要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
パン用小麦のSDSセディメンテーションとSKCS硬度の遺伝率
要約 軟質小麦と硬質小麦の交配集団では、パン用小麦の少量選抜法であるSKCS硬度はタンパク含量よりも遺伝率が高く、特にSDSセディメンテーションは下方向への遺伝率が高い。 キーワード 小麦、SDSセディメンテー...
要約 「キタノカオリ」は登熟中期の低温条件により成熟期のα-アミラーゼ活性が高まりやすく、成熟期以降の低アミロ耐性も「ホクシン」より低いことが明らかとなった。 キーワード α-アミラーゼ活性、気象条件、...
基盤整備した汎用田の透排水性と先端的技術導入による多収栽培の実証
要約 大区画に基盤整備した汎用田では透排水性が改善され、サブソイラなどの営農的排水対策も透排水性向上に効果的である。また、大豆の狭畦密植栽培、秋まき小麦の大豆間作栽培、春まき小麦の初冬まき栽培など先...
要約 気温、湿度、降水時間より、出穂期以降の小麦子実の含水率の推移を推定する。生理的成熟期の穂発芽危険度は、子実含水率70から50%の期間の平均気温と、50%から生理的成熟期までの降水日数を用いた重回帰...
要約 早播による凍霜害及び入梅後収穫による品質低下を生じ易い「農林61号」を補完する早熟品種として、多収で栽培特性や製粉・製麺性が優れる「イワイノダイチ」を奨励品種に採用する。 キーワード コムギ、早熟...
要約 早生・短強稈・多収で、大麦縞萎縮病に極強で、精麦白度が優れ、炊飯後の褐変程度が低い六条大麦「シルキースノウ」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 六条オオムギ、大麦縞萎縮病抵抗性、精麦...
収量性および製粉性が改善されたもち性小麦新品種「うららもち」
要約 小麦「うららもち」はもち性品種で、「あけぼのもち」と比べてやや長稈で、収量性および製粉性が優れる。三重県等で地域特産的な用途向けに普及が見込まれる。 キーワード コムギ、もち性、地域特産、新品種...
要約 成熟期後の3回の降雨により10日程度刈遅れた場合、小麦容積重は30~60g/L程度低下する。この容積重低下の要因として、粒の膨張(主因)と種皮表面の平滑さが低下することが挙げられる。ウシオコムギ、農林61...
福島県中通り、浜通りにおける小麦「ゆきちから」の子実タンパク質含量の制御
要約 「ゆきちから」の子実タンパク質含量は、出穂期の止葉葉色だけでは予測が難しく4月上旬の茎数から予測ができる。子実タンパク質含量が11.5%より低下すると予測されるとき、出穂期追肥量を増加することで子実...
要約 硬質小麦「ミナミノカオリ」において、収量性が優れ、生地の物性が良好で、製パン適性が優れる播種時期は11月20日頃である。 キーワード 生地の物性、グルテン、製パン適性、播種時期、ミナミノカオリ 背景...
製パン適性の高い小麦品種「ミナミノカオリ」の熊本県における特性
要約 硬質小麦品種「ミナミノカオリ」は、「ニシノカオリ」より出穂期が1日、成熟期が1日遅く、収量、タンパク質含有率は同程度であるが、製パン適性が高いため、熊本県の奨励(認定)品種に採用する。 キーワー...
要約 醤油醸造用に向けた硬質小麦「ニシノカオリ」、「ミナミノカオリ」において安定した収量及びタンパク質含有率13%以上を達成するためには、水稲跡・大豆跡ともに窒素施肥量は、基肥5kg/10a、分げつ肥2kg/10a...
要約 適正な窒素施肥で栽培されたミナミノカオリはタンパク含量が増加し、1CW(カナダ産・標準品)や市販パン用小麦粉と同等若しくはそれ以上の製パン性を示す。しかし、窒素施肥が少ないと玄麦中のタンパク含量...
要約 滋賀県における「ふくさやか」の播種適期は10月下旬から11月中旬で、11月上旬播種が最も高く安定した収量が確保できる。最適な播種量は、全面全層播で10kg/10a程度である。基肥窒素を2kg/10a減量、3月上旬追...
TriticumおよびAegilops属植物における胚乳澱粉の側鎖長分布
要約 Triticum およびAegilops 属植物の胚乳澱粉の側鎖長分布には種内に変異が認められる。種間の変異は小さいため、節および属の間には明瞭な違いが認められない。これらの属の植物の澱粉には老化特性に影響を与...
要約 小麦「ふくほのか」は成熟期が「シロガネコムギ」と同程度の早生種で、赤さび病と穂発芽に強く、多収である。製粉歩留とミリングスコアが高く、製粉性が優れる。小麦粉のアミロース含有率がやや低く、ゆでめ...
要約 成熟期後の3回の降雨により10日程度刈遅れた場合、小麦容積重は30~60g/L程度低下する。この容積重低下の要因として、粒の膨張(主因)と種皮表面の平滑さが低下することが挙げられる。ウシオコムギ、農林61...
製パン適性の良い小麦品種「ニシノカオリ」の熊本県における特性
要約 準硬質小麦品種「ニシノカオリ」は、「シロガネコムギ」より出穂期が3日、成熟期が1日遅く、収量は劣るが、タンパク質含有率が高くパンの原料に適しており、熊本県の奨励品種に採用する。 キーワード 奨励品...
要約 「ミナミノカオリ」は「農林61号」に比べ2日早生で、タンパク質含有率が1.8ポイント高く、醤油醸造に適することから、平坦地向け醤油醸造用品種として奨励(認定)品種に採用する。 キーワード 奨励品種、ミ...