トレニアにおける2種類のクラスC転写因子の機能の抑制による雄蕊および雌蕊の花弁化
要約 夏の花壇用の花きであるトレニアでは、特定の遺伝子発現を抑制するRNAi法および特定の遺伝子配列に変異を導入することが可能なゲノム編集技術を用い、2種類のクラスC転写因子の機能を同時に抑制または破壊す...
花器官特異的プロモーターと転写抑制因子による花色・花形の効率的な多様化
要約 遺伝子組換え手法を用いて生育の発達ステージ・部位特異的に標的転写因子の機能を抑制することで、多種多様な花色・花形の作出を可能とする。本技術...
要約 トランスポゾンの転移が活性化したトレニアの系統である雀斑の自殖後代から、ベゴニアのように上下が相称の花をつける変異体が得られている。この変...
クラスB遺伝子の共発現によりトレニアの萼は花弁化し八重形質をもたらす
要約 クラスB遺伝子TfDEFおよびTfGLOを共発現したトレニア組換え体では、萼が花弁様に変化して八重化し、さらには花柄が消失する。TfDEFおよびTfGLOの機能を制御することで...
遺伝子組換え技術により蛍光タンパク質が高蓄積した「光る花」の開発
要約 蛍光タンパク質を高蓄積させた観賞性の高い「光る花」の開発に成功した世界初の例である。LED光源と励起/蛍光フィルターの組み合わせを変えることで、目的に合わせた観賞性とコントラストの調整が可能であり...
花器官特異的なサイトカイニン生合成遺伝子の発現によるトレニアの花形改変
要約 サイトカイニン生合成遺伝子を、トレニアの萼片および花弁特異的に発現させると花弁数が増加し、花弁および雄蕊特異的に発現させると花冠の拡大、副花冠、花弁周縁の鋸歯が誘導される。 キーワード サイトカ...
要約 トレニアにおいて、花が斑入りになる易変性変異体を分離した。さらに、この変異の原因であり、活発に転移しているDNA型トランスポゾンを明らかにした。 キーワード DNA型トランスポゾン、易変性変異体、R2R3...
トレニアの花弁および雄蕊の形成にはTfUFO遺伝子が必須である
要約 花弁が萼化し、雄蕊が欠失したトレニア変異体における変異表現型の原因は、TfUFO遺伝子の1塩基置換である。花器官発達過程におけるTfUFOタンパク質とTfLFYタンパク質間の結合が花弁および雄蕊の形...
miR157過剰発現トレニアでは草姿が変化し花付き期間が延長される
要約 シロイヌナズナのmiR157bを過剰発現する組換えトレニアでは長期にわたり花を付けるほか高度に分枝して草姿が大きく変化することから、草姿や花付きの改良に利用できる。 キーワード マイクロRNA、miR156/157...
花芽におけるサイトカイニンシグナルの局在がトレニアに装飾的な花形を誘導する
要約 トレニアの花芽にサイトカイニンの分解を阻害するホルクロルフェニュロンを処理すると、処理時期の花芽発達ステージによって花芽内でサイトカイニンシグナルが局在化し、その位置によって花弁周縁の鋸歯や形...
トレニアの副花冠の形態はホメオティック遺伝子の発現パターンの違いにより制御されている
要約 サイトカイニンの分解を阻害するホルクロルフェニュロン処理によってトレニアに誘導される副花冠の形は、ホメオティック遺伝子の発現が花弁型のパターンになると幅広くなり、花弁と雄蕊の中間的なパターンに...
トレニアクラスB遺伝子の花弁形成における機能解析と花器官形質改変への利用
要約 トレニアクラスB遺伝子TfGLOおよびTfDEFは花器官の形成や下流の遺伝子発現制御において、部分的に協調して同様の機能を示す一方で、異なった機能も担っている。これら2種類のクラスB遺伝子の...
要約 遺伝子組換え技術に対する理解促進を目的に、花きの色や形を損なわずに樹脂封入するための、法律に基づいた作製体制を整備する。これにより作製する組換えトレニアの標本や教材を博物館、各種教育機関等にお...
変異型エチレン受容体遺伝子の導入によるトレニアのエチレン感受性低下
要約 カーネーションの変異型エチレン受容体遺伝子Dc-ETR1nrをトレニアに遺伝子導入すると、エチレン感受性が低下する。 キーワード 遺伝子組換え、エチレン受容体、カーネーション、トレニア、エチレン感...
要約 トレニアの培養植物の維持管理において、培地の糖をトレハロースにすることで、スクロースの場合の2倍以上の期間(最大2.5か月間)、植物体を健全な状態で維持できる。それにより、維持管理に掛かる時間・経費...
トレニアにおける新規花形創出のための花器官特異的プロモーターの利用
要約 花器官特異的なAP1プロモータ-を用いてキメラリプレッサーを発現させることにより、組換え体の不開花や他の器官への影響を回避しつつ新規花形等を創出することができる。 キーワード トレニア、CRES-...
トレニアの花色・花形の改変のための転写因子を効率的に選抜する方法
要約 50種類程度のキメラリプレッサー遺伝子を一括してトレニアに導入することで多種の形質転換体を同時に作出する。その結果、花形や配色パターンを変化させるものなど、様々な有用形質を付与する遺伝子を効率よ...
遺伝子組換えと重イオンビーム照射の組合せはトレニアの形質改変を効率化する
要約 色変わり組換えトレニアに重イオンビームを照射することで、花色等に多彩なバリエーションを効率的に付与することができる。重イオンビーム照射のみでは変化に乏しい形質に対しても、遺伝子組換えとの組合...
要約 タバコのアルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子の5’非翻訳領域配列(94bp; NtADH-5'UTR翻訳エンハンサー)は、キク及びトレニアの外来遺伝子の翻訳効率を飛躍的に向上させる。 キーワード 遺伝子組換え、キク...
要約 トレニアの花芽にホルクロルフェニュロン(CPPU)を投与することにより、5種類の新規な花形が誘導される。発生する花形は、CPPU投与時の花芽発達ステージに依存して規則的に決定される。 キーワード 花形、...