要約 非黒ボク土の連用畑圃場での土壌炭素含有率の増減は、土壌群に関わらず、連用当初の土壌炭素含有率の値と有機質資材投入量に大きく左右される。さらに、投入量3t/年以上の場合には副資材の種類に影響される...
要約 湿らせた濾紙と乾燥酵母あるいはオニオンパウダーを材料とした新型トラップを使用することにより、ホウレンソウケナガコナダニ成虫とロビンネダニ成虫の効率的かつ簡便なモニタリングが可能である。 キーワ...
要約 同一の卵用鶏鶏舎内における鶏ふん中の尿酸態窒素量を測定するにあたり、精度10%以内(信頼度95%)の平均値を得るためには、20点以上の採取試料数を必要とする。また、排泄直後の鶏ふんに含まれる尿酸態窒...
要約 肥効調節型肥料のロングトータル313-180日タイプ及び270日タイプを窒素で株当たり各々2.0g、計4.0g、珪酸加里肥料を加里で1.0g、ようりんを5.0g定植時に培地上へ施肥する全量基肥高設ベンチ栽培は、液肥...
要約 尿素肥料を液肥に用いた茶園での樹冠下点滴施肥は、土壌への無機態窒素の蓄積を生じさせず、亜酸化窒素の大気への放出量を低減できる。 キーワード 茶、樹冠下点滴施肥、亜酸化窒素、無機態窒素
背景・...
黒ボク土茶園のうね間部表層土壌における土壌窒素無機化量の迅速な評価法
要約 黒ボク土のかぶせ茶園において一年間に無機化する土壌窒素量のうち、23~63%がうね間部分に由来する。うね間部表層土壌における土壌窒素無機化量は熱水抽出窒素量によって評価することができる。 キーワー...
要約 非黒ボク土の連用畑圃場での土壌炭素含有率の増減は、土壌群に関わらず、連用当初の土壌炭素含有率の値と有機質資材投入量に大きく左右される。さらに、投入量3t/年以上の場合には副資材の種類に影響される...
要約 牛ふん堆肥、豚ぷん堆肥と菜種油粕の単年度の窒素の年間分解率を推定し、年次別分解率を考慮した施肥体系により、初年度から総窒素肥料の50%を有機質由来で代替でき、化学肥料を削減できる。 キーワード
要約 アスパラガスの半促成やハウス雨よけの、2季どり、または長期どり栽培において、株養成のための立茎開始以降に養液土耕(かん水同時施肥)を用いると、夏秋期の増収効果が高く、かん水・施肥の省力化と減肥...
要約 点滴チューブと養液コントローラを組み合わせた養液土耕栽培システムを導入し、適正な施肥管理を行うことで、大面積を均一にかん水することが可能となり、残存窒素量が減少するとともにほ場内の分布むらも解...
要約 市販されている有機質肥料の窒素無機化率は50~70%である。総施肥窒素量の半量を有機質肥料で代替えする減化学肥料栽培において、有機質肥料の窒素無機化率を考慮して施用すると、水稲の窒素吸収量は慣行栽...
有機質資材中のカリウム及び牛豚ふん堆肥中硝酸態窒素含量の簡易分析法
要約 飼料を含む有機質資材現物中のカリウム含量及び牛豚ふん堆肥中硝酸態窒素含量は、希硫酸ミキサー抽出法により小型反射式光度計を用いて簡易に分析できる。 キーワード 家畜ふん尿、有機質資材、カリウム、硝...
要約 有機質資材現物中のリン・全窒素含量は、硫酸―過酸化水素分解後、小型反射式光度計を用いることにより簡易に推定できる。 キーワード 家畜ふん尿、有機質資材、リン、全窒素、小型反射式光度計
背景・ね...
牛糞堆肥と被覆肥料利用による湛水土壌中条播栽培の窒素施用量削減技術
要約 無湛水出芽方式の湛水土壌中条播栽培において、被覆尿素入り複合肥料の側条施肥による基肥-穂肥体系は慣行の速効性肥料分施体系より窒素施用量を総施用量の20%削減できる。牛糞堆肥2t/10a連用により、さら...
要約 小型反射式光度計による有機質資材中のリン・全窒素含量の簡易分析に適用できる簡易ドラフトと簡易恒温槽は、安価な市販資材を用いて簡易に作製できる。 キーワード
背景・ねらい 小型反射式光度計によ...
要約 冷涼地域の乾田における水稲に対する土づくり資材の増収効果は、稲わら堆肥と転炉さいで高く、特に冷害年にこれらの併用でさらに高まる。また、10a当たり稲わら600kgあるいは稲わら堆肥1,000kgの施用で土壌...
有機農産物認証と非認証の果菜類における無機成分とδ15N値の差異
要約 有機農産物認証された果菜類(トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、カボチャ)の無機成分は、表示の無いものと大差ないが、δ15N値は、測定した全ての果菜類で高い値を示し、有機物施用により生育させた野菜の...
牛糞堆肥連用の細粒グライ土水田での栄養塩類等流出負荷量とN・P収支
要約 オガクズ牛糞堆肥2t/10a/年を長期連用した細粒グライ土水田における水稲栽培では、稲わら連用田と比べて、年間のT-N、T-PおよびCODの流出負荷量が増加する。また、年間のN・P収支からみてN・Pが蓄積して...
アスパラガスの無加温施設での夏秋どりにおける定植時期と1年目の収量
要約 アスパラガスの無加温施設を利用した夏秋どりでは、定植後1年以内の収穫が可能であり、7月に播種し、9月に定植した場合には、翌年の6月~9月までに150kg/aのA品収量が見込まれる。12月下旬に播種し、3月上旬...
113CD標識肥料を用いた肥料由来カドミウムの土壌負荷量の推定
要約 肥料由来カドミウム(Cd)の作物による吸収と土壌負荷量を推定するため,豆類用と水稲用の113Cd標識肥料を試製した。ダイズに吸収された全Cdのうち,11%が肥料由来であったが,それは施用したCd量の0.13%...