ幼苗のプロリン濃度に及ぼす影響を調査した。その結果、耐寒性に優れる...
摘要 そうか病の病斑型に及ぼす土壌pHと土壌水分の影響を調べた。土壌pHと土壌水分は病斑型に影響したが、その影響の程度は品種の影響より小さく、病斑型を重視した選抜は有効で、その検定には土壌pHと土壌...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発
摘要 畑作物や野菜の栄養状態やストレスを診断する指標として、従来の乾物試料中の成分含有率に代わり、より迅速な情報として作物汁液や導管液など生体液中の成分濃度が用いられるようになってきた。しかし、これ...
摘要 てんさい単胚系統の根腐病抵抗性選抜材料の抵抗性検定・選抜、系統間交配による素材育成、系統の増殖を行った。単胚O型個体の選抜及び系統の育成に関しては、米国由来の「7872」系統を選抜、O型系統の...