モモ栽培では硫酸カリウムと同様に塩化カリウムを肥料として利用できる
要約 果樹栽培で主要なカリウム肥料である硫酸カリウムと比較して安価な塩化カリウムを、モモ栽培に肥料として同等量施用した場合、樹に対する塩素の濃度障害や塩基の溶脱などの問題はなく、硫酸カリウムと同様に...
リンゴ園でのスピードスプレーヤによる農薬散布時のドリフト対策
要約 オウトウ園やモモ園に近接するリンゴ園でのスピードスプレーヤによる農薬散布において、風の条件や片側散布、農薬の選択、防薬ネット等の対策を組み立てることで、近接園へのドリフトを低減できる。 キーワ...
モモ若木の凍害発生に及ぼす品種の影響とモモ胴枯病発病軽減対策
要約 モモ若木の凍害発生は、穂木品種と台木品種の組み合わせにより程度が異なり、特に、「川中島白鳳」と「おはつもも」の組み合わせで発生が増加する。また、モモ胴枯病は、初冬から春にかけて主幹部への白塗剤...
キーワード モモ、根域制限、育苗マット、細根更新、樹勢維持 背景・ねらい モモの根域制限栽培において問題となる樹勢衰弱は、ポット内の根詰まりが原因と考えられる。そこで、樹勢維持を図るためにポットの培養...
もみ殻の施工密度を上げることによる暗渠もみ殻疎水材の腐植化抑制
要約 水田の畑利用の本格化により、暗渠のもみ殻疎水材の腐植化が早まるが、もみ殻の施工密度を高めることで、腐植化を抑制することができる。トレンチャー施工の場合、もみ殻投入後に掘削土を薄く埋戻し踏圧する...
要約 落葉後に枝を採取し、ごく簡易な方法でNPS(ニンヒドリン陽性物質)含量を測定することにより、モモ樹の初期生育を推定することが可能である。 背景・ねらい モモ園では不順天候や園地の老朽化による樹勢の...
要約 ブドウ、モモ園で生じるせん定枝をチッパーで粉砕後、鶏ふんを添加し腐熟期間中に3回切り返し作業を行えば、せん定終了から基肥施用の間の6~8ヶ月間で完熟堆肥が生産され、環境に配慮したリサイクル農業...
背景・ねらい 経済のグローバル化が進展する中,二国間で自由貿易協定(FTA)・経済連携協定(EPA)を結ぶ動きが活発となっており,わが国でもすでにシンガポール・メキシコとの協定を締結・発効させているほか,...
要約 中晩生品種の「清水白桃」では3~5月に分施することによって、施肥窒素総量を基肥中心に施肥する慣行法の半量程度に削減しても同等の樹体生育、果実生産が期待できる。 背景・ねらい モモの施肥量は他の果...
要約 モモの落蕾症は、カキ殻粉末資材の過剰施用に由来する高pHとマンガン欠乏およびホウ素過剰により発生する。硫酸第一鉄を主成分とするpH降下資材を地表面散布して土壌pHを矯正すると、マンガンの吸収を促...
要約 青森県の「りんご病害虫防除暦」では、夏期(7~8月)、約10日間隔で6回の薬剤散布を行っているが、薬剤の効果的な使用により散布間隔を15日とし、防除回数を1回削減できる。 キーワード リンゴ、病害虫、防...
要約 土壌表面管理の異なる露地のモモ園において、動水勾配法と水収支法により土壌水の流れを測定し、これに土壌溶液濃度を乗ずることで土壌養分の流亡量を把握することができる。窒素、石灰、苦土の年間流亡量は...
要約 窒素形態によりももの葉面吸収は異なる。尿素態窒素、無機態窒素(アンモニア、硝酸)の吸収は速く、特に尿素態では吸収量が多い。一方、アミノ酸態窒素の吸収は緩やかで、分子量の大きいものほど吸収量は少...
要約 糖度の高いモモ(清水白桃)園は、土壌の透水係数が高く、土壌硬度が低い。また、土壌の全窒素、可給態窒素含有量が必要以上に多くなると、糖度の低いモモ園の割合が増加する。 背景・ねらい 本県南部地域...
要約 ももの落蕾症はホウ素過剰により発生し、マンガン欠乏で助長される。落蕾症発症の強弱は花粉の有無に関連し、花粉がある系統ではホウ素過剰に対する感受性が低く、花粉がない系統では高い。 背景・ねらい 「...
要約 ネットを利用したももの根域制限栽培法の適正土壌容量は200-250であり、11年生を経過しても樹勢が衰弱することなく、露地栽培と同等の収量を維持し、果実はやや小さくなるが渋味果の発生もなく、糖度は1.5%...
ナシ「幸水」及びモモ「日川白鳳」に対する基肥と春肥の施用時期の違いによる窒素の吸収状況
要約 ナシ「幸水」及びモモ「日川白鳳」に対する施用時期別にみた各器官中の施肥窒素の吸収割合は、基肥では、地上部は10月中旬施用が高く、地下部は11月上旬施用が高い。春肥では、地上、地下部ともに3月中旬施...
要約 草生栽培では、5月から収穫期まで樹体への窒素供給が制限されるが、果実肥大、樹の生産性にほとんど悪影響を及ぼさず、果実の着色向上効果がある。 背景・ねらい 草生栽培は有機物の補給、土壌の侵食防止等...
背景・ねらい ハンノキ、ヤマモモ、グミ、及びモクマオウなどは、放線菌の一種フランキア菌(Frankia spp.)によって根粒を形成し、大気中の窒素を固定する樹木であり、地力の低い荒廃地に生育すること...