要約 京都府と共同育成した「京の輝き」は、出穂・成熟期が「日本晴」よりやや早い、大粒で酒造適性に優れる掛米用品種である。玄米収量は「日本晴」と比較して1割ほど多い。 キーワード イネ、酒米、多収、京の...
加工用途に適する寒地向け高アミロース米新品種候補系統「北海315号」
要約 「北海315号」は北海道での出穂期が“中生の早”に属する高アミロース系統である。米粉を利用したライスパスタ、クッキーなどの加工適性に優れ、加工用途の原料として有望である。 キーワード イ...
要約 水稲「楽風舞」は寒冷地南部では早生に属し、高度精米耐性を有する酒造用品種である。製造酒の酒質は、清酒では淡麗、泡盛では軽快で華やかに仕上がる。 キーワード イネ、酒米、高度精米耐性、清酒、泡盛、...
極多収で加工・業務用に適した中生水稲新品種候補系統「関東239号」
要約 水稲「関東239号」は温暖地東部における出穂期が中生の早に属する粳種である。収量性が極めて高く、酒造用掛米などの加工用に適するほか、業務用米への利用も期待される。 キーワード イネ、業務用米、酒造...
要約 高温登熟条件下における胴割れ米発生を軽減するためには、登熟初期の高気温を回避する作期選択や圃場内地温を下げる水管理が有効である。また、登熟期間の葉色値が高いと胴割れ率が低下する傾向にある。 キ...
耐冷性が強く、餅が白い良食味の水稲新品種候補「山形糯87号」の育成
要約 「山形糯87号」は、中生の糯米系統である。中稈、偏穂重型で、ふ先色は、“赤褐”、耐冷性は“強”である。玄米千粒重は重く多収で、良質、餅の白さが際立ち、良食味である。山形県の奨励品種(認定品種)に採用...
要約 水稲「佐賀27号」は熟期が「レイホウ」より1日程度早い“晩生の早”である。穂数は少ない中間型で、短稈で耐倒伏性に優れ、草姿、熟色とも良い。食味は「ヒノヒカリ」より優れる。収量性は「ヒノヒカリ」より...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...
要約 良食味、難穂発芽性、耐冷性極強の「ひとめぼれ」を奨励品種に採用し、県北部飛騨高冷地帯における稲作の熟期分散と産米の良食味化を図る。 背景・ねらい 飛騨盆地を中心とした本県高冷地帯の水稲品種は、「...
要約 酒米「五百万石」は早植ほど心白発現率は高いが、収量が不安定になることから移植適期は5月下旬である。安定して高い収量・品質を得るには総籾数26,000粒/㎡前後で玄米千粒重26g以上の確保が重要であること...