要約 カラムナータイプのリンゴでは、地上部で異所的に発現した新規ジオキシゲナーゼが活性型ジベレリンを減少させることにより、節間が短く、側枝の発生が少なくなり、円柱状の樹形を示すようになると考えられる...
カラムナータイプのリンゴを正確に選抜できるDNAマーカーの開発
要約 リンゴのカラムナー性の原因と考えられる挿入変異周辺のゲノム配列から設計した3種類のプライマーを用いたPCRにより、カラムナータイプのリンゴを正...
要約 形質転換体由来の蛍光タンパク質をマーカーとして用い、キク植物体の培養葉切片の癒合と癒合部分からの植物体再分化を介して、キク周縁キメラ植物を作出できる。 キーワード 周縁キメラ、キク、組織培養、蛍...
タバコマイルドグリーンモザイクウイルスの宿主特異性を決定するメカニズムの一端の解明
要約 タバコの病原体であるタバコマイルドグリーンモザイクウイルス(TMGMV)は、同じナス科植物であるトマトには感染できない。その原因が、トマトtm-1タンパク質の結合により引き起こされるTMGMV複製タンパク質...
要約 リンゴの成熟果の果皮で発現するMYB様転写因子遺伝子(MdMYBA )は、果皮の着色が誘導される低温等の条件下で発現量が増加する。これを過剰発現させたリンゴ子葉等では着色が誘導されることから、MdMYBA ...
要約 単離したシクラメンの耐暑性に関与する脂肪酸不飽和化酵素遺伝子(CpFAD)から作製したRNAiベクターを用いた遺伝子組換えにより、葉におけるリノレン酸含量が著しく低下した形質転換「ビクトリア」(2倍体)を...
要約 飼料イネ用新品種「タチアオバ」は、通常の収穫作業では脱粒はほとんど見られず、麦跡等の普通期移植栽培・直播栽培およびたばこ跡等の晩期移植栽培のいずれでも糊熟期~黄熟期での稲発酵粗飼料としての収穫...
要約 「秋音色」を早植栽培(5月中旬移植)すると、春キャベツとの栽培体系が可能である。その場合、疎植栽培が有効であり、施肥は残さ物の窒素発現を考慮し、基肥及び晩期穂肥を省略しても慣行栽培並みの収量が...
キーワード チューリップ、えそ病、ネクロウイルス、病原性 背景・ねらい チューリップえそ病の病原はタバコネクロシスウイルスTobacco necrosis virus (TNV)とされてきたが、その分類は十分に整理されていない。...
改変エチレン受容体遺伝子(Cm-ETR1/H69A)導入による雄性不稔キクの作出
要約 69番目のヒスチジンをアラニンに置換したメロン由来改変エチレン受容体遺伝子を遺伝子組換え技術によってキクに導入することで、花粉が全く形成されない雄性不稔キクの作出が可能になる。 キーワード キク、...
要約 嵯峨ギク‘小倉錦’にrolC遺伝子を導入することにより、側枝数が増加するとともに節間伸長が抑制される。 キーワード キク、形質転換、rolC 背景・ねらい タバコやカーネーションなど多くの植物種...
ガラス繊維濾紙を利用した植物からの迅速・簡便・低コストなDNA抽出法
要約 抗酸化物質を含ませたガラス繊維濾紙を用いることにより、迅速・簡便かつ低コストで植物からDNAを抽出することができ、濾紙に吸着させたDNAは常温乾燥状態で長期保存することができる。 キーワード DNA抽出...
チューリップ条斑病発病株から特異的に検出されるウイルス様粒子とその血清学的診断法
要約 チューリップ条斑病発病株から、屈曲したひも状のウイルス様粒子が特異的に検出される。本粒子に対する抗血清を用いた血清学的診断法により、本病は診断できる。 キーワード チューリップ、条斑病、ウイルス...
サトイモ用移植機が利用できるサトイモセル成型苗の育苗方法と栽培管理法
要約 サトイモ種イモを頂芽切除後分割し、セルトレイで育苗することにより、サトイモ用半自動移植機が利用できる。本育苗方法は、種イモ必要量が約4分の1となり、種苗コスト削減ができる。収量は、定植直後からの...
チューリップ条斑病発病株から特異的に検出されるウイルス様粒子とその血清学的診断法
要約 チューリップ条斑病発病株から、屈曲したひも状のウイルス様粒子が特異的に検出される。本粒子に対する抗血清を用いた血清学的診断法により、本病は診断できる。 キーワード チューリップ、条斑病、ウイルス...
要約 省力的な早熟栽培技術としてタバコ栽培用の貼付トンネルの利用が可能であり、時期としては、3月下旬から4月中旬までの挿苗、7月下旬収穫で2t以上の収量が上げられる。 キーワード カンショ、貼付トンネル、...
グルカナーゼとキチナーゼ遺伝子の種同時発現による抗菌活性強化
要約 細胞間隙分泌型に改変した溶菌酵素遺伝子のβ-1,3グルカナーゼとキチナーゼ遺伝子を連結したバイナリーベクターによって植物を形質転換することにより、細胞間隙における両遺伝子の発現が可能で、抗菌活性を...
葯培養由来で低アミロースの水稲新品種候補系統「熊本A25号」
要約 水稲「熊本A25号」は黄金晴/関東168号(後の「ミルキークイーン」)のF1を葯培養して育成した中生の低アミロース系統で、耐倒伏性が強く、良質、極良食味である。熊本県の平坦肥沃地の普通期作及びい草、た...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
要約 タバコ・アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子のプロモーター領域214bpのDNA断片(ADH200)を35Sプロモーターに連結すると、キク形質転換体における導入遺伝子の発現が安定化すると同時に根において高い発現を...