要約 機能分子を結合するための「結合の手」(アジド基)が組み込まれたクリッカブルシルクの量産化を実現するため、実用品種との交雑育種を実施する。その結果、クリッカブルシルクの生産量が約3倍に向上するとと...
要約 マニュアル化した遺伝子組換えカイコの大量飼育法により生産した、緑色蛍光絹糸および赤色蛍光絹糸を活用して、撚糸会社、織物会社、有名デザイナーおよび人形メーカーによる異業種連携により、ウエディング...
要約 クワの葉がカイコ以外の昆虫に対して強い毒性と耐虫性を持つことと、その原因がクワの葉から滲出する白い乳液に高濃度で含まれる糖代謝の阻害剤として知られる3種の糖類似アルカロイド物質や高分子物質など...
要約 易にゲル化や乳化する天然高分子セリシンと、紫外線遮蔽効果や抗酸化性、抗菌性を示すフラボノイドを同時に分泌するセリシン蚕品種を交雑育種法により開発した。 背景・ねらい 近年、セリシンは生体適合性な...
カイコ濃核病ウイルス1型に対する優性の非感受性遺伝子Nid-1の座位
要約 カイコ濃核病1型(DNV-1)に完全抵抗性の蚕品種として知られる「大成」は、DNV-1に対する優性の非感受性遺伝子Nid-1を保有している。遺伝分析の結果、Nid-1の座位は第17連関群の31.1であることが明らかにな...
要約 桑育成系統「本75-26」に「No.3001」を交雑し、普通植向き桑系統[「本87-99」を選出した。本系統は夏切ともに「しんいちのせ」より多収である。枝条の伸長は劣るが、枝条数は多く、やや展開する姿勢を示すこ...
要約 カタログ化したカイコのcDNAクローンと個体別に調製したDNAを用いて、非アイソトープ系連関検索を行った。その結果、2 クローンづつが連関した8の連関群と、個々の独立した連関群を示す11クローンとなり、合...
要約 優性の抵抗性遺伝子Nid-1を導入して育成した春蚕用普通蚕品種の「大成」は、カイコ濃核病ウイルス1型に対し完全な抵抗性を示す。本品種は白繭系二化性日中一代交雑種であり、良質繭の高い生産性と優良な繭糸...
要約 「一ノ瀬」に桑育成系統「本65-87」及び「No.3001」を交雑し、桑系統「本88-35」及び「本88-48」を選出した。いずれも多収性を有するが、やや展開する姿勢を示すことから、普通植栽培に適するものと考えられ...
要約 [要約]春蚕用の広食性蚕品種「ひたちさんし」を民間との共同研究により育成した。本品種は強健で収繭量が多い多収性品種である。また、生糸量歩合、解じょ率、小節、練減率などの繭糸質が優良であり、高品...
Fragaria x ananassaとF.nilgerrensisとの複倍数性種間雑種と特性
要約 8倍性栽培イチゴ(F.× ananassa)と2倍性野生種(F. nilgerrensis)との種間雑種から試験管内倍化法により、着果性に優れ、果重、果形、糖度、ビタミンC含量などは栽培イチゴと同程度で、かつ野生種の...
要約 桑育成系統「No.3003」に桑品種「おおゆかた」を交雑し、温暖地向き桑系統「本85-88」を選出した。本系統は夏切、春切ともに「しんいちのせ」より10%以上多収である。枝条の伸長は劣るが、条径は「しんい...
要約 カイコの胸部形成異常系統Ncと腹部形成異常系統 ENについてホールマウントin situハイブリダイゼーションを行いNcはBmAntp遺伝子のホメオボックス領域を欠失しており、ENは腹部でのBmAntp遺伝子の発現を抑制...
要約 RFLP連関検索に必要な個体別のDNA簡易調製法を確立し、これを用いたノンアイソトープ系でのサザーン法による評価法を確立した。 背景・ねらい バイテク等の新育種法による有用形質の付与技術の開発や、昆虫...
インド蚕品種の核多角体病ウイルス及び濃核病ウイルスに対する抵抗性
要約 インド蚕品種のSarupat, NistariおよびMoriaは核多角体病ウイルス(以下、NPV。)に抵抗性が高かった。Sarupat, Nistari, Moria, C. NichiおよびPure Mysoreの5品種は濃核病ウイルス(以下、DNV。)Ⅰ型に抵...
カイコのゲノムからのDNA多型を示すクローンのスクリーニング法
要約 RFLP検出用のプローブを単離するためカイコの支108号系統由来のゲノムDNAライブラリーを作出した。このライブラリーのスクリーニング法が確立され、RFLPを検出できるクローンの単離効率が明らかにされた。 ...