伏流式人工湿地ろ過システムは有機排水を冬期も含め長期間安定して浄化できる
要約 伏流式人工湿地ろ過システムは、酪農施設、養豚場、養鶏場などからの排水に含まれる有機物や窒素、リン、大腸菌などを冬期も含めて5~10年間にわたり安定して浄化できる。運転費用は一般的な活性汚泥処理の5...
優性遺伝効果を考慮したゲノム情報に基づく遺伝的能力評価法の開発
要約 ゲノミックBLUP(GBLUP)法では考慮できなかった、優性遺伝効果を含むGBLUP(GBLUP-D)法を開発することで、優性遺伝効果を含んだ遺伝的能力の推定精度を高くすることができる。 キーワード ゲノム情報、優性遺...
要約 草地造成の際は、基肥に発酵鶏ふんペレットをN換算4kg/10a施用し、播種を1番刈以降に行う。雑草草丈が20~30cmの時期に初回掃除刈を行う。維持段階では秋に腐熟堆肥4t/10a及び熔燐30kg/10aを施用する。飼...
要約 いわゆる「家畜排せつ物法」の完全施行後においては、腐熟の指標である炭素含量と肥料成分等との間には負の関係が認められる。この関係を利用すると、腐熟のどの段階で利用することが有利か、特殊肥料の重金...
飼料への酵素添加は離乳子牛の飼料摂取量・日増体量を増加させる
要約 スターターへのペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加は、離乳子牛の乾草摂取量を増加させ、人工乳摂取量の増加を早める。また、離乳子牛の第一胃消化能力を向上させ、6~8週齢の日増体量を高める。 キー...
要約 液状コンポストの全窒素は、平均0.27%で約64%がアンモニア態窒素として存在する。全窒素はEC、乾物率から推定でき、アンモニア試験紙を用いた簡易推定も可能である。 背景・ねらい 岩手県内において、乳牛の...
エゴマから調製した脂肪酸カルシウムの給与は乳中のα-リノレン酸含量を高める
要約 α-リノレン酸を多く含むエゴマ油より作られた「エゴマ脂肪酸カルシウム」を搾乳牛に1日1頭あたり350g給与すると、乳量・乳成分に影響を与えることなく、乳脂肪中のα-リノレン酸含量を約1.3倍まで増加させる...
要約 バイオマス利用計画策定に利用するため、既存の統計情報等を用いて処理・利用経路別の家畜ふん尿とそのNPK成分の発生量を推定する手法を開発した。発生量は統計値やパラメータのデータベースと表計算ソ...
家畜ふん尿の堆積堆肥化処理に伴うアンモニア、メタンおよび亜酸化窒素の発生量
要約 広範に採用されている堆積型堆肥化処理からの環境負荷ガス発生を、ふん尿堆積物中の窒素および有機物(VS、強熱減量)をベースに算出した。アンモニア発生は肥育豚と採卵鶏から顕著(236–366gNH3-...
家畜ふん尿の堆積堆肥化処理に伴うアンモニア、メタンおよび亜酸化窒素の発生
要約 広範に採用されている堆積型堆肥化処理からの環境負荷ガス発生を、ふん尿堆積物中の窒素および有機物(VS、強熱減量)をベースに算出した。アンモニア発生は肥育豚と採卵鶏から顕著(236 - 366 gNH3-N/kgN)で...
要約 肉骨粉の畜種別由来識別は、近赤外スペクトルによる「吸収バンド吸光度比較法」、「差スペクトル法」で識別でき、近赤外分析法によるウシ由来肉骨粉の定量では高精度で迅速にしかも簡易に定量できる。 キー...
キノコ廃菌床混合による堆肥化過程でのアンモニア発生量低減効果
要約 キノコ廃菌床はpHが低く、家畜ふん堆肥化時の副資材として利用することによってオガクズを副資材とした場合と比較してアンモニア発生量を低減することが可能である。また、キノコ廃菌床の混合によって堆肥温...
要約 高水分の牛ふんを、減圧乾燥機で堆肥化可能な水分まで調整することで副資材が不要となり、同容積の堆肥化処理施設で原料換算3倍程度処理できる。減圧乾燥堆肥は、オガクズ等の難分解性有機物が少ないため有...
要約 飼料中に存在する動物由来DNAを検出するために、散在性反復配列であるSINEおよびLINEの塩基配列を用いてPCRプライマーを作成した。本方法では飼料中に0.01%肉骨粉が混入した場合でも検出が可能である。 キ...
要約 近赤外分析法は、配合飼料中に含まれる肉骨粉の含有率を1%程度の精度で、迅速にしかも簡易に定量することが可能であり、配合飼料中の肉骨粉含有識別の検出法として有効である。 キーワード 近赤外分析法、...
要約 農産物価格変動波及モデルを利用することによって、為替変動や特定品目の輸入価格・国内価格の変動、在庫に伴う価格波及の遅延、特定品目の価格政策・在庫政策が農業生産・食料供給に及ぼすコスト面からの影...
要約 近赤外分光法により、肉牛ふん堆肥では水分、全窒素、リン酸、加里、石灰、苦土、および全炭素を、鶏ふん堆肥では水分、全窒素、石灰、苦土および全炭素を迅速に推定することができる。福岡県農業総合試験場...
要約 中国地域においては、肉用牛飼養農家は非飼養農家に比べて耕作放棄地率が低い。また、肉用牛飼養農家の中でも、繁殖牛を飼養している農家と飼料作を作付けている農家は、耕作放棄地率が低い。 背景・ねらい ...
要約 ロシアの農業生産は,依然として気象条件に大きく左右され,不安定な状態にある。このため,ロシアは,国際農産物市場における大きな不確定要因となっており,今後の動向に今まで以上に注意を払う必要がある...
要約 近赤外分析法による畜種共通の検量線により家畜堆肥中の全窒素及び炭素は畜種にかかわらず高い精度で推定できる。リン酸の推定精度は豚ふん堆肥では比較的高いが、カリの推定は困難である。 背景・ねらい 畜...