サーチライトトラップを用いたハスモンヨトウによるダイズ被害の予察
要約 サーチライトトラップのハスモンヨトウ成虫の誘殺数のピークは次世代1齢幼虫によるダイズ被害葉数のピークより平均で5.3日早く出現し、誘殺数の積算値は被害葉数の積算値と線形の関係があるため、発生予察の...
イチモンジカメムシ雄成虫が放出するフェロモン成分比は日齢によって変化する
要約 イチモンジカメムシ雄成虫は3成分からなるフェロモンを放出するが、その放出量は個体間で大きく異なる。また、その成分比は羽化後日齢によって変化し、β-sesquiphellandreneの割合は日齢とともに増加す...
ハスモンヨトウのオスは中国などから九州・韓国南部へ長距離移動する
要約 ハスモンヨトウのオスは、5月から7月中旬の初夏までの期間に、低気圧や前線の南部に発生する南西風を利用して、九州や韓国南部に飛来することがあると推定される。その飛来源は、流跡線解析などから本種が周...
イチモンジカメムシ合成フェロモン3成分は野外で雌雄成虫および幼虫を誘引する
要約 イチモンジカメムシフェロモン3成分の合成物は野外においてイチモンジカメムシの雌雄成虫および幼虫を誘引する。同フェロモンは秋期に発生する生殖休眠成虫に対しても誘引性を示す。 キーワード イチモンジ...
合成フェロモンを利用してホソヘリカメムシのダイズ圃場への侵入時期を把握できる
要約 ダイズ圃場に設置したホソヘリカメムシの合成フェロモンにはダイズの開花後に成虫が大量に誘引される。フェロモントラップの誘殺ピークと前後し圃場内の成虫密度が上昇することから、本誘引現象は、成虫のダ...
性フェロモンによる交信撹乱を用いてカキのフジコナカイガラムシを防除できる
要約 フジコナカイガラムシの性フェロモン成分をゴムセプタムに含浸させたフェロモン剤による交信撹乱は、飼育容器から小規模野外の各レベルで交尾阻害効果を示す。さらに現地カキ園においても交信撹乱による密度...
ホソヘリカメムシ成熟雄成虫に誘引された雄成虫もフェロモン協力成分を保持する
要約 フェロモン必須成分を持つ成熟したホソヘリカメムシ雄成虫に誘引された被誘引雄成虫は、複数成分から構成されるフェロモン成分のうち協力成分のみを保持する。 キーワード ホソヘリカメムシ、フェロモン、雄...
要約 短日で飼育した性的に未成熟なホソヘリカメムシ雄成虫は同種他個体を誘引せず、フェロモン成分を保持しない。 キーワード ホソヘリカメムシ、フェロモン、雄成虫、休眠、ダイズ 背景・ねらい カメムシ類雄成...
ホソヘリカメムシ雄成虫の同種他個体に対する誘引性には個体間差がある
要約 ホソヘリカメムシ雄成虫のフェロモンの成分量および構成比には個体間差があり、必須成分のtetradecyl isobutyrateを保持せずに協力成分のみを保持する個体がいる。雄成虫の誘引数は、tetradecyl isobutyra...
イチモンジカメムシ雄成虫が放出するフェロモンは配偶行動に関与している
要約 イチモンジカメムシ雄成虫のフェロモン生成は交尾行動や生殖器官の発達と強く連動している。また、休眠雄成虫は交尾行動を示さず、フェロモン成分も保持していないことから、フェロモンの機能は配偶行動に関...
ホソヘリカメムシの合成フェロモン剤の誘引性を増強する新規2成分
要約 ホソヘリカメムシの集合フェロモン成分として3成分が報告されているが、既知3成分もしくはその主成分tetradecyl isobutyrateに新規成分octadecyl isobutyrateまたは(E)-2-hexenyl hexanoateを混合すると...
ホソヘリカメムシ合成フェロモンはイチモンジカメムシ休眠成虫も誘引する
要約 ホソヘリカメムシ合成フェロモンはイチモンジカメムシ非休眠成虫ばかりではなく休眠成虫も誘引する。また、夏期に誘引される雌成虫のほとんどは既交尾で蔵卵している成熟成虫であることから、本誘引現象が配...
要約 アズキほ場に複合性フェロモン剤を処理すると、ハスモンヨトウの未交尾率及び雄の誘引阻害率は ともにほぼ100%を示し、高い防除効果が認められる。また、オオタバコガ、タマナヤガ、 シロイチモジヨトウに...
合成フェロモン利用自動カウントトラップによるホソヘリカメムシの計測
要約 既存の自動カウントトラップをホソヘリカメムシ用に改造し、誘引源として本種の合成フェロモンを取り付けることで、ホソヘリカメムシ誘殺数が自動計測できる。 キーワード ホソヘリカメムシ、合成フェロモ...
ホソヘリカメムシ集合フェロモンに含まれるイチモンジカメムシ誘引成分
要約 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分である(E)-2-hexenyl (E)-2-hexenoateはダイズ圃場においてイチモンジカメムシを誘引する。 キーワード 九州沖縄農研・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室 背景・ね...
ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンに含まれるイチモンジカメムシ誘引成分
要約 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分である(E)-2-hexenyl (E)-2-hexenoateはダイズ圃場においてイチモンジカメムシを誘引する。 キーワード 集合フェロモン、ホソヘリカメムシ、イチモンジカメムシ、(E)-...
要約 ホソヘリカメムシの集合フェロモン剤を用いた箱型粘着トラップでホソヘリカメムシの成虫と幼虫を効率的に捕獲することができる。 キーワード 箱型粘着トラップ、集合フェロモン剤、ホソヘリカメムシ 背景・...
ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分による天敵卵寄生蜂の誘引
要約 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分である(E)-2-ヘキセニル(Z)-3-ヘキセノエートはホソヘリカメムシを誘引せず、天敵卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチだけをダイズ圃場に早期に誘引する。 背景・ねらい...
ホソヘリカメムシ集合フェロモンの一成分による天敵卵寄生峰の誘引
要約 ホソカメヘリムシ 集合フェロモンの一成分である(E)-2-ヘキセニル(Z)-3-ヘキセノエートはホソヘリカメムシを誘引せず、天敵 卵寄生峰 カメムシタマゴトビコバチのみをダイズ圃場に早期に誘引する。 背景...