要約 昆虫病原糸状菌Paecilomyces fumosoroseus(SPf-1株)、Beauveria bassiana(MG-1株)、Nomuraea rileyi(SlNr-3株)の3種を各菌108分生子/ml濃度で混用し、7日間隔で散布すると、露地キャベツの主要チョ...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
セイヨウコナガチビアメバチのキャベツの総合的害虫管理への利用
要約 北東北地域の夏どりキャベツのコナガ幼虫密度は、セイヨウコナガチビアメバチ既交尾雌成虫の株あたり合計約0.1頭放飼と、天敵類に悪影響の少ない選択性殺虫剤等の利用によって慣行防除並みに抑制できる。 キ...
西ジャワ高原野菜地帯における1年3作の短期輪作によるキャベツ根こぶ病の抑制〔国際〕
要約 西ジャワ高原野菜地帯の主要作物であるキャベツに多発する根こぶ病被害は、ニンジン、ジャガイモを組み込んだ1年3作の輪作により、初期生育が順調に保たれ、実用的に被害の無い程度の収量が得られるまで制...
要約 簡易ネットハウスは、高温期に難しいとされるアブラナ科野菜の無農薬栽培や減農薬栽培の生産安定化に有効である。冬季はネットハウスの上から外張りフィルムを被覆し、マルチを併用することで葉根菜類の生産...
要約 施設内のキャベツでコナガ成虫侵入時期・産卵期間に併せて、コナガ卵密度に合わせた密度の卵寄生蜂メアカタマゴバチを複数回放飼すればコナガに対する高い密度抑制効果が期待できる。 キーワード コナガ、メ...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
キャベツにおけるフルスルファミド粉剤局所施用による根こぶ病防除効果
要約 キャベツ栽培において、フルスルファミド粉剤をセル苗定植前の定植部周辺の土壌に混和させる植穴施用あるいは、同剤を畝の中央に条施用することにより、施用量を1/2~1/8程度まで減少させても慣行とほぼ同等...
要約 アブラナ科野菜の圃場における病原菌密度、害虫密度等を把握し、防除メニューに従って対策技術を選択し、組み合わせることにより、根こぶ病、コナガ等の総合的病害虫管理ができる。 キーワード 総合防除、ア...
要約 岩手県西根町のキャベツ連作圃場において根こぶ病の発病度とキャベツ調整重の関係を調査した結果、発病度30以下の株は目標の調整重を確保できる。 キーワード キャベツ、根こぶ病、発病度、調整重 背景・ね...
要約 アブラナ科野菜由来のディフェンシン遺伝子およびその改変遺伝子を各々導入した組換えイネは、白葉枯病菌といもち病菌に対して複合病害抵抗性を示し、いもち病菌の各種レースに対しても非特異的である。複合...
フルスルファミド粉剤を施用した圃場ではおとり植物による根こぶ病菌密度低減効果は得られない
要約 アブラナ科野菜の栽培時にフルスルファミド粉剤を施用した圃場では、その感染抑制効果が輪作するおとり植物(葉ダイコン)の作付け時にも持続しているため、アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度(休眠胞子密...
要約 キャベツを加害するコナガに対して天敵糸状菌Beauveria bassianaとべたがけ資材による被覆を併用すると、高い防除効果が得られる。また、被覆により天敵糸状菌の感染に好適な高い湿度条件が確保される。 背...
アブラナ科野菜根こぶ病に対するおとり作物としてのエンバク(ヘイオーツ)の利用
要約 アブラナ科野菜根こぶ病菌によりエンバク(品種ヘイオーツ)は根毛感染するが根こぶは形成しない。エンバクによる根こぶ病菌密度低下が確認され、エンバクはおとり作物としても利用できる。 背景・ねらい 根...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...
要約 春まき栽培キャベツにおけるコナガの防除開始時期を明確にし、適切な防除ができるよう、フェロモントラップ誘殺数とアメダス平均気温による発生予測システムを開発した。晩春まきでは定植時の粒剤施用がより...