要約 5齢4~5日のカイコ幼虫を0~5℃の低温で麻酔処理した後、赤外線レーザ光で外皮のみを切開することにより、カイコ幼虫の体液採取が効率的に行える方法を、考案し、それを利用した自動体液採取装置を開発した。...
要約 稲麦用2条刈りバインダーと野菜作業車を組み合わせ、晩秋蚕期の中間伐採に使用する条桑刈取機を開発した。本機は収穫条桑の搬出が可能であり、バインダーを取り外すことにより野菜の収穫作業等に使用可能で...
要約 二段循環型の壮蚕飼育装置は、フレームの内側に二段のレールを装備し、飼育台車を水平移動させる。フレームの前後には飼育台車の循環用として4本のスクリューボルトによる昇降機構を備え、廃条の運搬距離を...
要約 カイコ幼虫が脚で物にしがみつく力である把握力を正確かつ迅速に測定するため、把握力測定装置を試作した。この把握力測定装置は、定速引張機、デジタル式張力計、計測ソフト、パソコン等からなり、幼虫脚の...
要約 密植機械化桑園において、被覆肥料配合固形肥料を用いた年1回施肥法は従来の施肥法と比べ収量に差はなく、施肥管理作業の省力化が図られる。 背景・ねらい 先進国型養蚕に対応した栽桑技術を確立するため、<...
要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
要約 桑育成系統「本75-26」に「No.3001」を交雑し、普通植向き桑系統[「本87-99」を選出した。本系統は夏切ともに「しんいちのせ」より多収である。枝条の伸長は劣るが、枝条数は多く、やや展開する姿勢を示すこ...
要約 「一ノ瀬」に桑育成系統「本65-87」及び「No.3001」を交雑し、桑系統「本88-35」及び「本88-48」を選出した。いずれも多収性を有するが、やや展開する姿勢を示すことから、普通植栽培に適するものと考えられ...
要約 条払い上蔟法を前提に、開発した自動条払い機、自動熟蚕秤量機、自動熟蚕振込機及び蔟懸垂循環装置等を利用した機械化システムと、熟蚕収集から蔟への振込みに至る高能率作業体系を策定した。これの従事者は...
要約 桑育成系統「No.3003」に桑品種「おおゆかた」を交雑し、温暖地向き桑系統「本85-88」を選出した。本系統は夏切、春切ともに「しんいちのせ」より10%以上多収である。枝条の伸長は劣るが、条径は「しんい...
要約 養蚕農家に導入されているリフト式ローダーの汎用化を図るため、桑抜根用アタッチメントを開発した。試作機での抜根作業はスムーズに行え、作業に要する時間は約3.5時間/10aで、大型機械(バックホー)並み...
要約 上蔟の作業工程のうち、熟蚕の振り込みから蔟器の懸垂、収納までの行程を上蔟簡易ネット使用により機械化して、上蔟作業の時間短縮を図る簡易な装置である。 背景・ねらい 上蔟作業は作業工程が多く、短時間...
要約 「本80-60」は枝条の伸長が良好で、節間は短く、再発芽性に優れた温暖地・密植向き桑系統である。本系統は春蚕期および晩秋蚕期の収量が多く、年間を通じて生育が旺盛であるところから、多回育および機械収...
要約 桑種茎直播法による新桑園造成法と従来の苗木植付法の経済性を比較したところ造成時間は6分の1、造成費用は3分の1であった。また、本法は完全機械化桑園を造成するのに対応する。 背景・ねらい 養蚕経営上の...
要約 平地農業地域の桑園借地による養蚕経営規模を拡大するための成立条件としては、養蚕縮小・廃止による桑園貸出し希望農家の存在、おおむね標準小作料以内での借地料設定、土地改良事業済みで機械化収穫が可能...
要約 移動式回転蔟懸垂装置を導入することにより、蔟懸垂時に蔟器を持ち運ぶ手間を省き、また営繭後は回転蔟を詰めることにより収繭スペースを作り、収繭作業の省力化が図られる。 背景・ねらい 養蚕作業の中で上...
要約 桑種茎直播のための穂木の調製は家庭用丸ノコを用い、播種は長いも播種機を改良した種茎直播用播種機を用いて行うと作業能率が向上し、実用化可能な活着が得られた。 背景・ねらい 養蚕経営の規模拡大を図る...
要約 豆刈機を基に開発した密植桑園用条桑刈取機(JK-1)は、刈高40cmまでの収穫が可能で、刈残し枝条が少なく、切断面および収穫枝条の損傷が少ないなどの特徴があり、一人作業で、バインダ型桑収穫機と同等の収穫...