イムノクロマトキットを用いた農産物のカドミウム濃度の簡易測定法
要約 イムノクロマトキットを用いたカドミウム濃度測定法を各種の農産物に適用するために、それぞれの品目に適した前処理や抽出法などを開発しました。これにより農産物別のカドミウム国際基準値に対応した濃度範...
夏作ホウレンソウ前作物としての春作エダマメの栽培時期の早期限界
要約 春作エダマメの2粒以上莢重100 kg/a以上を得るためには無加温ハウスへ定植後から開花最盛期までの栄養生長量の確保が重要で、ハウス内平均気温19℃以上が必要と計算される。近畿地方北部では、4月初旬以降の...
堆肥等による作物のカドミウム吸収抑制効果は土壌全炭素含量から判断できる
要約 牛ふん堆肥施用により大豆子実およびホウレンソウ地上部カドミウム(Cd)濃度が低下する。全炭素含量が低い土壌では堆肥等施用によるCd吸収抑制効果が高いため、土壌全炭素含量からその効果を判断できる。 キ...
牛糞堆肥に硫安を加えて成型したぺレット堆肥による化学肥料リン酸・カリの節減
要約 牛糞堆肥に硫安を加えて窒素成分を調整したペレット牛糞堆肥を用いれば、いくつかの作物において、0.5t~2t/10aを基肥として施用するだけで化成肥料による標準施肥栽培と同等の収量が得られる。化学肥料由来...
農耕地土壌の化学性を指標とした作物のカドミウム汚染リスク評価
要約 コムギおよびダイズ子実、ホウレンソウのカドミウム濃度は、土壌のpH(KCl)、全炭素および0.1N-HCl抽出カドミウム濃度を説明変数とした重回帰式により推定でき、これにより作物のカドミウム汚染リスクを圃場...
要約 土壌と抽出液の比率(土:液比)1:5、室温、30分の抽出条件で0.01M塩酸によって土壌から抽出されるCd(0.01M塩酸可溶性Cd)含量は豆類、麦類、野菜類等の可食部Cd含量と相関が高く、これら作物のCd含量の推定...
産地マーケティングによる中山間地域の特産作物産地システムとモデル経営
要約 中山間地域における特産作物産地化を図るには、産地マーケティングにもとづく、新作物・品種の試作、技術体系確立の役割を果たす「試作支援センター」が核になり、生産支援、販売体制を分担する役場・JAが...
要約 熱水土壌消毒後の土壌中では、可給態マンガンが土壌表層部を中心に一時的に増加し、有機質に富む黒ボク土など土壌によっては、マンガン過剰症の発生が懸念されるレベルに達する場合も生ずる。しかし、消毒終...
夏期ハウス内における再生紙パルプファイバー吹き付けによるマルチング技術
要約 再生紙パルプファイバーをハウス内の畑地畝面に吹き付けることにより、マルチングする装置を共同開発した。既存のロール状紙マルチ製品と同等の地温上昇抑制効果があり、作物の生育も良い。畝面に密着するた...
要約 畦表面硬化栽培により、キャベツやハクサイでは活着促進が、ホウレンソウでは出芽率向上が図られ、減肥栽培による収量低下割合も低い。畦表面硬化栽培により、キャベツやハクサイでは活着促進が、ホウレンソ...
要約 夏季の市場価格高騰時でも,冷凍ホウレンソウの伸び,大型量販店の自主企画商品(PB)の存在から,直売所等でのホウレンソウの小売価格は 200g当たり250円程度を上限とすることが適切と想定される。 背景...
要約 熱水ボイラーで発生させた95℃の熱水を土壌表面から200L/・注入することにより、地下30cm地点で、50℃以上の土壌温度が8時間持続し、フザリウム菌は死滅した。この熱水土壌消毒法によりトマト萎凋病の防除が可...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
要約 ホウレンソウにおいて、有機質肥料を施用した場合の品質関連成分は、施肥来歴に影響され、化学肥料連用土壌よりも有機質肥料連用土壌で硝酸が低減し、アスコルビン酸が増加する。 背景・ねらい 農業におい...
要約 つくば地区の圃場で栽培されていた数種蔬菜類の根から、窒素固定活性高く根の分化・伸長及び植物体の生長を促進する窒素固定菌アゾスピリラムを分離した。これらの菌株はA.brasilenseとして固定された。キ...
要約 寒冷地の輪換畑において、気象条件に適応した夏秋どり野菜の導入による短期輪作体系を組み立てて、土地の集約的利用と労働力の周年利用により所得の向上が図られる。 背景・ねらい 中山間地域では、立地条件...
要約 リンドウの葉にえそ斑点を生じさせて株が激しく萎縮枯死する症状が発生した。原因究明の結果、インゲンマメ黄斑モザイクウイルスえそ系(BYMV-N)による新病害であったので、病名をリンドウえそ萎縮病と命名し...