ホタテガイ加工残さを原料とする速効性有機液肥・培土の製造法および使用法
要約 微生物複合発酵により、ホタテガイ加工残さから速効性有機液肥および育苗用培土を製造できる。有機液肥は、低分子のペプチドを含有し、速やかな肥効を示す。液肥は、水稲育苗やトマト本圃用追肥として、培土...
有機質資材の層状施用とプール育苗の組合せによる有機水稲育苗技術
要約 水稲有機栽培における育苗では、pHの高い有機質資材は育苗箱の底面に層状に施用することにより床土のpHが上昇せず、プール育苗で管理することにより生育ムラの少ない苗が生産できる。 キーワード 水稲、有機...
キーワード 水稲、減農薬・減化学肥料栽培、栽植密度、トビイロウンカ 背景・ねらい 福岡県では、消費者の安全・安心志向に対応するため、減農薬・減化学肥料栽培の認証制度を制定し、米の認証基準(化学肥料由来...
水稲中苗箱育苗での有機栽培等に対応した市販有機質資材の施用法
要約 水稲の中苗箱育苗において、市販の有機混合肥料又は有機混合肥料入り培土を窒素成分で箱当たり4.5g施用し、栽培法に応じた苗立枯病防除を併用することにより、化学肥料を使用しないで育苗が可能である。 キ...
水田に施用された有機質資材による水質負荷と流域水質への影響評価
要約 有機質資材を施用する水稲栽培では、資材施用に起因する水質汚濁負荷があり、米ぬかなどを主成分とする資材では、施用量の1~4%程度が系外に流亡する。八郎湖水質シミュレーションによる試算では、有機質...
要約 有機栽培の育苗では、pH上昇を無機硫黄剤の床土施用によって矯正し、有機質肥料の適正施用により、慣行並みの苗形質を確保する。除草機の作用深度を4cmとして3回除草を行い、雑草の乾物量を7g/㎡以下とし、...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
アスパラガスの無加温施設での夏秋どりにおける定植時期と1年目の収量
要約 アスパラガスの無加温施設を利用した夏秋どりでは、定植後1年以内の収穫が可能であり、7月に播種し、9月に定植した場合には、翌年の6月~9月までに150kg/aのA品収量が見込まれる。12月下旬に播種し、3月上旬...
被覆尿素を利用した苗箱施肥法による「コシヒカリ」の穂肥の省力化
要約 溶出特性の異なる2種類の被覆尿素を混合し、育苗箱に層状に施用することによって、本田への穂肥を省略し、安定生産できる「コシヒカリ」の苗箱施肥法を確立した。 キーワード コシヒカリ、被覆尿素、苗箱施...
要約 ネットを利用したももの根域制限栽培法の適正土壌容量は200-250であり、11年生を経過しても樹勢が衰弱することなく、露地栽培と同等の収量を維持し、果実はやや小さくなるが渋味果の発生もなく、糖度は1.5%...
肥効調節型肥料を用いたポット施肥による露地ピーマンの全量基肥施肥法
要約 ピーマン小苗の鉢上げ時に、本圃生育に必要な成分全量を肥効調節型肥料で育苗培土に混合し、育苗後定植するポット施肥法は、本圃の施肥を省略でき、なおかつ25%程度の窒素が減肥できる。 背景・ねらい 肥料...
要約 促成ナス「筑陽」は、ロックウール栽培でも適応性があり土耕栽培よりも収量が多い。また、播種期が早いほど収量は多く、播種を6月中下旬に行うと10a当たり収量は18~19tとなる。 背景・ねらい ナス栽培では...
要約 1箱当たり200~250gのシリカゲルを育苗箱の床土に混和すると、乾物重が重く、充実度、発根カの高い水稲苗が育苗でき、初期生育の確保に効果的である。 背景・ねらい 近年、水稲の収量・品質・食味の年次変動...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
要約 食品工場から出るコーヒー粕と紅茶粕をコーヒー粕が2/3以下になるように混合し4ヶ月堆積すると熟成堆肥が製造できる。これを野菜、畑作物、果樹に対して10a当たり1~2t施用することにより収量増などの効果が...
要約 オカラ(豆腐粕)は水分が80%程度あり、そのままでは堆肥化が困難と考えられていたが、密閉型の縦型発酵槽を用いることにより、オカラ単独で堆肥を製造することが可能であった。通気装置の付いた縦型発酵槽...
要約 食品工場から出るコーヒー粕と紅茶粕をコーヒー粕が2/3以下になるように混合し4ヶ月堆積すると熟成堆肥が製造できる。これを野菜、畑作物、果樹に対して10a当たり1~2t施用することにより収量増などの効果が...
要約 水稲(はえぬき)育苗時に窒素成分で速効性肥料 1g/箱とシグモイドタイプの被覆尿素(LPS100) 220g/箱を、本田に窒素成分で 0.2kg/aを施肥することで、慣行並の収量が得られる。 背景・ねらい 米作りの多様化に...
要約 水稲育苗時に窒素成分で速効性肥料1g/箱とシグモイドタイプの被覆尿素(LPS100)300g/箱を施用(全量基肥)することで、育苗時の追肥と本田の施肥が省略できる。はえぬきで10a当たり550~580kgの収量が得られる...