ほうれんそうに含まれるルテイン定量法と日本農林規格(JAS)化
要約 生鮮・冷凍ほうれんそうについて、汎用性の高い高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法により、再現性の高いデータを取得する。ほうれんそうは、ルテインとその異性体やクロロフィル等を含むが、本法はルテイン...
ソバから新たに単離した高付加価値ソバ品種育成のためのフラボノイド合成関連遺伝子
要約 ソバから新たに単離した複数の遺伝子はフラボノイド合成制御系で働く。これらの遺伝子を標的にした遺伝子型選抜等を実施することにより、高機能性や難褐変性等の高付加価値ソバ品種の効率的育成が可能となる...
要約 小麦、とうもろこし、粟は、それぞれ異なった組成のオリザノール成分を含有し、それらは米オリザノールよりも疎水性の高い成分を多く含有する。これらのオリザノールは米オリザノールと同等の抗酸化能を有す...
ルチンを多く含むダッタンソバ「満天きらり」加工品の体脂肪率上昇抑制効果
要約 ダッタンソバ品種「満天きらり」は子実に多量のルチンを含み、本品をそば粉として使用した乾麺でもルチンが保持され、苦味はほとんど生じない。実施したヒト介入試験においては、「満天きらり」配合麺の摂取...
暖地春まき栽培に適するだったんそば品種候補「九州D6号」の育成
要約 だったんそば「九州D6号」は、耐倒伏性に優れ暖地の春まきおよび秋まき栽培が可能であり、春まき栽培でより多収である。 キーワード だったんそば、春まき栽培、二期作栽培、わい性、耐倒伏性 背景・ねらい ...
要約 水酸化カルシウムを用いて穀物の粉の吸水特性を改変する方法を開発した。処理条件を調節することによって、吸水にかかる時間および吸水量を調節することができる。本法は穀類および疑似穀類全般に広く適用可...
要約 稲わらおよびソルガム稈部は、米糠由来の市販品と同一構造のセラミドを高濃度含むため、セラミド素材の原料として代替利用できる。 キーワード セラミド、稲わら、ソルガム、バイオエタノール 背景・ねらい ...
ソルガム穀実のDPPHラジカル消去活性とタンニン含量の非破壊推定法
要約 ソルガム穀実のDPPHラジカル消去活性とタンニン含量は、穀粒丸のまま近赤外分光分析装置を用いて2.4<RPD<3.0の精度で推定可能である。 キーワード 近赤外分光分析、抗酸化活性、ソルガム、タンニン、...
紫トウモロコシのアントシアニンを含む色素は反芻家畜の酸化防御を向上させる
要約 強い抗酸化活性を示す紫トウモロコシのアントシアニンを含む色素は、給与によって血液の抗酸化酵素および酸化抵抗性を向上させることから、反芻動物向けの機能性飼料として活用できる。 キーワード 乳牛、紫...
ヒエ、ハトムギ種子は2型糖尿病モデルマウス(db/db)の脂質代謝を改善する
要約 ヒエまたはハトムギの20%混合飼料を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善する。肝臓コレステロールの低下にはヒエ、ハトムギ摂取による糞への胆汁酸排泄、及び肝...
要約 未利用飼料資源の有効利用を目指し、木材由来セロオリゴ糖(CB)の機能性を活用した給与効果を明らかにした。離乳後の乳用育成子牛に日量5gのCBを給与すると日増体量および飼料効率が向上することから、CBは乳...
Bacillus amyloliquefaciensを用いたα-グルコシダーゼ阻害活性を有する機能性食品素材の製造方法
要約 Bacillus amyloliquefaciensを用いることにより、α-グルコシダーゼ阻害活性を有する納豆様の機能性食品素材の製造が可能である。 キーワード Bacillus amyloliquefaciens、α-グルコシダーゼ阻...
要約 ソバスプラウト(BS)を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、血漿・肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善し生体内過酸化脂質の増加を抑制する。脂質代謝の改善にはBS摂取による肝臓での胆汁酸合成促進...
要約 発芽玄米の摂取により新奇環境に曝された時のマウスの移動距離が短くなり、発芽玄米の摂取はマウスの環境順化能力を高める。 キーワード 発芽、GABA、玄米、オープンフィールドテスト 背景・ねらい 近年、社...
人為突然変異によって得られた半矮性ダッタンソバの遺伝子座および収量性
要約 人為突然変異に由来するダッタンソバの半矮性系統に劣性ホモで発現する2つの遺伝子座sdA、sdBが関与している。sdAとsdBともに耐倒伏性を示すが、sdAの方が収量性に優れ、育種素材として有望である。 キーワ...
アントシアニン高含有トウモロコシサイレージの発酵品質とアントシアニンの安定性
要約 アントシアニン高含有トウモロコシ系統は通常型品種と同様にpHが低い良質なサイレージが調製できる。また、長期間貯蔵しても、品質の変化は小さい。トウモロコシのアントシアニン含量はサイレージ貯蔵中に減...
要約 トウモロコシに代えて飼料米を66%配合した自家配合飼料を採卵鶏に給与しても、適切な配合設計に基づけば生産性に影響はなく、赤色化して規格外となった青とう(とうがらしの1種)の乾燥粉末を1%配合する...
飼料用トウモロコシF1における部位別のアントシアニン含量の経時的変化
要約 トウモロコシのアントシアニンは茎、葉および雌穂の各部位に含有し、その含量は葉中で最も高く、糊熟中・後期から成熟期にかけて各部位でその含量が増大する。乾物中の葉重割合は糊熟中・後期から黄熟初・中...
要約 さまざまな肥培管理での窒素溶脱を容易に予測できる窒素溶脱解析ツールSOILN-jpnを開発した。これにより、アンモニア肥料あるいは堆肥を施用した黒ボク土畑圃場から溶脱する浸透水中硝酸性窒素濃度の推移...
キーワード 乳牛、共役リノール酸、乾燥豆腐粕 背景・ねらい 共役リノール酸(CLA)は脂肪を構成する脂肪酸のひとつで、発ガン抑制、血中コレステロール低下作用等の機能性を有することが認められており、反芻家...