要約
要約 日長反応性のうち短日遅延性を大きくした大麦の早生系統を作出した。この系統は出穂期の年次変動が小さく、暖冬でも茎立が早くないため凍霜害の発生が少ない。 キーワード オオムギ、温暖化、日長反応性、...
果実肥大性に優れ、発酵果が少ないネットメロン新品種「こまちクィーン」
要約 地這い栽培に適した緑肉のネットメロン「こまちクィーン」を育成した。この新品種は県内の主力品種「KA-91」より果実肥大性に優れ、発酵果の発生が少なく、収穫期の判定が容易であるため高品質な果実を生...
要約 「スイカ久安1号」は市販品種の雌花着生数に比べ、およそ2倍の両性花を着生する。本系統は、雌花あるいは両性花の着生数が多く、短期間での集中着果が容易なスイカ品種を育成するための育種素材として利...
茨城県内で発生するメロンつる割病菌のレースと判別品種を用いたレース検定法
要約 茨城県で発生するメロンつる割病菌のレースは、「レース1」、「レース1,2y」及び「レース1,2w」が主体である。これらレースは、メロン4品種「アムス」、「大井新一号」、「Charentais Fom2」、「CM17187...
要約 近赤外分光法を利用した安価なメロン用簡易非破壊糖度計を開発した。本装置は、フィルタータイプ、透過型で、メロン糖度を非破壊的に測定し、メロンの糖度を予測標準誤差0.7~0.8Brix%の精度で予測すること...
メロンのうどんこ病菌レース1抵抗性の選抜に有効なDNAマーカー
要約 メロン素材系統「AR 5」の持つうどんこ病菌レース1に対する作用力の大きい抵抗性遺伝子は、2つの単純反復配列(SSR)マーカーの間に座乗する。これらのマーカーを用いることにより、うどんこ病抵抗性個体...
要約 DNAマーカーデータベース「VegMarks」は、野菜茶業研究所で開発された各種野菜のDNAマーカーの情報をまとめたものである。野菜の育種・遺伝研究の情報基盤として、インターネットを介して広く利用できる。 ...
新たに見いだしたスイカ緑斑モザイクウイルス抵抗性マクワウリ「Chang Bougi」
要約 マクワウリ「Chang Bougi」は、スイカ緑斑モザイクウイルスのSH株(CGMMV-SH)に対し、発病遅延型抵抗性を有する。 キーワード メロン、スイカ緑斑モザイクウイルス、CGMMV、抵抗性、遺伝資源 背景・ねら...
要約 本県オリジナルのニガウリ品種の育成を目的に、苦みが弱く、果実の突起がなだらかで、雌花着生が安定し、多収なF1品種「熊研BP1号」及び「熊研BP2号」を育成した。 キーワード ニガウリ、F1新品...
要約 温室メロンの追熟に伴う果実の収縮を、収穫直後の果実赤道部に着装した測定部位15cmの合成紙のベルトと専用のゲージで測定することにより、ゲージ値と果肉硬度との関係に基づいて、ゲージ値が3cmになった時...
要約 メロンえそ斑点病汚染土中のオルピディウム菌の活性は、保存温度や含水率の変化にあまり影響を受けないが、MNSVは、含水率の低下に大きな影響を受ける。含水率約16%の汚染土を摂氏4度下で保存することにより...
改変エチレン受容体遺伝子(Cm-ETR1/H69A)導入による雄性不稔キクの作出
要約 69番目のヒスチジンをアラニンに置換したメロン由来改変エチレン受容体遺伝子を遺伝子組換え技術によってキクに導入することで、花粉が全く形成されない雄性不稔キクの作出が可能になる。 キーワード キク、...
要約 市場流通の過程でナス果実に発生したガクの離脱(へたはずれ果)には、エチレンガスと保管温度の影響が大きい。エチレン濃度が高いと15℃以上で、濃度が低くても17℃以上で発生する。いずれの濃度でも25℃以上...
要約 「空知交14号」はメロンにおける主要病害であるうどんこ病に耐病性を有しているため栽培管理が容易である。また、ネット形質が優れ、香りや肉質も良好である。そのため「空知交14号」は北海道の緑肉メロン産...
要約 温室メロンの追熟に伴う赤道部外周の微小な減少量と果肉硬度との間には高い負の相関関係が認められる。赤道部外周の減少量を増幅して測定できる外周減少測定装置により、果肉硬度を±0.03kgの誤差で推定でき...
日持ち性関連遺伝子導入メロンの日持ち性向上並びに有害物質の非産生
要約 日持ち性関連遺伝子を導入した遺伝子組換えメロンは、導入された遺伝子が発現し果実の日持ち性が付与されること以外に生態的特性、生殖特性、有毒物質産生能および土壌の微生物相など非組換え体との差はみら...
要約 えそ斑点病の発生は本道8支庁27市町村で認められる。抵抗性台木利用は最も防除効果が高い。灌水太陽熱消毒の防除効果は高く、10cm地下で39℃・170時間以上で防除価95を期待できる キーワード メロン、えそ斑...
アールス系メロン'O-3'由来の日持ち性を判別できるLAMPマーカー
要約 アールス系温室メロンの日持ち性と連鎖するCAPSマーカーの認識部位の塩基配列を解析した結果、日持ち性と非日持ち性メロンとの間の配列の相違は1塩基のみであった。この差異を検出できるLAMPプライマーを設...
AFLP法による東・南アジアのメロン遺伝資源の遺伝的関係の解析
要約 AFLP法によると日本の網メロンとマクワ・シロウリ類は、どちらも遺伝的変異の小さい集団である。マクワとシロウリ類は一つのグループに分類され、また、南アジアの小粒系と密接に関係する。一方、インドのメ...