スーダン型ソルガム2回刈り栽培の倒伏折損被害低減技術としての有効性
要約 スーダン型ソルガムの2回刈り栽培は、飼料用トウモロコシに比較し、強風雨による倒伏折損とそれによる減収の可能性が少なく、気象リスクによる被害を低減する作付体系として有効である。 キーワード 気象リ...
ソルガム新品種「涼風」および「峰風」を活用した2つの新たな飼料作物作付体系
要約 ソルガム新品種「涼風」を活用した獣害を軽減しつつ高栄養粗飼料を周年的に生産する年3回刈り栽培、並びにソルガム新品種「峰風」を活用した従来の作付体系との作期分散が可能なトウモロコシ・ソルガム混播2...
高糖分WCS用稲を微細断し高密度輸送・サイロ調製する収穫体系
要約 高糖分WCS用稲「たちすずか」などを長稈対応微細断収穫機(ワゴンタイプ)で収穫し、ダンプトラックで飼料基地や牧場まで高密度輸送し、バンカーサイロなどで調製する体系により、片道輸送時間20分~30分の近...
ソルガム新品種「涼風」及び「峰風」を活用した飼料作物作付体系の乾物収量
要約 ソルガム「涼風」とイタリアンライグラスを組み合わせた年3回刈り栽培は獣害回避型の慣行栽培よりも約3割乾物収量が高く、ソルガム「峰風」とトウモロコシを組み合わせた省力的混播2回刈り栽培は、慣行二毛...
要約 生物研などが参加した国際コンソーシアムは、イネゲノムの40倍もあるコムギゲノムの塩基配列の概要を明らかにし、コムギの様々な特徴を決定する遺伝子を約12万個見出した。これにより、農業上有用な特性に関...
要約 稲わらおよびソルガム稈部は、米糠由来の市販品と同一構造のセラミドを高濃度含むため、セラミド素材の原料として代替利用できる。 キーワード セラミド、稲わら、ソルガム、バイオエタノール 背景・ねらい ...
要約 イネの根を深い方向に伸ばす遺伝子を発見した。根の張り方が浅いイネに本遺伝子を導入すると、根が深くまで伸び、干ばつに強くなることが実証された。 キーワード 干ばつ耐性、深根性、量的形質遺伝子座、重...
ソルゴー型ソルガム品種「SIL-05」は多窒素条件下でも硝酸態窒素を蓄積しにくい
要約 ソルゴー型ソルガム品種「SIL-05」は、窒素多量施用条件下で栽培しても、反芻家畜の硝酸塩中毒のための飼料中硝酸態窒素濃度のガイドライン(乾物あたり0.2%)を超えにくい。この品種は出穂時の硝酸態窒素濃度...
オオムギ完全長cDNA 24,783配列をデータベースから公開
要約 全ゲノム情報が解読されていないオオムギから大規模な完全長cDNAライブラリーを構築し、このうち代表的な24,783のcDNAの全長配列を解読した。本配列は各遺伝子の機能情報と共に生物研のウエブサイトから公開...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
南西諸島で多発生した害虫は日本初発生のアフリカシロナヨトウである
要約 2010年夏から秋にかけて沖縄県の多良間島・西表島、鹿児島県の喜界島・奄美大島でイネ科牧草やサトウキビを加害する見慣れないヨトウ類の幼虫が多発生しました。羽化した成虫を詳細に調べたところ、これまで...
エンバクではフタテンチビヨコバイの加害によってワラビー萎縮症が発症する
要約 フタテンチビヨコバイに加害されたエンバクはワラビー萎縮症を発症し、草丈の伸長が著しく抑制される。オーチャドグラス、ソルガム、ローズグラス、ギニアグラス、スーダングラスではワラビー萎縮症は発症し...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
要約 トウモロコシおよびソルガム類のカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン濃度の基本統計量を得た。平均値で比較するとソルガム類のミネラル濃度はトウモロコシより高い。 キーワード トウモロコシ、ソルガ...
要約 飼料用ソルガム「リトルソルゴー」、「三尺ソルゴー」、「風立」を障壁作物として栽培することにより、野菜ほ場における農薬のドリフトを低減できる。また、農薬散布時に低減ノズルを併用すると低減効果は向...
マメ科カバークロップ作付け後の不耕起栽培による土壌・水管理技術
要約 マメ科のムクナやヘアリーベッチをカバークロップとして作付けし、マルチとして利用するソルガムやトウモロコシの不耕起栽培は、降雨の表面流出と土壌侵食の低減、雑草発生の抑制など、土壌・水管理に有効...
要約 草地更新時において化学肥料単独施用の場合は5kgN/10a以下とし、刈取時期はスーダングラスは出穂期以降、スーダン型ソルガムでは開花期以降とする。たい肥(牛ふん)施用の場合は5t/10a以下とし、刈取時期...
要約 汁液診断によるトウモロコシ・ソルガムの硝酸態窒素含量推定では個体間差や部位別の蓄積の偏りが問題となる。この技術はこれらの誤差を軽減し、手順を簡易化するため、茎の特定節を用いた、少量サンプルによ...
要約 近赤外分析でのサイレージ中無機成分含量の推定 キーワード
背景・ねらい 近赤外分析法は迅速に成分含量を測定できるため粗飼料の一般成分の推定に広く用いられている。しかし無機成分の推定については...