量管理養液栽培でキュウリ葉に発生する白化症状の原因はリン酸過剰である
要約 キュウリの量管理養液栽培において、著しい葉の白化症状が発生する場合がある。原因はリン酸過剰症による水溶性マグネシウム等の移行の阻害である。 キーワード キュウリ、白化症状、リン酸、過剰障害、量管...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
要約 トルコギキョウのウイルス病対策マニュアルを活用することで長野県内に発生しているトルコギキョウの主要なウイルス病害が防除できる。 キーワード トルコギキョウ、ウイルス病、防除マニュアル 背景・ねら...
要約 ハウスニガウリにおいて、被覆燐硝安加里肥料(70日タイプ、40・100日タイプ混合)全量基肥で植穴施肥をすると3割減肥しても慣行栽培より収量が2割以上増加する。 キーワード ハウスニガウリ、植穴施肥、被...
各種有機質肥料のδ15N値とコマツナ、キュウリのδ15N値の特徴
要約 有機質肥料のδ15Nは、大豆粕のようにマイナスの値のものから家畜ふん堆肥の一部のように15以上の値を示すものまで広範囲にわたり、コマツナとキュウリのδ15N値は、使用した有機質肥料のδ15N値の直...
要約 在来「毛馬」キュウリの果実の苦み発現は、果梗部に近い果実上部が中部、下部に比べ強く、果皮や肉部に発現する場合がある。苦みには系統間差があり、「新土佐」への接ぎ木で軽減されるが、化成肥料と 有機...
塩分濃度の高い堆肥の施用による野菜のカリウム含量および糖度の向上
要約 塩分濃度の高い堆肥を利用するとカリウム含量および糖度が高い作物になる傾向がある。ただし、土壌中の陽イオンバランスの関係で作物中のカルシウム含量が下がり、水分ストレスがかかるために果実が小さくな...
露地キュウリは養液土耕の導入により、収量を維持しながら化学肥料を3割削減できる
要約 露地キュウリの養液土耕栽培では、窒素施用量を30%程度減らしても慣行栽培と同等の収量を得ることができ、また、同等の窒素施用量では15%程度増収する可能性がある。 キーワード 露地キュウリ、養液土耕栽...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 キュウリ露地栽培において、10aあたり800kg収穫するごとに成分で2.5~3kgの液肥をかん注施肥することにより、従来の粒状肥料の施用やロング肥料の施用に比べて9月以降の収量が確保できる。 キーワード キュ...
要約 培地バッグは固形培地を遮根透水シートで包んだもので、その外側に苗を植え付ける。養水分の保持および作物への供給等の機能は、養液栽培における固形培地と同等で、くり返し利用できるので、栽培終了後の棄...
重粘土地帯施設土壌でのキュウリのかん水施肥栽培における管理指標
要約 重粘土地帯施設キュウリ連作圃場は地力が富化しており、窒素施肥量5kg/10a程度でかん水施肥栽培が可能である。土壌中硝酸態窒素5~10mg/100g、葉柄汁液中硝酸イオン濃度3000ppm以上、灌水点pF2.0を目安に施...
要約 抑制キュウリにおけるリアルタイム診断には、土壌では簡易振とう法のEC、植物体では葉柄汁液中の硝酸イオンを用いるのが適当である。好適な生育を維持するためには、簡易振とう法ではECが約0.3~0.4mS/cm、...
要約 データベース化した収穫物及び収穫副産物の窒素吸収量、平均収量、施肥基準などから、作物ごとにほ場に残る窒素量、すなわち農地に対する窒素負荷量を算出できる。 キーワード 肥料、たい肥、窒素負荷量、作...
要約 試料処理は調整の容易さや採取量等から加水の搾汁がよい。作物体中の位置で硝酸イオン濃度が異なるので採取位置を一定にする必要がある。また、天候で硝酸イオン濃度が変化することを考慮して、試料の採取は...
要約 点滴チューブと養液コントローラを組み合わせた養液土耕栽培システムを導入し、適正な施肥管理を行うことで、大面積を均一にかん水することが可能となり、残存窒素量が減少するとともにほ場内の分布むらも解...
要約 千葉県内の野菜農家へのアンケート調査結果によると、家畜ふん堆肥等の利用促進上の課題として、牛ふん系・豚ぷん系では、施用効果の明確化、施用による障害の原因除去、鶏ふん系では、価格設定や表示の明確...
根域制限ベッドと太陽熱併用熱水土壌消毒によるキュウリ自根栽培
要約 遮根透水シ-トを用いた根域制限ベッドで太陽熱と灯油給湯器の少量の熱水により土壌消毒することで、根域内は土壌病虫害から回避され、キュウリ自根栽培が可能である。また、年3作型で慣行の接ぎ木栽培並の...
有機農産物認証と非認証の果菜類における無機成分とδ15N値の差異
要約 有機農産物認証された果菜類(トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、カボチャ)の無機成分は、表示の無いものと大差ないが、δ15N値は、測定した全ての果菜類で高い値を示し、有機物施用により生育させた野菜の...
抑制キュウリにおけるトレンチャー耕を取り入れたかん水施肥栽培
要約 抑制キュウリ栽培において、トレンチャーで深耕した部分でかん水施肥を行うと県基準施肥量の3~4割の減肥ができる。かん水施肥栽培は、2日に1回、1株あたり2リットルの液肥(EC1.9~1.7mS/cm)を施用する。ま...