石垣島のサトウキビ栽培では基肥窒素半量でも収量を維持し溶脱量を削減できる
要約 新植サトウキビ栽培では、植付け直後に施用される施肥窒素はサトウキビの初期生育に影響しない。硝酸態窒素溶脱は主に生育初期に発生することから、基肥窒素の施用量を半減しても、収量を維持しつつ地下への...
世界自然遺産候補の奄美とやんばるの森で、生物多様性の保全と森林利用の調和をはかる
要約 国内屈指の生物多様性ホットスポットである奄美大島とやんばるの森で、地域を象徴する希少種の生態を明らかにするとともに、生物多様性の保全と森林利用との調和をはかる森林管理を提案しました。 背景・ね...
日本で収集されたエリアンサスの遺伝学的特性の解明とSSRマーカーの開発
要約 日本で収集されたエリアンサスは、染色体数に違いはないものの、温帯地域(九州以北)で収集された遺伝資源のDNA含量は、沖縄を含む熱帯・亜熱帯地域で収集された遺伝資源のそれより有意に高い。これらの遺...
要約 「さくひめ」は早生で果実肥大に優れ食味良好なモモ新品種である。本系統の休眠覚醒するために必要な7.2°C以下の低温要求時間は約560時間であり...
要約 山口県日本海産頭足類目録を作成することにより、本海域の頭足類相とその変遷を明らかにした。本海域では、コウイカ目2科17種、ダンゴイカ目2科3種、...
沖縄県のネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウの優占種および初検出種
要約 沖縄県の亜熱帯作物圃場等で検出される農業上重要な植物寄生性線虫は、アレナリアネコブセンチュウ沖縄型(以降センチュウを略)、サツマイモネコブ、モロコシネグサレ、ミナミネグサレA型が優占種で、キタ...
要約 宮古島に設置したバイオマス変換プラント群におけるバイオマスの利活用過程を対象にLCA手法を適用し、プロセス毎の地球温暖化への寄与を温暖化ポテンシャルにより評価する。評価結果は、対象とする利活用...
要約 宮古島に設置したバイオマス変換プラント群におけるバイオマスの利活用過程を対象にLCA手法を適用し、プロセス毎の地球温暖化への寄与を温暖化ポテンシャルにより評価する。評価結果は、対象とする利活用...
要約 が重要であることが示唆された。 背景・ねらい 東南アジアは、エビ類の世界有数の養殖地帯であるが、マングローブ汽水域の養殖産業の一層の発展を図るため、エビ類に代わりうる経済価値の高いフエダイ類やハ...
要約 は、それぞれ、1882t、68t、7t と推定される。のそれぞれ25%と6%である。 背景・ねらい 近年、亜熱帯島嶼では大規模な農地造成・開発により、大量の赤土が沿岸海域に流出し、景観と漁業に深刻な影響を及...
肥効調節型肥料の施用によりサトウキビの窒素施肥量を4 割節減できる
要約 サトウキビの春植え栽培において、慣行栽培の追肥窒素分を4 割節減が高くなり、未利用分が慣行より著しく少なくなる。 背景・ねらい 我が国の亜熱帯島嶼地域では、地下ダムの硝酸濃度が8mg/L 前後で環境基準...
要約 従来漠然と言葉により定義されていた栽培地帯区分を最寒月の日最低気温の月平均値を用いて明確な区分地図を作製した。これを利用することで地帯区分が正確になり、気候温暖化に伴う区分の変化を予測できる。...
沖縄におけるイチゴの年内収穫と2作型組合せによる収量の平準化
要約 沖縄ではイチゴ「さちのか」の自然分化苗は年明けから収穫が始まる。20日間の短日夜冷処理を行うと12月上中旬から収穫が始まるが、収穫の中休みが生じる。短日夜冷苗と自然分化苗を同面積栽培すると収量の平...
沖縄における軟X線照射花粉を利用した種なしスイカの作型と品種
要約 亜熱帯沖縄における軟X線照射花粉の授粉による種なしスイカの作出には、作型は早熟、品種は「富士光」が適する。保存花粉の利用も可能であり、短期保存は乾燥条件下の5℃で、長期保存は酢酸エチルに浸漬して...
要約 〔要約〕暖地における‘やぶきた’冬芽の休眠は、日長の影響を強く受けて推移する。休眠予測からみた一番茶の萌芽の揃いが良くなるかどうかの境界は、種子島と名瀬の間に存在する。 キーワード 暖地、‘やぶき...
要約 亜熱帯に位置する南西諸島で夏期栽培用の耐暑性サヤインゲン「石垣1号」を品種育成し、サヤインゲンの夏期栽培を組み合わせた新しい作付体系の可能性を拓いた。 背景・ねらい 南西諸島は亜熱帯に属しかつ高...