ルゴースウッド症状を示すブドウからはRupestris stem pitting-associated virusが必ず検出される
要約 ルゴースウッド症状を示すピオーネおよび巨峰からは必ずRupestris stem pitting-associated virus(RSPaV)が検出され、本症状との関連が強く示唆される。また、本ウイルスには遺伝的に異なる系統が少なく...
要約 ジャージー種において、乳脂肪中の共役リノール酸(c9t11CLA:CLA)割合は、放牧(3時間/日)により有意に高く、ヤマブドウ粕の給与では高くなる傾向を示す。また、生産性に関与する遺伝子型では有意な差が...
要約 導入ぶどう醸造用2系統、生食用2品種の北海道における特性を検討した。醸造用「山梨38号」「山梨44号」は、耐寒性がある赤ワイン用として、生食用「サニールージュ」は、果粒が大きく食味に優れる種なしぶど...
ブドウ果房への低夜温処理は、着色開始期のABAを増加させ、着色を改善する
要約 ブドウの着色は果房への低夜温処理により促進され、高夜温処理により抑制される。低夜温で着色が促進された果皮の着色開始期のアブシジン酸(ABA)含量は高く、逆に高夜温で着色が抑制された果皮のABA含量...
Colletotrichum acutatumβ-チューブリン1遺伝子過剰発現によるベノミル耐性
要約 植物病原糸状菌Colletotrichum acutatumのベノミル耐性は、ロイシンジッパータンパク質CaBEN1によって制御されるβ-チューブリン1遺伝子の過剰発現に起因している。 キーワード Colletotrichum acutatum、...
要約 ブドウ「シャインマスカット」の無核栽培における花穂整形は、開花始期に主穂の最下部4cm程度を残すと果房重600g程度の高品質の果房が得られる。また、主穂先端の形状に帯化、分岐等の異常がある場合は、...
要約 ブドウ搾り粕の水分を調整してサイレージ化すれば、良質な発酵状態で6 カ月は保存可能である。サイレージ保存中の一般飼料成分の変化はほとんどなく、また抗酸化能としてのフラバノール類も減少しない。 キ...
表計算ソフトエクセルを用いた土壌中水分移動計算用のソフトウェア
要約 本ソフトウェアでは、簡易な操作で土性や給液条件の違いが土壌中での水分分布に及ぼす影響について汎用表計算ソフト(マイクロソフトエクセル)上でシミュレートすることができ、その結果を視覚的に分かりや...
ブドウ果皮の着色の有無はVvmybA1 遺伝子型によって決定される
要約 ブドウ果皮の着色の有無は、VvmybA1 遺伝子型によって決定されており、VvmybA1 は着色決定遺伝子である。 キーワード ブドウ、果皮色、アントシアニン、転写因子、遺伝子型 背景・ねらい
ブドウの...
酒色が優れ、ワイン品質良好な赤ワイン用ブドウ新品種「クリスタルノワール」(系統番号:ブドウ山梨44号)
要約 「クリスタルノワール」は、ワイン品質の良好な「カベルネ・ソーヴィニヨン」と耐寒性を有する「ツヴァイゲルトレーベ」を交雑して育成した赤ワイン用ブドウの新品種である。中生で着色良好である。ワイン...
小果柄付きのブドウ果粒を密閉容器で貯蔵すると日持ち性が良くなる
要約 ブドウは小果柄を付けて果粒を一粒ずつに切り離し、密閉容器で貯蔵すると、常温での日持ち性が飛躍的に向上する。 キーワード ブドウ、果粒、貯蔵、日持ち性、常温、密閉、小果柄 背景・ねらい 一般的に、ブ...
ジベレリンの花穂伸長効果による「巨峰」「ピオーネ」の摘粒作業の省力化
要約 「巨峰」「ピオーネ」の無核栽培において、展葉5枚時の花穂にジベレリンを低濃度で散布すると花穂が伸長する。花穂伸長により、果粒の密度が低下し、摘粒作業時間が削減できる。 キーワード 巨峰、ピオーネ...
ブドウ新品種「シャインマスカット」は、短梢せん定に適している
要約 「シャインマスカット」は、結果母枝の発芽率が高く、新梢生育の揃いも良いため短梢せん定栽培で必要な芽座が容易に確保できる。新梢の生育および果実品質は、長梢せん定と同等であり、短梢せん定に適してい...
チャのメチル化カテキン生合成酵素CsOMTのcDNA単離と特性
要約 「べにふうき」生葉から単離したcDNAから推定されるメチル化カテキン生合成酵素CsOMT(Camellia sinensis O-methyltransferase)は27.6KDaの分子量を持ち、EGCGに反応して3種のメチル化カテキンを生成する...
要約 花穂整形器は、本体中央部に半円形の切り刃を一対付けた手のひらサイズのブドウ花穂整形用の道具である。半円形の切り刃の間に穂軸を挟み、穂軸に沿って下方に動かすことで不要な支梗を効率よく切除でき、...
要約 ブドウ「巨峰」の無核果実は、有核果実に比べて着色始めが早いものの、その後は着色の進行や糖度の増加は劣る。成熟期における無核果実の着色、糖度は天候や果房重に左右される。 キーワード ブドウ、巨峰、...
ブドウ黄緑系品種「ロザリオビアンコ」の環状はく皮による熟期促進
要約 「ロザリオビアンコ」は、開花35日後頃に主幹部に幅2~3cmの環状はく皮処理を行うと糖度の上昇と減酸が早くなり果皮の退色がすすみ、7~10日程度熟期が促進され早期収穫が可能となる。 キーワード ブドウ、...
ブドウ無核「巨峰」の着色向上のための環状はく皮処理時期の拡大
要約 ブドウ無核「巨峰」栽培で、果実の品質を向上させるための環状はく皮処理は、満開25~55日後に処理時期を拡大しても、果粒重や酸含量に及ぼす影響はほとんどなく、着色が明らかに向上する。 キーワード ブド...
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
要約 根域枠にスリットを有するコンテナを用いて連結させ、用土はマサ土とバーク堆肥の混和工程を省略することで設置が簡易で、根域の大きさが自在の栽培ができる。この方式により、定植2年目で成園並の収量と果...
要約 果実画像を用いて新たに開発した「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートは既存のカラーチャートより精度の高い判定が可能で、高品質果実収穫のための指標として利用できる。 背景・ねらい 黄緑色大粒品種...