抵抗性品種「根育31号」と土壌酸度調整の併用によるジャガイモそうか病の防除
要約 抵抗性品種「根育31号」と土壌pH調整の併用によるジャガイモそうか病の防除効果は単独のそれより優り、生食用ばれいしょとして発病度5(病いも率15%)以下を目標とすると、「男爵薯」の発病度20(病いも率5...
要約 圃場において根雪前に人工接種を行い、越冬後にアルファルファの萌芽期と草勢を評価することにより、雪腐黒色小粒菌核病に対する抵抗性検定が行える。抵抗性の品種間差異は大きい。 背景・ねらい 北海道の多...
要約 ばれいしょ「北海83号」は、強度のそうか病抵抗性を示し、そうか病発生地帯でも栽培可能な生食用ばれいしょである。いもは楕円体でラセット皮を有し、粒揃いが良い。目が浅く、変色が少ないので一次加工に適...
異なるカルシウム濃度条件下におけるトマト青枯病抵抗性の品種・系統間差異
要約 〔要約〕トマト20品種・系統の幼苗の青枯病抵抗性を異なるカルシウム濃度条件下で検定した場合、抵抗性が高い品種・系統では培養液カルシウム濃度が高い条件で抵抗性が顕著に向上する。 キーワード トマト...
要約 市販F1品種にはキャベツバーティシリウム萎凋病に対し、激発圃場でも被害を回避できる強い抵抗性を有する品種が存在する。固定品種の抵抗性検定結果との比較により、今後の抵抗性育種の可能性が示唆された。...
要約 ピーマンの新品種「鹿島みどり」は、TMV-p(PMMoV-J)抵抗性を有した青果栽培用F1品種で、L3抵抗性遺伝子をホモに持ちその抵抗性は極めて強い。果実は中長形で、果色の緑が濃く、果肉が薄く軟らかい。高温期...
要約 抑制トマトの直播栽培法は、慣行のポット育苗による移植栽培法に比べて、播種から定植までの作業時間が半分以下に省力化でき、収量も約20%増加する。この栽培法では、テープシーダーを用いて1粒播きし、出芽...
我が国のカーネーション萎凋病菌のレースおよび体細胞和合性グループ
要約 〔要約〕我が国で分離されたカ-ネション萎凋病菌はそのほとんどがレ-ス2に属する。また、すべての菌株が一つの体細胞和合性グル-プ(VCG)に属する。(Keyword)カ-ネション萎凋病菌、レ-ス2、体細...
青枯病強度抵抗性の生食用大玉トマトの中間母本候補'とまと中間母本農9号'
要約 ‘とまと中間母本農9号’は青枯病に対して台木用品種‘LS89 ’と同等ないしやや劣る強度抵抗性を有し、果色が桃色、果重が160~200gの生食用大玉トマトである。本中間母本はトマトの青枯病抵抗性品種育成の育種...
水田裏作ハクサイでの根こぶ病罹病性品種の菌密度に応じた防除対策
要約 水田裏作のハクサイ根こぶ病対策は、石灰窒素施用を基本に、菌密度が6×103 個/g土以下では育苗用土に炭酸カルシウム9%を添加した苗の利用が、6×104 ~6×105 個/g土は薬剤処理と石灰資材の局所施用をさらに追...
要約 大豆のRAPD分析の結果、ダイズわい化病の発病度に関するQTLが連鎖群Gに存在することが認められた。RFLP解析により連鎖地図を作成し、インターバルマッピングを行ったところ、発病度に関する2つのQTLの存在が...
大豆における開花期低温抵抗性の機作と検定条件および間接選抜指標
要約 既存品種に優る開花期低温抵抗性品種を育成するための検定条件を確立し、有効な間接選抜指標を見出すとともに、抵抗性の機作として受精能力の差異が関係していることを明らかにした。 背景・ねらい 平成5年...
リンゴ培養シュートへの放射線照射突然変異によって斑点落葉病抵抗性を選抜
要約 リンゴの重要病害である斑点落葉病に対して感受性の品種の培養シュートへ放射線照射して突然変異を誘起した。これらの個体から、本病の宿主特異的毒素処理ならびに病原菌接種により、抵抗性に変異した系統を...
要約 ネコブセンチュウ抵抗性トマトに強い病原性を示すネコブセンチュウの抵抗性打破系統は、施設栽培の抵抗性トマト連作地帯でのみ検出される。その出現には高温条件下の抵抗性トマトの連作が関与する。 背景・...
要約 トウモロコシ南方さび病は西日本地域に広く発生し、その発生程度は初発時期の早晩、夏期の気温と降雨、秋期の気温、栽培品種の抵抗性などとの関わりが深い。第一次伝染源は海外から飛来する夏胞子と考えられ...
水稲中間母本農4号のトビイロウンカ抵抗性の有無を識別できるPCR用プライマー
要約 A3プライマーによって、PCRで増幅されるDNA断片の有無により、水稲関東PL5由来の品種・系統のトビイロウンカ抵抗性の有無を識別できる。 背景・ねらい RAPD解析用のプライマ-UBC148は、関東PL5(中間母本農4...
要約 水稲「群馬14号」は、「朝の光」並の収量性を持つ、アミロース含量が10%程度の低アミロース系統で、「朝の光」よりやや早い中生の早の熟期で、縞葉枯病抵抗性である。 背景・ねらい 群馬県の平坦地域は米麦...
要約 水稲短稈品種ゆめひたちの稈長には、IR8由来の半矮性遺伝子sd1のほか、稈長を実用的な長さにまで増大させる方向に働く微働遺伝子が関与しているとみられる。交配親とした場合、短稈個体の選抜は容易であり、...
要約 イネいもち病抵抗性遺伝子(Pii、Pik-m、Pit)と分子マーカーの間で連鎖分析を行い、各いもち病抵抗性遺伝子と連鎖する分子マーカーを見出した。九州農業試験場・水田利用部・稲育種研究室 背景・ねらい い...
要約 第2染色体上に存在するイネのいもち病抵抗性遺伝子Pib を遺伝地図情報を利用して単離した。Pib 遺伝子は1251アミノ酸からなる蛋白質をコードし、その蛋白質はヌクレオチド結合部位とロイシンに富む反復配列...